画像:http://www.j-love.info/clc/_002258.html より Orz〜
いつものサービス悪いコンビニに行く…ただ近いからって理由だけで…
情けないよなぁ…普段はこんなコンビニなんか潰れちゃえって思ってるわたしなんだから…ほんらいここに買い行っちゃいけないはずなのよ…
信念の欠片もない、欲望にまことに弱っちいわたしだけのことはある…
セブンスターがないって返事は想定内だったけど、ハイライトもないってのは少し意外…で、仕方なく、もう一軒の遠い方に向けて自転車を漕いだ。すこし、ニコチン切れかけててカリカリしてるのがわかる…やっと辿り着いたんだけど、同じ状況…今思えばこんなの想定内だろうに、そのときゃ、どこか他所に行ったらあるよねぇ?って独り言/ラリッてる…似た成分の洋モクありませんか?くらい尋ねりゃよかったのさ…
頭は冷静じゃなくなってる、早く車でもっと遠くの店に探しに行こう、ついでに、遊んで来ようなんて熱を帯びた頭…
もう、ただただ、黙走…早く、速く…
前を見てないままがむしゃらにペダル漕いでた…
急に目の前に黒い影…車だとすぐわかるも、ハンドルで向きを変えて衝突回避すればよかったものを…わたしはブレーキをかけた…そこに罠が仕掛けてあろうとはつゆ知らず…またもや、前輪だけがロックされ、わたしの体はウィリー状態になり、あの落水以来の宙返り…
再びの事態に意外にも冷静だったわたし…溝を避けたら今度はこういうことかい !! なぜ? 津波に巻き込まれたらこんな感じになったんだろなぁ…なんてことを考えたのは想定外…多分2刹那(指パッチンを2回するくらい)ほどのわずかな間だったはずなんだのに…時間の長さなんて頭の中の主観的なバーチャルなるものね…
あいにくの街灯も暗く、わたしの自転車もライトの電池はいつからか切れたままだったみたいだし、体が宙を舞ってるときも上なのやら下なのやらもわからず…ただ、右手を出してたみたい…その右手に衝撃を感じたあと…息ができなくなりそうなくらいの衝撃で右臀部から地面に叩き付けられた…激痛が走ったんだけど…意識は高揚…生死の境目にどばっと放出されるというアドレナリンどばどば状態だったか…起き上がろうと試みるも体がいうこときかなかったことにも不安を感じることもなく、右手で右臀部当たりを叩いてる…痛くない!! Hip は折れてないぞ!! って勝手に思う…我思うゆえ我あり…なんてこたぁ思う余裕なし…タバコが吸いたいってな思いの方が優ってる…
ご近所の方が車で通りかかられ、停車して降りて来られ声をかけられたのには理由がある…わたしは、冷静にもぶつかりそうになったその車の陰に身を潜めなくちゃ、本当に轢かれちゃいかねないって危険を察知してからだをなんとかずらしてたんだ…動物的なんだか…ヒト的なんだか…?
ライトに蠢く物体を見つけたら…そりゃ、わたしでも停車するわね…
で、「大丈夫ですか?」って声かけられる…地獄に仏でもなかった…ただ恥ずかしいって気持ちが優ってる…まだ、自分の身に起きた事態を甘く見てるわたしがいた…立ち上がれないんですよねぇ…なんてこと他人にしゃべってる…興奮してんだ…肩お貸ししましょうって言われるが「大丈夫です。近くなので子供に迎えに来させます。お急ぎのところすみません。どうぞおかまいなく。どちらにお住まいの方でしょうか?教えていただければありがたいのですが…」と言うも…立ち去られない…端から見たら結構重症に見えるのか…自分の姿なんて普段から気にしないわたしだし、頭はニコチン切れで朦朧としてるだけで、さっそく、子供に連絡…子供も何のこっちゃって感じの電話応対…しばし待ってたら捜索隊がやって来てくれた。かれに、ご近所の方のお名前を教えてもらっておくことを命じ、「あとは大丈夫ですから、どうぞ、ありがとうございました」と、わたしに関わらざるを得なくなった方々を解放して差し上げ…わたしは彼の肩を借りて、助手席に鎮座して一次撤退/帰宅。仕事先にすぐ連絡を入れ、多分打撲で自己診断では全治1~2週間の安静だろう旨と、明日の外来は車イスでできそうなことを伝える。いずれにしろ、自宅安静にしても誰も普段はいないのでいろいろと困るし、とりあえず、レントゲンだけは撮って骨折のないことを確認しておきたかったので、病棟に連絡して幸いにも個室が1個あることを確認し、その晩なら動けるという子供と妻に病院まで連れて行ってもらう。その晩は、自分でいつも使ってるナボールSRを飲んでベッド上に安静にしてたけど…寝返りするのが痛くってほとんど眠れず…嫌な脂汗とこの晩を境にしばらく付き合うこととなった…夜中になかなか痛み止めの効かない方に処方してたリンコデの頓服を試してみようかと思うも…どのくらい効くのか身を以て知るチャンスだと思ったんだけど…ナースはくれず…朝が明けてきた…
脂汗にまみれたわが体…そんなことは普段から慣れっこ…たいてい当直のときは風呂に入らないし、重症の方があるときビバーグ中は入っちゃいない…
昼前にレントゲンに呼ばれ、車イスで降りる。硬い台の上になんとか寝転ぶ。何枚か写真を撮った後、静かなる時間が流れるのがわかった…こりゃ何かあるんだわい…わたしの予想通り、「先生折れてるようです…」と、レントゲン技師の申し訳なさそうな声…わたしゃ諦め悪いもので...自分の目で確認したくって、現像したフィルムで見せてとお願いす。微かなあらがい…この目で見ても明らか…そして、車イスから急遽、ストレッチャーの上に移ることとなり、外科医師のご託宣を受けに連れて行かれる。「折れてます。これは手術ですねぇ…」。。。「牽引じゃ治らないでしょか?」。。。「時間かかるだけでしょ!! それに、この場所は無菌性骨壊死が起こり易いし、へたしたら人工関節置換術になりますよ。」。。。カランコロンと頭の中で鐘が鳴り始めてる…人生にはいろんなものが大きな口を開けて待ち受けてる…わたしゃ、クジラに飲み込まれちゃうピノキオかい!!...なかば天命を知ってしまったわたしは…自分が恐怖に負けず打ち勝つことを考えてた…
to be continued...