読売新聞から♪
アイデンティティの問題(アイデンティティクライシス)は...思春期だけの特有の現象の言葉かと思ってたけど...どうも青年だけの専売特許じゃなかったようね ^^
そりゃ...自分を鑑みるに...いつまでたってもクライシスの海から上がれないんだから...^^;...
読売新聞 2011.06.24.より 転載...Orz〜
「昇進先見え、子は自立・・・オレの人生って/「不惑」過ぎ再び惑う40代
「自分見つめ直し 軌道修正を」
40代を中心とした中年期は人生で最も安定した時期と考えられがちだ。しかし、実際には多くの人がこころの危機に見舞われ、自分の人生はこれでよいのかと悩む。広島大学教育学研究科教授の岡本裕子さん(56)(発達臨床心理学)は「自分のあり方・生き方を再構築するのが中年期の課題」と語り、危機に向き合うことで豊かに得られるものもあると強調する。(編集委員 原昌平)
40歳は「不惑」と言われてきた。(*...たぶん...今なら...平均寿命から8掛けして...50歳かな?) 仕事の面でも家庭的にも充実した平穏期。そんな見方がまだ一般的には多い。けれども40~50代は「惑年」かもしれない。精神分析家のユングは、自身の体験を踏まえて中年期を「人生の正午」と呼び、午後にさしかかる時期の苦悩を表現した。「まず体力が低下して老化を自覚するようになり、更年期障害も出てくる。職場では昇進や業績に先が見えてくる。家庭では子どもが自立の時期を迎えて親の役割が終わりに向かう一方、子育ての『結果』が見えてくる。さらに老親の介護が必要になったり、親を失ったりする。いろんなことが重なってくるんです」
中年期にわきあがる自己への問い
・私が打ち込んでやってきたものは何か。その実りは得られているか。得られる見通しはあるか。
・私は何によって「自分」を確認できるのか。
・仕事以外に自分らしさを確認できるところはあるか。
・私にとってかけがえのない人はだれか。
・私は、だれに心をかけて生きてきたのか。私がエネルギーを注いだ人は立派に育っているか。育つ見 通しはあるか。
・トータルな生き方として私の人生はこれでよいのか。
そうした状況は「うつ」につながる。しかも日本は経済が頭打ち。企業で働く人は生き残り競争を強いられ、社内で常に「評価」されることで強いストレスを受けている。「社会の活路が見えないのも、うつの大きな要因。中高年の自殺者の増加を見ても、危機は深刻になっています」
(...*少し前にアップしたアイデンティティの危機は飛行機に例えると...離着陸のときだろうって書いたけど...人生においても離着陸は繰り返されてるってわけですね...^^;...)
家庭での役割を中心に生きてきた女性はどうだろうか。「客観的に見て、よい家庭を築いていても、子どもが順調に育っていても、それで自分の人生はOKかと尋ねると、ほとんどの人がノーと答える。自分のものといえるキャリアがほしいとか、何か社会的な役割をやってみたいという答が返ってきます」
岡本さんは、中年の危機に早くから着目してきた数少ない研究者。アイデンティティー(自分自身のあり方)の危機は、よく知られている青年期だけでなく、中年期と現役引退期にもやってきて、生き方の問い直しと再構築を迫られるという「らせん式発達モデル」を提唱した。人生の峠を越えようとする中年期。それまで走ってきた自分のあり方に揺らぎが生じる。その揺らぎによって、今まで見えなかった自分が見えてくるという。そんな時、避けて通れないテーマの一つは、人生に残された時間、自分がやれることには限りがあると気づき、それを受け入れること。もう一つは、青年期に積み残してきた課題をはっきりさせること。人生の前半を振り返り、自分はこれでよかったのか、若いころの夢は実現できたか、と考えてみる。限界を認識しつつ、本当の自分を探すーー難しい作業だ。どうすればアイデンティティーを立て直せるのか。「自分を真剣に見つめることから始まる。ノートに書いてみるのもいい」と岡本さんは言う。まあいいかと先延ばしにしたり、お酒でごまかしたりしていると、次の節目になる現役引退期につけが回ってきかねない。とはいえ、自問ばかりで答えは出るだろうか。「信頼できる人がいれば話を聞いてもらう。自分の価値観を押しつけずに、ただ聞いてくれる人がいい。適当な人が見当たらないなら、カウンセラーに相談すれば、問題を整理するのを手伝ってくれます。でも、答を見つけるのはあくまでも自分自身です」岡本さんが相談に乗ってきた中には、会社をやめて起業した人も、僧侶になった人もいる。大学院で学び直した女性もいる。そんなジャンプが難しくても、仕事一本やりや、仮面をかぶってきた今までの自分とは違う生き方を選んだ人は多いという。岡本さん自身も49歳の時に大きな病気をして、その後は納得できる仕事に絞った。「自分にとって大事なものがあるか、かけがえのない人が一人でもいれば大丈夫。自分に向き合えば、おのずと答は出てくるし、現実に折り合いをつけながら、軌道修正することはできる。そうすることが、実りの多い人生への扉になるでしょう」あまり社会に認識されていない「中年の危機」。その存在を知り、周囲の人が気にかけることも大切だという。」
「図の「成人期の発達を想定する2つの軸と2つの領域」のように、2つの軸は成人期の発達にとって重要な要素である。公的領域における「個としてのアイデンティティ」は、自らの職務に対してどの程度有能であるか、業績を上げられるかを示し、「関係性にもとづくアイデンティティ」は、同僚と相互に刺激しあいながらうまくやっていけるか、後進をうまく指導できるかという、組織の人間関係に主体的に関与し、関係性を肯定的に発達していけるかどうかを示している。
個と関係性の発達は、女性個人のアイデンティティにとっても、キャリアにとっても非常に重要な問題だ。いわゆる「会社人間」は、職務への関与が深く一見有能な職業人に見えるが、会社だけへの関わりは、一個の人間としての自立、つまりトータルなアイデンティティの発達をこばむことになる。人間として成長発達していくためには、この2つの軸と領域のバランスが重要である。」
*言われてることはもっともだと思うんだけど...体重や背の高さが正規分布とるように...同じように=平均的=標準 と想定されたゾーンからどうしてもはみ出しちゃうのが人間の多様性だと思うのよ...その方々にとっては、こういうことは重々わかってるんだと思う...でもできない人が存在してるんですよ...だからこそ...そういうことがわかってて苦痛に感じてるからこそ...酒に溺れ、ギャンブルに溺れ...うつになり、自殺に至ってるんじゃないのかな...書かれてることが困難なくできちゃう人は...案外、悩むこと少なく...それができないもの故悩み多くなる...けっきょく...診断とその原因分析だけで...実効性のある処方箋は0に等しい...だって...最終的には、自分で解決するしかないって結論なんだから...^^;...
おそらく...流れにさおさしても、そのまま疑問をもたず流されて行ける人は...抵抗も感じることなしで浮いて生きられる...自分にとってかけがえのない人がいないってな人にとっては...もう原因なんてどうでもいいから...病名なんて関係ないから...目の前の苦痛を消すために/忘れるために...酒でもなんでも求めりゃいいのさ!!...溺れるものにとっちゃ藁でもあり難いのよ!! I'm crazy...?...cynical...?