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前回、ラファエロの「大公の聖母」に取り入れられたスフマート法で描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチの未完の絵。
画像:聖アンナと聖母子(Sant'Anna, la Madonna e il Bambino con l'agnllo)
1508-1510年 168×112cm | Oil on panel | Musee du Louvre, Paris
「完成していればレオナルドの最高傑作のひとつとして数えられていたであろう、晩年期に制作された未完の大作『聖アンナと聖母子』。主題の≪謙譲の聖母子≫にマリアの母アンナがその膝に母子(聖母マリアとキリスト)を抱くというあまり例のない構図で描かれた本作は、画家の生涯で二度目となったミラノ滞在中、当時のフランス国王ルイ12世のために制作された作品だと考えられている。また未完とはいえ、人物の柔らかくも甘美さを併せ持つ表情や、スフマートで描かれる卓越した表現技法などから、多くの画家がこの作品を模写している。キリストに手を差し伸べ抱き上げる聖母マリアは、新約聖書ルカ福音書では、夫となる聖ヨセフとの婚約中、大天使ガブリエルから受胎告知を受けたとされる。五世紀前半からは神(キリスト)の母や無原罪の女性として崇敬の対象となった。この世の終焉に現れるメシア(救世主)とされる羊と戯れる幼子キリストの名称は元来、油を塗られた者の意で、王に与えられる称号であった。夫であるヨアヒムと20年近く連れ添いできた始めての子供で、聖母マリアの母として知られる聖アンナの我が子(マリア)と孫のキリストを見つめる表情は、聖者に相応しく穏やかさと慈しみに満ちている。
【マリアの母、聖アンナ】
夫であるヨアヒムと20年近く連れ添いできた始めての子供で、聖母マリアの母として知られる聖アンナの我が子(マリア)と孫のキリストを見つめる表情は、聖者に相応しく穏やかさと慈しみに満ちている。
【我が子を抱き上げるマリア】
キリストに手を差し伸べ抱き上げる聖母マリア。新約聖書ルカ福音書では、夫となる聖ヨセフとの婚約中、大天使ガブリエルから受胎告知を受けたとされる。五世紀前半からは神(キリスト)の母や無原罪の女性として崇敬の対象となった。
【羊と戯れるキリスト】
羊と戯れる幼子キリスト。この世の終焉に現れるメシア(救世主)とされるキリストの名称は元来、油を塗られた者の意で、王に与えられる称号であった。」
(レオナルド・ダ・ヴィンチ-聖アンナと聖母子-:http://www.salvastyle.com/menu_renaissance/davinci_anna.html )
レオナルドもラファエロも母なるものを求めた。彼らは早くに母がいなくて母からの慈愛に満ちた無限の愛(全てを受け入れてくれる)を知らない。だから、その愛の理想の、純粋な姿を追い求めることになった。普通の、平均的な(?)母の愛を享受してるものには見えないものまでも。
前回、男は永遠に究極母性を女性に求めてる、マザコンだって書かれてました。男はその意味で永遠に子供のままなんですよね。でも、女だって母に抱かれる、包み込まれる心地よい愛を求めるはずだと思うんですけどね?男と女で違いがあるとしたら、多分、女は子供を産むことによって、自ら母になれるからかもしれないと思ってます。男には永遠にこの感覚は分からないんでしょうし、女も自らの意志で母性が訪れるわけじゃないから、自覚しようも無いことかもしれません。
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