アットランダム≒ブリコラージュ

「転ぶな、風邪ひくな、義理を欠け」(長寿の心得...岸信介) /「食う、寝る、出す、風呂」(在宅生活4つの柱)

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南淵明宏(なぶちあきひろ)著「ナースの常識!? 医者の非常識!?」(中山書店)読んでて...凄い話に出会った!!
「全(まった)き人の大切さ、仲間を裏切らないことがいかに重要かを説いた『マテオ・ファルコーネ』(プロスペリ・メリメ)という短編小説があります。コルシカ島の義侠の人マテオ・ファルコーネはある日帰宅すると、官憲がお尋ね者を引き立てて行くところでした。そして十歳の息子が不似合いな銀時計を持っているのを見つけます。その理由を息子に問いただすと、官憲にもらったとのこと。マテオの留守中に、官憲に追われ、逃亡中の男がいきなり息子の目の前に現れたのです。庭先の干し草の山の中に隠れたのですが、後から男を追ってきた官憲に銀時計で買収され、居場所を教えてしまったのです。追われていた男は干し草の中に隠れる前、息子に、「かくまってほしい」と頼んで銀貨まで渡していました。息子は銀時計に目がくらみ、追われていた男を裏切り、官憲に売り渡したのです。この話を聞いたマテオ・ファルコーネは息子を森に連れて行き、お祈りをさせた後、自らの手で射殺したのでした。
約束を守らなかったからといって父親が息子を射殺してしまうことは現実にはとうてい考えられません。しかし、当時の社会情勢では、「お金で簡単に買収され仲間を裏切る息子はこの先、もっとむごたらしい地獄を見るに違いない」という父親の親心だったと解釈できます。「人を裏切らない」という「信義」を保つことは、生きていくうえでの最大の道具、いや場合によっては身を守る武器だ、というのがマテオ・ファルコーネの信念だったのでしょう。
昔、ある日本人がアフリカで医師として働いていたときの話を新聞で読みました。あるとき、怪我がもとで腕が化膿し、切り落とさなければ死んでしまうという青年がいました。「腕を切り落とさなければならない」と医師が説明したら、「腕は切らない。片腕になるということは死んだも同然」と青年は答えたそうです。”死んだも同然”とは、決して感情的な表現ではなく、あまりにも厳しい当地の自然環境のなかでは、片腕を失った青年はこの先けっして生きてはいけないのだろうと医師にも思えたというのです。日本では考えられない発想ですが、当時のアフリカの環境はそれほど厳しかったのです。
『マテオ・ファルコーネ』で描きたかったのは、「人を裏切らない信義」とは「人間はそうあるべきだ」といった「道徳」や「倫理」という生易しい教訓ではありません。かつてのアフリカの青年の片腕のように、「信義」とは、「生きていくうえでの必要欠くべからざる道具」であり「力」なのです。」

ゴッドファーザーの世界だけど...わたしが父親だったらできないだろうなぁ...父親失格...
その代わり...勘当するかな...おまえは出て行け!! 二度とこの地には戻るな!! 自分の力だけで生きていくなり...野垂れ死にするなり...おまえの才覚次第で生きろ!! 見逃してやる...って言うかなぁ...^^;?

詳しくは...メリメの傑作短編 「マテオ・ファルコネ」http://sky.geocities.jp/ppp_dot/index1-merimee.html 参照 Orz〜


            http://ja.wikipedia.org/wiki/プロスペル・メリメ より

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           Prosper Mérimée(プロスペル・メリメ)

プロスペル・メリメProsper Mérimée1803年9月28日パリ - 1870年9月23日カンヌ)はフランスの作家、歴史家、考古学者、官吏。小説『カルメン』で知られる。
パリのブルジョワの家庭に生まれた。法学を学んだ後、官吏となり、フランスの歴史記念物監督官として、多くの歴史的建造物の保護に当たった。ナポレオン3世の側近であり、元老院議員として出世を遂げた。青年期に年長のスタンダールとも親交を持ち、公務の傍ら、戯曲や歴史書などを書いた。メリメは神秘主義と歴史と非日常性を愛した。ウォルター・スコットの有名な歴史小説やアレクサンドル・プーシキンの非情さと心理劇の影響を受けていた。メリメの物語はしばしば神秘に満ち、外国を舞台にしており、スペインロシアが頻繁に発想の源となっていた。彼の小説の一つがオペラカルメン』となった。・・・

生涯 

画家であり文学者であったレオノール・メリメと画家のアンヌ・メリメの息子として生まれ、プロスペルは法律学を修めると同時に多くの外国語(現代ギリシア語アラビア語英語ロシア語)を学んだ。メリメはフランスで最初のロシア語翻訳家の一人でもあり、ツルゲーネフプーシキンの仏語訳が著名である。

・・・メリメは早期の名声をもたらした文学作品に自由に打ち込むことができた。・・・
当時、メリメは地方の「骨董屋」や学識者と数多く文通していた。ポワティエの「東方骨董協会」理事長のシェルジェ氏がその一例で、メリメはこの街で、1850年に解体の危機にあった聖ヨハネの洗礼堂など数多くの遺跡を保全した。 ドゥー=セーヴル県(当時は現在よりも広域)で、メリメは県庁所在地ニオールの建築家ピエール=テオフィル・スグレタン(1978-1864)に数多くの教会の修復を依頼した。歴史的建造物の視察官としてこの地域を巡回した折には、メリメは往々にしてラ・ブレシュ広場にあったスグレタン宅に立ち寄り、スケッチの得意だったメリメは飼い猫たちの素描をして気晴らしをしていた。
                                 
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          メリメが残した数多くの猫の素描の1つ
またメリメは美術史家で蒐集家でもあったジュール・シャンフルーリの本『猫たち』(1869)の挿絵にするために素描を提供した。・・・
メリメは1830年にスペインで出会ったモンティホ伯爵夫人と交遊があった。メリメは1850年5月25日に彼女に「もっと大きなカンバスから切り取られたものと思われるもので、私がこれを見せた知り合いは皆真作だと認めているベラスケス作の40×55cmの女性の肖像画による」クロッキーを彼女に送っている。・・・

批評 

  • 批評家シャルル・デュボス(1882-1939)はメリメの「会話の中で消えて行ってしまうような実に取るに足りない言葉、ある種の良い意味での平凡さの筆写」における自然さを比類のないものであると評している。
  • ヴィクトル・ユーゴーの引用:「小丘一つなく、芝もまばらな野原/私は彼方に見るのを喜ぶ/煙が立ち昇る一群の低い屋根屋根/メリメのように平凡な風景を」 - ユーゴー詩集『竪琴の音をつくして』                                        イメージ 3                        自画像                   」




        http://book.asahi.com/hyoryu/TKY200906090184.html より Orz〜


        こんな父 持ったら怖い 筒井康隆 2009年6月7日
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「・・・

「あなた。あの子に何をしたの」と叫ぶ母親に、マテオは「裁きをつけたんだ」と答える。「裁きをつけた」というのが凄(すご)いではないか。ぼくはふるえあがった。もしこんな父親の息子だったら、自分などいくつ命があっても足りはしない。三重吉が「父」という表題にしたのも、父性の中にある審判官的な本質を強調したのだったろう。

『カルメン』『コロンバ』で有名なプロスペル・メリメはフランスの作家だが、あちこち旅行していて、イタリアやスペインを舞台にした作品が多い。十九世紀のコルシカでの話としてこの物凄(ものすご)い作品と主人公の名前を記憶していたぼくは、どうしても原典に当(あた)りたくなって、後年、岩波文庫の『エトルリヤの壺(つぼ)』というメリメの短篇集の中に収録されていることを知り、再読した。三重吉は子供向けというので特にやさしくしたりはせず、ほとんど原作通りに訳していたようだ。
当時五歳くらいになっていた息子の伸輔にこの話をしてやると、相当ショックを受けていたらしく、以後、伸輔が何か悪いことをするたびに、低くした声をふるわせて「マテオ・ファルコーネ」と言ってやると、わあと叫んで逃げ出したものである。」

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