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忘れないうちに...^^
この間、胸が痛いだったか?で受診された若者の背部で、聞いたことのない肺雑音が!!
何か汽車のシュシュシュシュシュ〜ってな...???
なんだかわからず...とにかく聞いたことのない音が聴取されますから、できれば胸部CTを撮らせて頂いた...らば...なんと、縦隔気腫がわずかに認められた...!!
調べてみると...
https://res81.exblog.jp/19015557/ より 引用 Orz〜
「Hamman's signとは、心収縮中期(心音の I 音,II 音の間)にクリック音が聴取され、縦隔気腫や左気胸で聴取される所見です。
この雑音は、"crunching" "bubbling" "popping" "crackling" "clicking" "popping"、などと表現されています。 かなり特徴的な雑音で、私自身も"ペコペコ"サインと命名していました。 一回聞くと忘れることはありません。 特に左気胸の患者さんに左側臥位になってもらうと、よく聞こえます。 この音は患者さん自身が最もよく聞こえており、問診上も有用です。 「横になるとポコポコします?」なんて感じで問診しています。 Louis Hammanが1937年に初めて著しました。 (Tr Assoc Am Physicians 1937; 52:31 1-19) 最初は縦隔気腫の所見であると報告され、その後気胸でも聴取されると報告されました。 (Ann Intern Med 1939; 13:923-27, JAMA 1945; 128:1-6) Hammanは、 「縦隔の空気が心臓に接する位置に溜まると、心拍動によりこの音が発生する」と説明しました。 しかし、Hamman自身がまとめた7症例のうち、Xpで縦隔気腫が確認されたのは2例のみで、残りは2例が左気胸、3例は気胸も縦隔気腫もなし、でした。 それでええんかい・・・? そして、左気胸でこの音が聞こえる、との報告が相次ぎます。 (Dis Chest 1969; 56:31-36、Lancet 1939; 2:1208-11、 Am J Med 1955; 18:547-56、Dis Chest 1957; 32:421-34、 Br Med J 1961;1:1342-46、"Fraser"にも記載あり) これらの気胸のほとんどが軽症で、診断自体も苦慮するくらいだったそうです。 Lancet 1939; 2:1208-11には、人工的に左胸腔に25ml空気を入れると雑音がした、と記載されています(スゴイ)。 おそらく、心臓に接する部分にある程度までの量の空気(多すぎてはダメ)があると、 心拍動により音が生じるのだろうと思われます。(Chest 1992; 102:1281-82)」 「縦隔洞内に空気またはガスの貯留した状態をいう。新生児では自発性の縦隔気腫がおこりやすいが、成人では多くの場合、外傷、手術、食道穿孔(せんこう)などにより生じる。通常、胸部や頸部(けいぶ)の皮下気腫を伴うことが多い。症状は、原因と気腫の程度によって異なるが、一般に突然、胸骨後部の不快感、呼吸につれて増強する疼痛(とうつう)、呼吸困難がある。体位変換に際してピチピチと音を感ずることもある。聴診で心拍動と一致してパリパリという雑音を心臓部で聞くことがある。これをハンマン徴候Hamman's signという。空気量が多くて縦隔洞内圧が高まるときは、周囲の軟部組織、とくに静脈系を圧迫して血行障害をおこすことがある。[山口智道]」
う〜む...Hamman's sign(ハマン サイン)のように心拍と同期してたかしらん???
ペコペコサインの方に近いから...やっぱりそうだったのかなぁ ^^
食道の損傷でも縦隔気腫になるわけで...
その後フォローしましたが、別段なんの問題もなく、
CTでも縦隔気腫は消失してました ^^
力まない!!,長引く咳の時は早めに受診して鎮咳剤を考慮しましょう!!
ってな説明をいたしました...^^
画像:https://ameblo.jp/bfgkh628/entry-11538448043.html より 引用 Orz〜
「『特発性縦隔気腫(Spontaneous pneumomediastinum:SPM)』について
知っているとなんてことないんですが、若年者の嚥下痛や頚部痛、嚥下障害などを主訴に来院されることもあります
明らかな誘因なく縦隔の間質に空気が貯留した状態を『特発性縦隔気腫』と定義します。
特発性でない場合というと例えば、医原性、術後、外傷による気管気管支の断裂や食道などの管腔臓器の破裂の他にもガス産生菌による感染などがあります。
特発性縦隔気腫の多くは肺胞が破裂すると考えられているのですが、肺胞が破裂すると末梢肺胞と縦隔の圧勾配に従って、空気は肺門部や縦隔に流れてきます。そのため縦隔気腫になるんですね。
1931年にLouis Hammanによって最初に提唱された疾患であるため、別名『Hamman's syndrome』としても知られています。
Hamman's sign→SPMで認められる特徴的な身体所見。心拍動に一致して聴取される低調な捻髪音。国試で覚えたけど実際に聴取されるのは稀(12.2%)です。
*やっぱり、レアなのねぇ!!...わたしゃ初めて聴取しましたです ^^
『疫学』
若年(平均21歳)男性に多く、喫煙や喘息などが3割を超える患者で認めているため促進因子の一つとして考えられています。他の誘因因子として運動(12.2%)、嘔吐(9.8%)、咳(7.3%)、上気道感染(7.3%)、息こらえなどの胸腔内圧が上昇するような身体的動作もありますが、しかしながら約5割では明らかな誘因は認めていません。・・・」
Pitfallは胸痛を訴えずに『咽頭痛』や『頚部痛』、『嚥下痛』や『嚥下障害』で来院することです。
『鑑別疾患』
最も鑑別すべき疾患の一つは特発性食道破裂である『Boerhaave's syndrome』です。」
*なるほど!!
勉強になりまっす☆
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