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「θは遊んでくれたよ ANOTHER PLAYMATE θ」森 博嗣
フリーターの早川聡史(はやかわさとし)が死亡したのは自宅マンションの駐車場、アスファルトの上だった。特に不振な点はなく飛び降り自殺だろうとみられた事件。ただ、奇妙なことに、彼の額には口紅らしいもので赤いマーク「θ」が書かれていた。その半月後、看護師の木村ちあきが勤務先の病院の屋上から飛び降りた。彼女の右手、その手のひらにも「θ」の文字が書かれていた。その後も「θ」が書かれた転落死体が次々と発見される。
このシリーズ私的には消化不良
目の前にある事実だけから
分かることを推理しよう
っていうコンセプトな感じで
動機とかは結局他人の想像の域からでないものは
事実として認識しない
っていうスタンスをとっているようです
これは最近はまっている京極夏彦の京極堂もよく言っている
動機なんていうのは、「後から殺人という常識の範疇をこえた事象を
理解しようという脳の働きが後からこじつけるものであって
重要なことではない
ということと共通するのかもしれないけど
京極堂は推理の段階で動機を重要視していないけど
謎解きの段階では
読者にすっきり爽快に説明してくれます
このGシリーズでは謎解きが中途半端
だんだんもやのかかったような状態から
霧が晴れてくるような臨場感は得られません
もともと、森氏がそれをこの話に求めていないのだと思うので
当然だと思いますが
そもそも事件なんていうものは
そうそうドラマチックなものではないということですか
読み物として出版するのであれば
もう少し読者サービスしてくれてもいいかなとは思いますが
森氏らしい作品ですね
それにしても犀川先生
あなたは神様ですか
事件を人の口から又聞きしただけで
すべてが分かっちゃうですか
あなたがいれば
世の中の迷宮入り事件
すべて解決してしまいそうですね・・・
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