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「転ぶな、風邪ひくな、義理を欠け」(長寿の心得...岸信介) /「食う、寝る、出す、風呂」(在宅生活4つの柱)

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症例1 80歳、男性。

主訴:譫妄状態

数年前に外来に受診された80歳代の方です。分けの分からないことをしゃべりだしたって家族が連れてこられました。元来、酒飲みの方です。会話は出きるのですが、何に対しても「バカ」と言ったかと思うと、考え落ちの(?)だじゃれを言われたり、やや高揚されていました。譫妄状態とも言えます。ただ、オリエンテーション(ここはどこ、わたしは誰ってのは分かる)はありました。すぐに血糖値(飲酒後は低血糖になりやすい)測定し、同時に50%ブドウ糖とビタミン剤の点滴を行い(高血糖よりも低血糖の方が怖いし、以下に述べるウェルニッケ脳症誘発予防のためにもVitB1を併用)、頭CTをチェック。(慢性硬膜下血腫など脳血管障害のような器質的なものの除外診断がメイン、また、まっすぐ歩けない、フラフラするとか文字がうまく書けないとかといった症状が、本人も気付かないうちに転倒、頭部打撲後、慢性硬膜下血腫といってじわじわと静脈血が溜まってくることがドリンカーにはありうる)
それも問題なし、、、肝機能(アルコール性肝硬変)も正常。ま、当然、バイタル(血圧、脈拍、呼吸状態、体温、動脈血酸素飽和度SpO2)も異常なし。食欲もあり、スキン・ツルゴール(脱水の有無を判断するとき皮膚をつまんでその戻り具合を見る)も正常。薬物歴も特になし。結局、ウェルニッケ脳症を疑い、毎日ビタミンB1の注射に通っていただきました。順調です。今も少々は飲まれてるようですが(^^;)、元気に通院されています。

この症例は、ビタミンB1の不足によって起こったウェルニッケ脳症だったと考えています。

以下参照 Orz
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec12/ch154/ch154f.html
「栄養と代謝の障害

ビタミンB1(チアミン)は、炭水化物の代謝(エネルギーをつくる)と、神経および心臓の正常な機能に必要不可欠です。
ビタミンB1欠乏症
ビタミンB1欠乏症は、普通は食事での摂取不足が原因です。精製された白米を主食とする人は、ビタミンB1欠乏症になるリスクがあります。精米すると、ほぼ全部のビタミン類が取り除かれてしまうからです。食事の代わりに飲酒するようなアルコール依存症の人も、ビタミンB1欠乏症になるリスクが高いといえます。

症状

初期症状は、特異的なものではありません。疲労、過敏、記憶障害、食欲減退、睡眠障害、腹部不快感、体重減少などが起こります。やがて、重度のビタミンB1不足による脚気(かっけ)になり、神経、心臓、脳の異常が起こります。
脚気の症状は人によって異なります。1つは乾性脚気と呼ばれるもので、神経と筋肉の異常を引き起こします。症状としては、つま先にピンや針で刺されているようなチクチクする痛みがあり、足に焼けるような感覚が生じて夜間に特に激しくなり、脚の筋肉に痛み、脱力感、萎縮がみられます。
湿性脚気は心臓の異常を引き起こします。症状としては、心拍出力が増え、心拍数が増加し、血管が拡張して皮膚が温かく湿った感じになります。心臓は高い拍出量を維持できないため、やがて心不全に至り、脚や肺に水がたまります(脚の場合は水腫、肺の場合はうっ血)。その結果、血圧が下がり、ショックから死に至ることもあります。
ビタミンB1不足による脳の異常は、主にアルコール依存症の人に起こります。脳の異常は、アルコールの飲みすぎによって引き起こされるようなビタミンB1濃度の急激な低下、あるいは栄養不良のアルコール依存症患者に点滴で栄養を補給したときに起こるようなビタミンB1必要量の急激な増加によって、慢性的なビタミンB1欠乏症が突然悪化したときに生じます。
脳の異常は2段階で生じます。初期の段階はコルサコフ症候群、後期の段階はウェルニッケ脳症と呼ばれます。両方を合わせて、ウェルニッケ‐コルサコフ症候群(脳の機能障害: 健忘症を参照)と呼ばれます。コルサコフ症候群は記憶喪失を引き起こし、ウェルニッケ脳症は、精神錯乱、歩行困難、眼の障害(眼振症や眼の麻痺[まひ])を引き起こします。ウェルニッケ脳症はただちに治療しないと、症状が悪化し、昏睡から死に至ることもあります。

診断と治療

診断は症状に基づいて行います。診断を確定する簡便な検査はありません。欠乏状態がどのような形でも、すべてビタミンB1サプリメントで治療します。
緊急処置を要するウェルニッケ脳症は、ビタミンB1を数日間にわたって大量投与して治療します。アルコール依存症の可能性がある人に点滴で栄養補給をしなければならない場合には、予防処置としてビタミンB1サプリメントを投与します。ウェルニッケ‐コルサコフ症候群の場合は、脳の一部が不可逆的に損傷しているため、完全には回復しないことがよくあります。脚気の症状は、回復したようにみえても、数年後に再発することがあります。」

臨床症状が順番に出てくるってこともないようですね。。。脚気(beriberi)も観られなかったし。。。
多分、アルーコールや蛋白質などの不足も相まって生じるのではないかと思います。
インスタントものばかり(最近はビタミンが添加されてるのかな?)食べてて脚気になった高校生の記事も見なくなりましたね。入院中に経口摂取ができなっくって、経腸栄養もできなくって(鼻から胃に入れる胃管(レビンチューブ)やペグ(PEG:経皮的胃瘻造設)チューブ)、太ももの付け根や首の方からカテーテルを挿入して高カロリー輸液(IVH)による栄養補給を行うことも多いですが、、、昔は、その高濃度のブドウ糖液の中にビタミンB1が充分入ってないために医源的なウェルニッケ脳症が起こる事故が度々報告されていました。今では、最初からビタミン剤が点滴液の中に入っているので、普通は起こらないようになっています。

画像:チアミンの構造式
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%83%B3
「チアミン 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

チアミン (thiamin, thiamine) はビタミンB1 (vitamin B1) とも呼ばれ、ビタミンの中で水溶性ビタミンに分類される生理活性物質である。サイアミン、アノイリンとも呼ばれる。日本では1910年に鈴木梅太郎がこの物質を米糠から抽出し、1912年にオリザニンと命名したことでも知られる。脚気を予防する因子として発見された。

糖質および分岐脂肪酸の代謝に用いられ、不足すると脚気や神経炎などの症状を生じる。卵、乳、豆類に多く含有される。

血中濃度は通常68.1±32.1ng/mLで40ng/mLを切ると脚気などの欠乏症状があらわれるといわれている。

多く含む食品

* 酵母
* 肉類
* 胚芽(米ぬかなど)
* 豆類
* 全穀パン
* 牛乳
* 緑黄色野菜

日本人においては、摂取総量の半分を穀物から摂取しているといわれる。

摂取時の注意

一日の所要量は成人男性で1.1ミリグラム、成人女性で0.8ミリグラム。加えて、摂取エネルギー1,000キロカロリーあたり0.35ミリグラム必要とされる。

基本的に、調理における損失が多く、食品中に含まれる総量のうち半分から1/3は失われていることを考慮する必要がある。水溶性なので素材をあまり水にさらさない方が良く、米を磨ぐ際は手早く少ない水量で行うのが良いとされる。あるいは、麦御飯、玄米あるいは強化米の利用もよいとされる。調理の際の煮汁、ゆで汁への流失が大きいので、これらを利用する調理法が良いとされる。

アルカリ条件下において分解が進むので、調理の際に重曹を利用するときはその点を考慮する。ニンニクに含まれるアリシンと結合し、アリチアミンとなると吸収効率が向上する。

強度の労作や、消耗性疾患の罹患により要求量がかなり上昇するので注意すること。脂質の摂取により、要求量が少し減少する。なお、体内での貯蔵量は非常に少ない。また,吸収効率が良い方ではないため,進行時の脚気など,胃腸が弱っているときには吸収しきれないこともあり,この時は高吸収率を誇るビタミンB1誘導体を摂取する必要がある。(一般にも市販されていて,アリナミンAなどが有名。)

欠乏症

* 脚気
* ウェルニッケ脳症
* 多発性神経炎、神経痛、筋肉痛、関節痛、末梢神経炎
* 浮腫
* 心臓肥大、心筋代謝異常
* ワラビ中毒

慢性的に不足している条件では、神経系(脳を含む)におけるグルコース利用が困難になるため、多発性神経炎症状が出やすくなるといわれる。

過剰症

長期間の多量投与における障害は、現在のところ知られていない。過剰に摂取されたチアミンは速やかに尿中に排泄される。」

一般に、水溶性ビタミン(ビタミンB,C)は摂りすぎても尿中に排泄されるから安全です。一方、脂溶性のビタミン(ビタミンA,D)は、過剰摂取すると中毒症が現れることがあります。
夏バテも一部は、甘い飲料や胃にもたれない炭水化物の摂り過ぎによる脚気様の倦怠感も関与しているのだと思います。平賀源内先生奨励の(?)土用のウナギの食習慣は生活の知恵かもしれませんね。^^v

http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec06/ch082/ch082c.html

「*ウェルニッケ‐コルサコフ症候群
健忘症の中でもまれなタイプで、アルコール依存者や栄養不良の人に起こります。この症候群は、急性の錯乱状態(ウェルニッケ脳症)と健忘症(コルサコフ症候群)の2つの異常が組み合わさったものです。コルサコフ症候群にかかっている人の約80%にウェルニッケ脳症も起きています。
ウェルニッケ脳症とコルサコフ症候群はともに、体内の炭水化物の代謝に必要なチアミン(ビタミンB1)の不足が原因です。チアミンを含む食品を食べずにアルコールを大量に飲むと、脳へのチアミン供給不足になります。十分な量のチアミンを摂取していない栄養不良の人が、スパゲティなどの炭水化物の豊富な食事を多量に取ったり、糖分の多い飲みものを飲んだり、あるいは脱水治療のために大量のブドウ糖を静脈内に注入したりすると、突然ウェルニッケ脳症が引き起こされます。」

日露戦争時代、かの森鴎外(陸軍)と高木兼寛(海軍)との論争のお話しはまた。v

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362(カードの大小関係)

問題362(某サイト問)http://www.junko-k.com/mondai/mondai124.htm Orz〜

カードの大小関係

表に1,2,3,4,5,6の数字が書かれたカードが1枚ずつ計6枚、 裏にして床に置かれています。A,B,C,Dの4人がそこから1枚ずつ、自分では 書かれた数字が分からないようにカードを取りました。そして、4人それぞれが、 自分以外の3人に自分のカードの数字を見せました。 するとその時点で、自分のカードの数字が4人の中で何番目に大きいかが分かる人が1人だけいました。
4人のカードの組み合わせとして、考えられる場合をすべて答えなさい。解答は例のように 数字の組み合わせを小さい順に並べて答えなさい。解答の書き方の例(2,3,4,5)













































解答

ライブ問につきまだアップできません。いずれそのうち。^^v
かなりややこしかったです。^^;

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