抗ヒスタミン剤や鎮痛剤など、ごくありふれた薬の長期使用が、反応が遅くなる、物の名前を思い出せないなどといった高齢者の軽度認知障害を引き起こしている可能性があることが分かった。高齢者に軽度認知障害が認められる場合、抗コリン剤の使用の有無を確認し、可能な場合には使用を中止すれば、認知障害が消失する可能性がある。
軽度認知障害を引き起こすリスクがあることが指摘されたのは「抗コリン作用薬」。制吐剤、鎮痙薬、気管支拡張薬、抗不整脈薬、抗ヒスタミン剤、鎮痛剤、降圧薬、パーキンソン病治療薬、コルチコステロイド、骨格筋弛緩剤、潰瘍治療薬、向精神薬など、一般に処方されている多くの薬剤が抗コリン作用を持つ。
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早期認知症患者にはしばしば、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤が投与される。もし、抗コリン剤による軽度認知障害の患者にこれが投与されたなら、アセチルコリンの作用を抑制する薬剤と促進する薬剤が同時に用いられるという事態が起きることになる。
本論文の原題は「Non-degenerative mild cognitive impairment in elderly people and use of anticholinergic drugs: longitudinal cohort study」。アブストラクトはこちらで閲覧できる。(大西淳子、医学ジャーナリスト)」
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To be continued...