問題8402・・・やどかりさんのブログ http://blogs.yahoo.co.jp/oka_yadokary/35208240.html より Orz〜
江戸時代には公家を中心に広く遊ばれ、第二次大戦前までは京阪地方を中心に
一般にも愛好者がいた中(ちゅう)将棋は、12マス×12マスの盤を使います。
中将棋に「麒麟」という駒があり、1手(1回の移動)で、縦横には2マス,斜めには1マス動けます。
いま、図のAの位置にある「麒麟」をBの位置まで 10手で移動させるとき、その方法は何通り?
解答
[解答1]
前に 11マス,左に 9マス移動させることになるので、10手で移動させるには、
前に2マス,左に2マス,斜め左前に1マス の組み合わせしかありません。
まず、表のように、Aのマスに 1 と記し、2マス後,2マス右,斜め右後 のマスの数の和を
次々に書き込んでいけば、Bのマスは 8350 になります。
従って、8350 通りになります。
[解答2]
前に 11マス,左に 9マス移動させることになるので、10手で移動させるには、
前に2マス,左に2マス,斜め左前に1マス の組み合わせしかありません。
前に2マスを「a」,斜め左前に1マスを「b」,左に2マスを「c」と略記することにすれば、
AからBへの 10手での移動は、次の5種類の場合の順列になります。
abbbbbbbbb ,aabbbbbbbc ,aaabbbbbcc ,aaaabbbccc ,aaaaabcccc 。
従って、
10!/(1!・9!・0!)+10!/(2!・7!・1!)+10!/(3!・5!・2!)+10!/(4!・3!・3!)+10!/(5!・1!・4!)
=10+360+2520+4200+1260=8350 通りです。
[参考]
[解答1]での数の書き込み方は、パスカルの三角形より複雑ですが、
1 → 1,1,1 → 1,2,3,2,1 → 1,3,6,7,6,3,1 → 1,4,10,16,19,16,10,4,1 → ……
(1+x+x2)0=1 (1+x+x2)1=1+x+x2 (1+x+x2)2=1+2x+3x2+2x3+x4 (1+x+x2)3=1+3x+6x2+7x3+6x4+3x5+x6 (1+x+x2)4=1+4x+10x2+16x3+19x4+16x5+10x6+4x7+x8 ……………………………………
の係数になります。
従って、求める場合の数は、(1+x+x2)10 の x9 (または x11) の係数です。
この展開式の項は、a+b+c=10 として、次の式で表されます。
{10!/(a!・b!・c!)}・1a・xb・(x2)c={10!/(a!・b!・c!)}・xb+2c
文字の部分が x9 になる、すなわち、b+2c=9 になるのは、
(a,b,c)=(1,9,0),(2,7,1),(3,5,2),(4,3,3),(5,1,4) だから、
係数は、 10!/(1!・9!・0!)+10!/(2!・7!・1!)+10!/(3!・5!・2!)+10!/(4!・3!・3!)+10!/(5!・1!・4!) です。
*これは[解答2]みたいな考えで ^^v
上11、左9の移動… a=(2,0), b=(0,2), c=(1,1) xa+yb+zc=(11,9) 2a+c=11 2b+c=9 から…2a=11-c, 2b=9-c c=1・・・a=5, b=4・・・10H1*9C4=10C1*126=10*126 c=3・・・a=4, b=3・・・8H3*7C3=10C3*35=120*35 c=5・・・a=3, b=2・・・6H5*5C2=10C5*10=252*10 c=7・・・a=2, b=1・・・4H7*3C1=10C3*3=120*3 c=9・・・a=1, b=0・・・2H9=10C1=10
合計=10+120*3+252*10+120*35+10*126=8350
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