アットランダム≒ブリコラージュ

「転ぶな、風邪ひくな、義理を欠け」(長寿の心得...岸信介) /「食う、寝る、出す、風呂」(在宅生活4つの柱)

すべらない話

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暗号解読...

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暗号解読 ロゼッタストーンから量子暗号まで
サイモン・シン

単行本: 509ページ
出版社: 新潮社 (2001/7/31)
ISBN-10: 4105393022
ISBN-13: 978-4105393021
発売日: 2001/7/31
商品の寸法: 20 x 14.5 x 4 cm

有名なアメリカンジョークがあるんだけど...
「アメリカがアポロで月へ行った頃、重大な問題に遭遇した。宇宙の無重力状態ではボールペンが使えなかった。そこでNASAは何億ドルもの研究資金を投入して遂に『無重力空間でも字が書けるボールペン』を開発した。一方そのころソビエト連邦の宇宙飛行士は鉛筆を使っていた」
ドイツがエニグマっていう最強の暗号機械を使い、作戦伝達を行っていた。それを英国の天才数学者チューリングは「ボング」という解読機械を開発し、ドイツの暗号文をすべて解読して、ドイツ優勢の戦局を一気に逆転させてしまった。最新数学技術の開発合戦。その勝者こそ歴史の勝利者である!!
というふうに散々盛り上げておいて...
ところでそのころアメリカでは、ネイティブアメリカンの現地語をそのまま暗号として通信に使っていた。アメリカ人以外でそんな言葉を知っている外国人はいないので、その言葉がそのまま暗号状態になってしまったのだ。
・・・
ああ、人生の無常さよ...最高の暗号機械を突破する最高の解読機械を発明した天才数学者チューリングは、その後同性愛容疑で逮捕されそうになり、その逮捕前に自殺してしまった(当時の英国では同性愛は違法)なんという人類的損失。コンピュータの歴史はこのため十数年発展しなかったことはあきらかだ。
ってな内容は本文のごく一部なのだが、妙に気になるところだった。
実は素数と暗号の深い関係を、その入門編といったところが本書の目的だと思う。現在のインターネットにおける電子商取引では暗号技術は必要不可欠なモノであり、何故それほど重要かということが解説されている。・・・」

この本は読んだんだけど...上の話は覚えてないんだから...嫌んなっちゃう...^^;
日本の暗号にも鹿児島弁が採用されたってな話なかったっけ...?

解読不可能な暗号
第二次世界大戦が、激しさを増した1943年、同盟関係にあったドイツから日本に、二隻の潜水艦(=Uボート)が寄贈されることになりました。そのうちの一隻が、ドイツ海軍の乗組員によって東南アジアの日本の勢力範囲まで、回航されたU511号です。
この潜水艦には、1940年9月の日独伊三国同盟成立時から、ドイツに駐在していた軍事代表野村直邦海軍中将(のち大将、海軍大臣)が、便乗することになりました。
野村中将は、他の追随を許さないドイツ通であり、その帰国は、日本の戦術にも大きな影響を与えるなど、重要な意味をもっていました。
U511号は、目的地とされたペナンに着くまで長い期間、連合軍の哨戒圏(しょうかいけん=敵の攻撃を警戒して見張っている地域)を突破しなければならないため、野村中将の動きは、高度の軍事機密事項でありました。そして、日本の外務省としては、秘密裡に野村中将の出発の確証を得る必要がありました。
当時、日本の外務省と在独日本大使館の情報交換は、乱数表(0〜9の数字を無秩序に並べた表)を用いた暗号電報に頼っていましたが、戦局の悪化にともない、さまざまな混乱がおこり、信頼できない状態に陥っていました。
野村中将の動きを察知するために、外務省は、実に大胆不敵な連絡方法を採用しました。それはなんと、国際電話で堂々と日本語で話すというものです。ただし、使われたのは、日本人であっても、他の地方の人間にはわからない、早口の鹿児島弁でした。
通話をしたのは、
外務省側:鹿児島県姶良(あいら)郡加治木村出身の人(暗号名は、「カジキ」)、
在独大使館側:鹿児島県日置(ひおき)郡吉利村出身の人(暗号名は、「ヨシトシ」
の二人でした。
この方法は、野村中将出発前後、10数回行われました。では、最初のころの通話のようすを、吉村 昭氏の『深海の使者』(文春文庫)から引用してみましょう。
――――――――――――――――――――――――――
カジキサー、カジキサー(カジキさん、カジキさん)」
ヨシトシサー? (ヨシトシさんか?)」
カジキサー、ノムラノオヤジャ、ハヨ タタセニャ イカンガナ モ タッタケナ〜?(ノムラの親爺、早く発たせなくては、いけないが、もう発ちましたか?)」
カジキサー。ヨシトシノオヤジャ(「ノムラノオヤジャ」という言い方をとっさに変えてます。) モ イッキタツモス。(カジキさん。ヨシトシの親爺は、もうすぐ発ちます。)」
             (中    略)
ヨシトシサー、ヨシトシサー。ヨシトシノオヤジャ モ モグイヤッタドカイ?(ヨシトシの親爺は、もう潜って行かれましたか?)」
モ モグリャッタ。(もう潜りました。)」
――――――――――――――――――――――――――
アメリカの軍事情報部は、もちろん、これらの通話を傍受し、録音盤を作成して検討しましたが、しばらくは内容はおろか、どこの国の言葉かさえ、分からなかったといいます。」

明治維新の官軍の方の薩長土肥(さっちょうとひ)の勢力図を彷彿とさせますが...
明治政府は...なぜに官軍側の言葉を日本の標準語にしなかったんだろう...?
話しことばの近代史

イギリスがドイツ軍の暗号を解読できてることを知られたくなかったがために同胞の人々を見殺しにしたという今では信じられないような話って有名なの???
戦時には...同じようなことは起こるのは致し方ないことは覚悟しておくのが国民の義務なんですかねぇ...?

画像:http://120.hp2.jp/?p=3273 より Orz〜
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                 アラン・チューリング
        (Alan Mathison Turing1912年6月23日 - 1954年6月7日

 
第二次大戦でドイツが用いていた暗号機は 「エニグマ」 と名付けられていた。 その名は英国の作曲家エドワード・エルガーの変奏曲36番 「Enigma」 から取られたものと云う。 「Enigma」 は 「謎」 という意味である。 これは、一時は、難攻不落の暗号とまで云われていたものであったが、 イギリスはこの暗号の解読にも成功していた。
英国はロンドン郊外のブレッチェリーパークに要員を集め、ここで解読に当たらせた。 この時、革命的とも云われる手法を導入して、エニグマ暗号への突破口を開いたのがチューリングである。 このチューリングは後に、自ら青酸カリを塗ったリンゴをかじって自殺する。 天才と狂気とは紙一重の隣り合わせであろうか。それにしても、このようにしてエニグマは破られていた。
・・・
英国はエニグマ解読の事実を最後まで秘密にした。 コベントリーの町がドイツ空軍の大編隊の爆撃機によって無差別空襲を受けた時も、 英国の首相のチャーチルは、エニグマ解読による情報によってドイツ空軍の空襲を予め知っていたが、 エニグマ解読の秘密を守るために、敢えて事前の対策を取らず、 コベントリーの町をスケープゴートにしたと云う真偽不明の噂さえ伝えられている程である。 エニグマ解読の事実が公表されたのは、戦後も二十年以上を経た1970年代に入ってからである。」

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