中年期の高血圧が高齢期のアルツハイマーのリスクだって言われてると思ってたら…
so...最近はちゃんと降圧剤を飲んでるってのに…^^
こんな記事が…!!
「デンマークのオーフス大学病院を含む研究グループが、オンライン医学誌プロス(PLoS )メディシン誌で2015年6月16日に報告した。
SNPごとに解析
アルツハイマー病のリスクに関連するさまざまな条件が分かってきている。例えば、肥満や糖尿病、高血圧、喫煙などの要因がある。それぞれ治療すると、アルツハイマー病の要望に大切と見られているものの、因果関係はよく分かっていない。
研究グループは、こうした条件に関係する遺伝的な違いに基づいて、アルツハイマー病との関係を調べようと検証を進めた。
肥満や肥満ではないかで、アルツハイマー病との関係を調べるのではなく、遺伝的に肥満になりやすいか、肥満になりにくいかでアルツハイマー病のなりやすさを比べる。
遺伝的な特徴の違いから、ある特徴の差を比べる方法だ。「メンデルランダム化」と呼ばれる研究となる。
欧米で検証
対象となったのは、アルツハイマー病に関連する遺伝子を解析する米国/欧州の国際プロジェクトからの遺伝子データ。アルツハイマー病の1万7000人とそうではない3万7000人。
注目した遺伝的な特徴は、糖尿病、空腹時血糖、インスリン抵抗性、BMI、総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪、収縮期血圧、喫煙、喫煙量、大学教育の修了、教育年数に関連するものだ。
「上の血圧」が関係
その結果、いわゆる「上の血圧」である、収縮期血圧が高くなる一塩基多型を持っていると、アルツハイマー病のリスクが低くなると分かった。血圧が15mmHg高くなるごとに25%低下するというものだ。
同時に、遺伝子的に収縮期血圧が高くなりそうな人は、血圧を下げる薬を服用する確率が高かった。
血圧そのものの影響か、薬の影響である可能性があるようだ。
薬の影響か
喫煙量に関係する一塩基多型もアルツハイマー病のリスク低下に関連していた。1日10本で33%低下するというものだ。遺伝的に喫煙を始めるか否かという特徴については関連していなかった。
高い収縮期血圧、または降圧薬の使用などのそれに関連する要因がアルツハイマー病のリスク低下に関連すると見られている。
研究グループは、既に米国食品医薬品局(FDA)が承認している降圧薬をアルツハイマー病の予防に利用できないか調べる必要があると見る。
血圧が高い傾向と、アルツハイマー病のリスク低下という意外な関係が浮かび上がるわけだ。」
*なはっ!! ニコチンは認知症予防効果あるのよ !! ^^
「
降圧薬を服用した高血圧の患者群は、服用しなかった患者群と比べ、認知症の発症率は約50%に抑えられた−。欧州で2002年、そんな研究結果が発表された。
調査は認知症を発症していない高齢の高血圧患者を対象に実施された。8年間に、降圧薬による治療を受けた患者群は100人あたり3人の割合しか認知症を発症しなかったのに対し、治療を受けなかった患者群は同約8人も発症したという。
土橋医師によると、九州大学の医師らが福岡県久山町で40年以上にわたり健診を続けた疫学調査でも、認知症を引き起こす危険因子の一つとして高血圧が認められているという、
新薬の開発も
認知症は、脳卒中などを原因とする脳血管性認知症と、アルツハイマー型認知症に大別される。欧州での研究は、降圧薬による高血圧治療がアルツハイマー型認知症にも有効なことを確認した点でも注目された。
以前から、脳血管性認知症の予防や治療に降圧薬が有効なことは一般的に認められていた。原因となる脳卒中などの疾患は、高血圧が引き金となるからだ。
一方、アルツハイマー型認知症は、脳細胞の変質や委縮が発症の原因とされており、高血圧との因果関係は認められていなかった。アルツハイマー型認知症の発症抑制に有効だったのは、ニトレンジピンと呼ばれるカルシウム拮抗薬(きっこうやく)。血圧を下げること自体がアルツハイマー型認知症を抑制するのか、降圧薬の種類によって抑制効果が異なるのかは、まだ十分に解明されていない。今後、降圧薬が認知症に効く仕組みが解明されれば、認知症に有効な新薬の開発につながる可能性もある。
米オハイオ州クリーブランド〕
米国では,米食品医薬品局(FDA)により承認された適応症以外の疾患に薬剤が処方されることは珍しくない。マウントサイナイ医科大学(ニューヨーク)精神科・神経科学・老年医学のGiulio Maria Pasinetti教授らは,潜在的に最善の承認適応症外使用として,一部の降圧薬はアルツハイマー病(AD)の予防に有益であるようだと,Journal of Clinical Investigation(2007;117:3393−3402)に発表した。
βアミロイドの産生を遅延
Pasinetti教授らは,AD以外の疾患治療薬として既に上市されている1,500種類を超える薬剤のスクリーニングを行った結果,候補となった55種類の降圧薬のうち,7種類は有意にβアミロイドの蓄積を予防することを見出した。βアミロイドの蓄積は,ADとその後の認知症の発症機序に関与していることが知られている。
ADマウスを用いた今回の研究では,例えばヒトに対する最小投与量の4分の1ないし3分の1相当量の降圧薬バルサルタンを投与した場合でも,有効性が認められた。
動物実験で有効性が認められたその他の降圧薬は,プロプラノロール,カルベジロール,ロサルタン,ニカルジピン,アミロライド,ヒドララジンであった。
同教授は「βアミロイド産生を遅延させることは,動物だけでなくヒトにおいても認知機能低下とその後の認知症予防にきわめて重要である」と指摘。「ADの高リスク者に対して血圧に影響を与えない用量で特定の降圧薬を投与することが可能であるならば,ADの発症リスクが高いと認識されている高齢者集団で有効性を示すに違いない」と考えている。ただし,同教授は「現在のところ,ヒトについては現象学的観察を超えた臨床データは存在していない」とし,「βアミロイド抑制作用を有する降圧薬を同定するためには,また,正常血圧であるAD患者の血圧に影響を及ぼさない用量を突さ止めるためには,今後,ADの予防と治療に関する臨床試験を実施する必要があるだろう」と付け加えた。同教授は,同大学のアルツハイマー病・相補代替療法研究改善センターの所長も務めている。
(Medical Tribune 2008年1月10日号P34)
私の感想
バルサルタン(商品名:ディオバン)、プロプラノロール(商品名:インデラル),カルベジロール(商品名:アーチスト),ロサルタン(商品名:ニューロタン),ニカルジピン(商品名:ペルジピン),アミロライド(日本では市販されていない),ヒドララジン(商品名:アプレゾリン)と、今回紹介された薬剤は、ARBにとどまらず、Ca拮抗薬、β遮断薬、αβ遮断薬と多岐に渡っているようですね。
*日経酸魚新聞、熊本大学の光山勝慶教授らの研究を紹介している、
ADマウスを使用した実験で降圧剤の経口投与がかいな領域の、炎症を引き起こすグリア細胞などの活性化を抑えている、グリア細胞の活性化には、アンジオテンシン変換酵素の活性が上がる、降圧剤のアンジンテンシン拮抗剤が有効、ということのようである、血圧を下げる効果ではなく、アミロイドベータによって引き起こされる炎症を抑制する効果が,ADの進行を遅らせる、使用した降圧剤は、ペリンドプリル、
ACE阻害薬ペリ ンドプリル(コバシル)による脳卒中再発予防国際共同研究「 PROGRESS」の成果がまとめてあります。また、当試験の経験をふまえ、日本における大規模臨床試験の今後のあり方を展望します。著者は、日本プログ レス研究グループの尾前 …」
「高血圧のタイプによっても認知機能低下の発症頻度が異なることがわかってきた。
夜間血圧が低下するdipper型<夜間血圧が低下しないnon-dipper型<覚醒前に血圧が過剰に上昇するriser型の順で発症頻度は上昇してくる。生活習慣病とADの関係は血管内皮機能との関係を含めかなり注目されており、内皮機能の改善を介して、認知症発症抑制が期待されている。」
*血管内皮機能の改善は、ACE阻害剤、スタチン系薬剤で言われてますけどね…^^
「慢性高血圧、とくに中年期の高血圧は、認知機能低下や認知症のリスク増加と関連することが知られている。しかし、降圧薬の予防効果についてはあまり解明されていなかった。フランス・INSERMのLaure Rouch氏らは、システマティックレビューを行い、カルシウム(Ca)拮抗薬やレニン-アンジオテンシン系(RAS)阻害薬は認知機能低下および認知症の予防に有効である可能性を示した。」
*いずれを飲んでも認知症の予防になるってことのようだけど...高血圧がない人でも有効なんだろか…?
最初の論文も...血圧が高い方が認知症になりにくいのではなくって、降圧剤による抗認知症効果ってことのようで…してみると、高血圧のない人よりも降圧剤を飲んでる高血圧の人の方が認知症になりにくいってことあるか…??? ^^;