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問題1178
http://blogs.yahoo.co.jp/beitasaka0103/folder/1650558.html?m=lc&p=2 より Orz〜
すべての実数で定義され何回でも微分できる関数f(x)が、f(0)=0、f'(0)=1を満たし、さらに任意の実数a、bに対して1+f(a)f(b)≠0であって
f(a+b)={f(a)+f(b)}/{1+f(a)f(b)}・・・・・・(*)
を満たしている。
(1) 任意の実数aに対して −1<f(a)<1であることを証明せよ。
(2) y=f(x)のグラフはx>0で上に凸であることを証明せよ。
解答
上記サイトより Orz〜
【解説】(*)式のように関数の性質を取り出し、それを式で表したものを関数方程式と呼びます。例えば、f(x)が指数関数であれば、f(a+b)=f(a)f(b)が成り立ちます。関数方程式の扱い方は決まっていて、適当な数値を代入することと、定義に従って微分することで問題が解決することになっています。(*)式を用いて導関数を求めてみましょう。
f(x+h)−f(x)={f(x)+f(h)}/{1+f(x)f(h)}−f(x)
={f(x)+f(h)−(1+f(x)f(h))f(x)/{1+f(x)f(h)}
=f(h){1−f(x)^2}/{1+f(x)f(h)}
なので
f(x+h)−f(x)/h=f(h)/h・{1−f(x)^2}/{1+f(x)f(h)}
ここでf(h)/h={f(0+h)−f(0)}/h→f'(0)=1(h→0)なので、h→0の極限をとって
f'(x)=1−f(x)^2・・・・・・・・(*)
が得られます。
さて、このf(x)はどのような関数でしょうか。(*)式はタンジェントの加法定理に似ていますね。
実は(*)式を積分することでf(x)はもとめられます。f(x)=yとおけば(*)式は
dy/dx=1−y^2
⇔ dy/1−y^2=dx
⇔ dy{1/(1+y)+1/(1−y)}=2dx
両辺積分して
log|1+y|−log|1−y|=2x+C(Cは積分定数)
x=0でy=0なのでC=0
よって log|(1+y)/(1−y)|=2x
⇔ (1+y)/(1−y)=e^2x
⇔ y={e^2x−1}/{e^2x+1}
となります。
適当な数値を代入するというのは、例えばb=−aとおくと(*)式は
f(a−a)={f(a)+f(−a)}/{1+f(a)f(−a)}
⇔ f(0)={f(a)+f(−a)}/{1+f(a)f(−a)}
⇔ 0={f(a)+f(−a)}/{1+f(a)f(−a)}
分母は0とならないので分子が0、したがって
f(−a)=−f(a)
f(x)が奇関数であることが導けました。
(1)では背理法を用いるのが簡明です。
【解答】
(1) f(a)=±1とおくと(*)式は
f(a+b)={±1+f(b)}/{1±f(b)}=±1
ここでb=−aとおくとf(0)=±1となり条件を満たさない。
したがって関数f(x)は±1という値をとらないので、任意の実数aでf(a)≠±1
f(x)は微分可能なので、連続関数である。
f(a)>1と仮定すると、f(0)=0でありf(x)は連続なのでf(c)=1となるcが存在するこ とになりこれは矛盾する。従ってf(a)<1
またf(a)<−1と仮定すると、同様にf(c)=−1となるcが存在することとなり矛盾する。
したがってf(a)>−1
以上より −1<f(a)<1が示された
(2) f'(x)=1−{f(x)}^2なので(解説を参照のこと)
f''(x)=−2f(x)f'(x)
−1<f(x)<1なので、f'(x)>0
これよりf(x)は増加関数である。また、f(0)=0なのでx>0でf(x)>0
よってx>0でf''(x)<0となるので、y=f(x)のグラフは上に凸となる。
関数方程式なんて習ったかなあ・・・?
取っ掛かりになれそうな問題だったので、、、熟読いたします♪
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