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ちょっと専門的な話で恐縮ですが・・・Orz...
わたしの仮説を思い出したもので・・・♪
実はずいぶん前から、これら疾患の類似に気付いてて、、、リウマチ性多発筋痛症(PMR)の症例に遭遇した時は血中コルチゾール、ACTHを測定してみようと思ってたのに、、、レアなケースではないといっても、そう common disease でもないので、、、つい、その疾患の方を見つけても、、、そのチェックを忘れてしまう...^^;
ちなみに、それぞれの症状を挙げてみよう・・・^^
わたしの「症例欄」の記事( http://blogs.yahoo.co.jp/crazy_tombo/26366529.html)から・・・
http://www.docbj.com/kkr/kako/73.htm より Orz〜
「リウマチ性多発筋痛症 (polymyalgia rheumatica : PMR)
他に原因のない肩、腰周囲の筋肉痛を起こす病気です。この病気がわが国の医学雑誌と教科書に現われるようになったのは今からおよそ25年前といわれ、専門医が認識するようになってまだ日が浅く、線維筋痛症と同じく一般の医師のあいだにこの病気に対する認識がさほど浸透していないのが現状です。人口の高齢化とともに増加する可能性があり、また知識がいま以上に深まり、かつ普及すれば、病態のより複雑な例や非定型例が発見される機会が多くなり、この病気に対する理解はいま一層高まるであろうと言われています。
○ 特徴・症状
一般に50歳以上,特に60歳以上の高齢女性に好発する原因不明の炎症性疾患で,体幹近位筋の疼痛とこわばりを主徴としています。頸部,肩,大腿などに2週間以上続く筋肉の疼痛とこわばりが特徴で,ある朝急に痛み始めるといったエピソードなど突発的な発症が多くみられます。痛みはふつう片側の肩の筋肉から痛み始め、数日または数週間のうちに両肩の筋肉が痛むようになる。次いで痛みは他の近位の筋肉群におよび、1ヵ月以上続くようです。痛みの性状は「朝、カミソリで筋肉が削り取られるように痛む」,「寝返りを打つことも、起き上がることもできない」,「起き上がろうとすると、両側の大腿の後部が絞るように痛む」,「排便・排尿が至難である」などの強い訴えもあるようです。発熱,全身倦怠感,体重減少などの全身症状や軽度の関節炎を伴うこともあります。この病気には15-20%に側頭動脈炎と呼ばれる血管障害の合併が多く、両方のこめかみを通るこの動脈が腫れて痛んだり、頑固な頭痛や視力障害に悩まされたといった症状が見られます。この側頭動脈炎とリウマチ性多発筋痛症は密接に関連していると考えられています。
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リウマチ性多発筋痛症(PMR)の診断基準は下記のような基準もあります
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1. 両側の肩に痛みとこわばりがある。
2. 発病から2週間以内に症状が完成する。
3. 朝のこわばり(頚部、肩甲帯、腰帯)が1時間以上続く。
4. 赤沈が40・/時以上に促進する。
5. 65歳以上に発病する。
6. うつ状態ないしは体重減少がある。
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PMRを疑う基準:
・.上述の項目のうち、3項目を充たす場合.
・.上述の項目のうち1項目以上を充たし、また臨床的、
病理組織学的に側頭動脈に異常が認められる場合.
○ 治療
リウマチ性多発筋痛症では、ステロイド剤が特効薬です。側頭動脈炎などの合併がない場合、比較的少量で劇的な効果がみられることもあります。むしろこの疾患が疑われたときには治療的診断法が有用で、少量のステロイド剤によって筋肉の痛みとこわばりが改善すれば、疑いが濃厚になります。ふつうステロイド剤服用後12時間で効果があるが、1週間続けて効果がなければ、別の病気を考えるべきであると言われています。」
一方、、、ステロイド離脱症候群は・・・わたしの経験した症例をまとめたもののアップを予定したまままだできていません...^^; いずれいたします ^^
http://www.geocities.jp/luv110329/drug2.html より Orz〜
「ステロイド離脱症候群 (steroid withdrawal syndrome)
ステロイドを長く投与していて急に中止すると食欲不振、筋肉痛、関節痛、悪心・嘔吐、傾眠、頭痛、発熱、体重減少、起立性低血圧などがおこる。これは急性副腎皮質機能不全によるもので、ステロイド離脱症候群(steroid withdrawal syndrome)とよぶ。
同時に抑制されていた臨床症状が再び出現し、ときに投与前より強く出現することがある。
これを反跳現象(rebound phenomenon)とよんでいる。・・・
コルチゾール不足を疑った場合は、採血で血液中コルチゾール値を測定して過不足を確認します。」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~yakugaku/Steroid4.html より Orz〜
「ステロイド剤離脱症候群とは?
ステロイド剤を多量投与すると副腎皮質からのホルモン分泌機能が低下します。また、長期投与すると徐々に副腎が萎縮することがあります。そのため、ステロイド剤の急激な中止や減量は体内の副腎皮質ホルモンを枯渇させ、強い倦怠感、吐気・嘔吐、頭痛、血圧低下などのステロイド離脱症候群と称される症状を惹起させることがあります。更に、もともと治療すべきだった疾患を悪化(リバウンド)させることもあります。このためステロイド剤の離脱に際しては、急激な中止/減量とせずに症状を考慮しながら少量づつ段階的に減量するなどのこまやかな治療計画が必要となります。従って、安易に服薬を中止しないよう患者さんを指導したり、ステロイド離脱症状を説明するとともに症状発現の有無を確認する等、ステロイド治療における薬剤師の役割はきわめて重要です。
画像:ステップダウンの処方例(関節リウマチでの使用例)
※通常は1〜2ヶ月毎に減量するが、患者の状態に応じ減量のスピードは変わる。
岡田純 慢性関節リウマチ治療におけるプレドニゾロン1mgの使用の実際、日本リウマチ財団ニュース サプリメントNo.41(1998春号) 」
経験したステロイド離脱症候群の方への治療はプレドニゾロン 5mg/日で劇的にそれらの症状は翌日までには消失します。それまであった全身倦怠感・不明熱でさえそんな少量のステロイドが著効します。けっきょく、相対的副腎不全による症状ってのは、、、ステロイドの欠乏によって何らかのサイトカインの抑制がとれ/インバランスが生じてるのだと思われます。PMRも発熱も結構多いし、症状は突発するのが特徴であり、ステロイドも少量(15~5mg/日)で著効(当日から数日以内に)するのです。
なんと、、、合同ともいえる病態でしょう!?
PMR の原因は不明のままですが、、、ウイルス感染が疑われています。self-limited でもあるので...
わたしが想像したのは、、、そのウイルスが副腎に親和性のあるもので、、、ステロイド産生が損なわれることによるステロイド離脱症候群様の病態を呈して入るのではなかろうかって仮説です ^^
実際に、生理的なステロイドの分泌量はプレドニン(PSL)換算で2.5〜5mg/日くらいだと考えられていますが、実際に高齢者でみられるステロイド離脱症候群でも類天疱瘡の方で維持量のPSL 2.5〜5mg/日くらいであった方で肺炎の合併などのストレスに暴露されたときとか、急な中断によって発症されています。PMR は高齢者に多く(なぜか女性に多いのですが^^?)、これは副腎機能が若い方に比べ抑制もかかり易い/回復もしにくいという生理的な状況にもあるからだと考えられると思うんです...
以上、わたしの仮説(hypothesis)を披露させていただきました m(_ _)mv
以下のブラボーなサイトを見つけました・・・
これからしたら、、、ウイルスがリンパ球のステロイドに対する感受性を下げていると考える仮説でもいいな・・・^^v リンパ球への親和性を持った(リンパ球へ感染する)ウイルスによる疾患かもしれない...
画像:www.touyakukai.com/ body43_382_3.html より Orz〜
「どのような患者が安全にステロイド剤を離脱できるのかを選択できる指標は未だ存在していませんでした。そこで・・・リンパ球に対する免疫抑制剤の感受性試験を利用して、ステロイド剤を離脱できる患者を選別できる方法はないかと考えました。本研究のアイデアは、内因性の副腎皮質ホルモンであるコルチゾ−ルのリンパ球感受性に着眼した点でした。ステロイド剤を服用していると、視床下部-脳下垂体-副腎皮質系のネガティブフィードバックがかかり、内因性コルチゾールの分泌が抑制されます。ステロイド剤の減量とともにコルチゾールの分泌が回復していき、コルチゾール濃度も正常に戻ってきます。この内因性コルチゾール濃度が回復し、コルチゾールのリンパ球感受性も良好であれば、服用ステロイドを中止しても十分に内因性コルチゾールのリンパ球抑制効果で服用ステロイドの代替ができ、安全にステロイド離脱が行えるのでないかと考え、・・・
リンパ球感受性試験の今までの実績
・・・ 各種ステロイド剤のリンパ球に対する抑制効果の力価比を腎移植の対象である慢性腎不全患者134名のIC50値から求めましたが、その結果、抗炎症作用の力価比とは大きくことなり、臨床でより多用されているプレドニゾロンに比べ、メチルプレドニゾロンのリンパ球抑制効果が12倍とはるかに高いことを見出しました(平野 らtransplantation, 1994)。 実際の臨床効果をレトロスペクティブに解析した結果、メチルプレドニゾロン患者群の方がプレドニン患者群より有意に生着率が高いことを明らかにし、東京医科大学八王子医療センターの移植で使用するステロイド剤を全面的にメチルプレドニゾロンに変更し、移植におけるステロイド薬物療法に大きく貢献してきました(平野ら Clin transplantation, 2000年)。
内因性コルチゾールのリンパ球感受性に基づくステロイド減量・離脱のバイオマーカーへの可能性
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その結果、コルチゾールのIC50<10000ng/mLの高感受性患者では、ステロイド減量・離脱によるS-Cr上昇が19例中1例も存在しなかったのに対し、IC50≧10000ng/mLの低感受性患者では11例中6例と有意にS-Crの上昇する割合が高く、臨床効果と関連があることが明らかになりました。またステロイド離脱症状の発症率もコルチゾール低感受性患者で有意に高く、さらにS-Crの上昇または離脱症状のためにステロイドを増量・再開した患者の割合もコルチゾール低感受性患者で有意に高い結果となりました。血清コルチゾール濃度は1例を除いてすべて正常値まで回復していました。・・・
このように薬力学的評価法のひとつであるリンパ球感受性試験がステロイド離脱の一つのマーカーとなり得なることは、今後のテーラーメイド治療への発展に大いに貢献できるものと考えています・・・」
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