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私が小学生の時のお小遣いは、月に200円だった。
しかし、これでは駄菓子を買ってしまうとすぐになくなってしまう。
だからお腹が空いているのを我慢して、
友達が駄菓子を買っているのを羨ましいと思いながらも、貯金に回した。
だが、時々母から貯金しているものを貸してくれと言われて貸したことがあった。
月に200円だから、1年で2400円にしかならないのだが、
でも、貸したお金は返ってきた記憶がない。
父はお酒を呑むと正体をなくし、後先考えることが出来ない人間で、
どうも呑むと呑み屋で仲間になった人達に、
お金を大して持っているわけでもないのに奢ってしまうような性格だったようだ。
そんな毎日だから、給料日になると、ツケで呑んでいた分の支払いに追われる。
だから、毎月家庭に入ってくるお金なんて殆どなかったのだ。
父母は毎日のように喧嘩していた。
おまけに母は重い心臓病を患っていたので、入退院を結構していたし、病院代もかなりかかっていた。
僕は子供ながらに、
「将来はこんな生活から脱したい」
「父親のような人間にはなりたくない」
と思った。
「勉強して、良い大学に入って、良い会社に入ればいいのかな・・・」
と、とても漠然とはしていたが、目標らしきものを得た。
そして、父を「反面教師」にすることに決めた。
小学1年の通信簿は、オール3よりちょっと下くらいで、
とてもそんなことを実現できそうなレベルではなかったのだが・・・
ただ、努力すれば結果はついてくるもので、成績は徐々にではあるが目に見えて上がった。
大学は旧七帝大に合格することが出来た。
僕は、貧乏であることを言い訳にはしたくなかった。
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