アットランダム≒ブリコラージュ

「転ぶな、風邪ひくな、義理を欠け」(長寿の心得...岸信介) /「食う、寝る、出す、風呂」(在宅生活4つの柱)

症例

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全4ページ

[1] [2] [3] [4]

[ 次のページ ]

MRIにて第三脳室および中脳水道周囲にT2高信号域
イメージ 1


 Wernicke脳症とは
ポーランドの神経内科医Carl Wernicke1881年に発表した、ビタミンB1欠乏による
混迷、運動失調眼筋運動障害3徴とする病態。
記憶障害や作話がみられるKorsakoff症候群へ移行することがある。
・低栄養状態、慢性アルコール中毒、AIDS、透析患者、妊娠悪阻、悪性腫瘍(化学療法の
有無を問わず)に起こりやすい。
 疫学
・全剖検例の0.8%2.8%
・慢性アルコール中毒患者の12.5
80%以上のWernicke脳症が診断されていない
・平均年齢50
・男女比=1.7:1 人種差はない

 画像:MRIにて第三脳室および中脳水道周囲にT2高信号域
 病理
・ 乳頭体病変はほぼ必発
・ 第3脳室壁,中脳水道周囲,第4脳室底の灰白質に,壊死,点状出血。
 治療
・ サイアミン100mg(アリナミンFA /日 数日、その後1020mg/日を維持
・ アルコール中毒患者の場合、サイアミンなしでグルコース投とWernicke脳症を誘発する場
がある。
サイアミン欠乏新生児に対しては・・・・
高用量サイアミン50 mg/day 2週間 (Fattal-Valevski, 2005) 

一般検査所見
心症状がある場合は、心胸郭比(CTR)の上昇、最低血圧の低下などがみられる。
特殊検査所見
血中サイアミンの低下など
いままでは血中ビタミンB1濃度の下限値を20 ng/ml としてきたが、1996年より、基準値は、
28〜56 ng/ml とされている。
診断
 サイアミン欠乏の証明:最も信頼性の高いのは、赤血球トランスケトラーゼ活性の低下である。サイアミンピロリン酸 (T)添加により、同酵素の活性が15%以上賦活されれば、欠乏症の疑いが濃厚である(TPP効果)。
 治療的診断:脚気心の場合、サイアミン補充開始後12時間以内に血圧の上昇と心拍数の
         低下がみられ、1〜2日で、利尿による心拍数の是非が生ずる。
**ビタミンB1 500mg/日の静注あるいは50〜100 mg/日の経口投与(ビタメジン3T75mg)

報告
1.「切除11年後にビタミンB1欠乏による脚気ニューロパチーとWernick脳症を生じた1例」
宮崎厚生協会坂総合病院  木口らん (静脈経腸栄養 Vol.24.No.1 2009 403(403))
2.「胃切除後(*20年後)にペラグラ脳症を発症した一例」
イメージ 2

いままでこれの可能性のある症例を2例経験したので報告する ^^v

症例1:85歳、男性。
(この症例は...http://blogs.yahoo.co.jp/crazy_tombo/17721438.html 参照くださいませ Orz~)
主訴:譫妄状態(しゃべり続ける)
既往歴:42歳 : gastrectomy, 12y.a : SAH, 4y.a. : cholecystectomy
生活歴:ウイスキー2合/日 
現病歴:昨晩からずっとしゃべっており、朝から食べず唸ってる由にて平成1835日受診。
「バカ」とか、わけわからないこという。家族も、いつも飲んでる時とは違う由。ウェルニッケ
脳症s/oにて、Vit B1大量静中し、ビタメジン&セルシン3Rpす。3/8には、しゃんとされてき
た由。ビタメジン&ユベラN3Tを2週間処方後、中止しても 問題なく経過した。
頭CT:LDL(s/o old infarction)散在のみ。


症例2:68歳、女性。
主訴:DOE (dyspnea on excertion:動作時息切れ)
既往歴:13y.a. gastrectomy
家族歴:n.p.
薬剤アレルギー:(-)
生活歴:アルコール歴(-)
現病歴:6m.a.black stool1,2m.a.anorexia で甘いものばかり食べていた。2w.a.DOE にて
2009.12.5.受診。貧血&心不全を認め、精査入院とす。
現症:154cm,45kg117/60mmHg128/,不整。Spo2:97%
眼瞼結膜:anemic, 眼球結膜:not icteric/腹部:WNL。両下腿浮腫(+)


入院時検査
・尿
Glu(3+)
Prot(+)
OB(+)
UG:1034
・便:OB(-)
CBC
RBC 337 x10^4/μl
Hb 7.6 g/dl
Ht 25.8 %
MCV 76.6
TH 29.2 x10^4/μl
WBC 7,700 /μl
CRP 0.7
ESR 30/h
・ 生化
随時血糖 299 mg/dl
HbA1c 10.2 %
肝腎機能:WNL
Fe 14 μg/dl
Ferritin 7.4 ng/ml…(*鉄イオンは酸素によって酸化されると不溶性の酸化鉄になってしまう。
そのため、生体内ではイオンの状態で保てるようなシェルターが必要であり、フェリチンやトラ
ンスフェリンといったタンパク質が鉄イオンのシェルターとして働いている。)
イメージ 1

Vit B1  11.5ng/ml(21.3~81.9)
BNP 263.8 pg/ml(<18.4)
・ Thyroid function
TSH < 0.1 μIU/ml(0.4~4.0)
FT3 4.7 pg/ml(2.2~4.1)
TPOAb <0/3 U/ml
サイログロブリン 254.4 ng/ml(<32.7)
TG抗体 <0.3 U/ml
TSHレセプター抗体 <1.0 IU/l
・甲状腺エコー:s/o chr. Thyroiditis, adenomatous nodules
・ GIF:post-gastrectomy(B-1 M)
・ 腹部CT:WNL(bil.pleural effusion&pericaldial

脚気心(wet beriberi)^2

イメージ 1

続きです ^^v

(高心拍出量状態で右心不全を伴うショック症例和歌山県立医科大学高度集中治療センター講師友渕佳明 **) Orz〜
脚気心(Wet Beriberi)の機序
心臓脚気はVB1欠乏により、全身血管抵抗低下、静脈還流増加、および心筋障害により高拍出性心不全をきたす状態である。とくに急激な経過をとり、ショックに至る激症型は“衝心脚気”と呼ばれ、数時問で死に至ることもある。生体内では、VB1はthiamine pyro−phosphateとなり、TCAサイクルにおける補酵素であるため、VB1欠乏は糖代謝障害をもたらす。この障害が末梢血管抵抗の低下を引き起こし、重症例では血中乳酸、ピルビン酸が増加し、代謝性アシドーシスをきたし、細動脈の拡張をさらに促進させるといわれている。臨床的には右心不全を示す例が多いが、左心不全や両心不全をきたす例もあり、症例により異なるがその機序は不明である。
重症の衝心脚気では、急性期の対症療法のみでは救命は困難で、VB1欠乏を推測させる特徴的な病歴および血行動態から疑いを持ち、血中VB1の測定とVB1の投与、さらに詳細な循環動態の経時的な観察が肝要であると考えられる。
(*衝心脚気:急性循環不全でアシドーシス・嘔吐・腹部症状を伴うことが多い。)

*脚気心は利尿薬やジギタリスは無効でVit.B1投与により数日で軽快するが、それにつれて末梢血管抵抗が改善され、その抵抗が急速に増大し、このため低心拍出量となり死亡することがあるので、利尿剤とジギタリス剤の投与は必要。

(一部 http://bme.ahs.kitasato-u.ac.jp/qrs/imd/imd00182.htmlより一部改変 *ビタミン 80巻1号 (1月)2006 栗山 勝,中川 広人「高齢者のビタミンB1欠乏」より **総合臨床 2006.9/V0l.55/No.9 長谷川 修「四肢のしびれ ビタミンB1欠乏に伴う多発ニューロパチー」より) Orz〜
サイアミン(ビタミンB1)欠乏症
糖代謝に必須の補酵素で、3ヶ月以上この欠乏が続くと脚気が生じる。(beriberi:beriはスリランカ語で weakness を意味する。)この欠乏症は、摂取不足以外では、利尿剤投与、腎透析、下痢などによる体内からの喪失、アルコール摂取、葉酸欠乏などによる吸収の低下などにより生ずる。
*小腸上皮細胞内でリン酸化された後、特異的に能動輸送される。(#エタノールはこの低濃度のVB1能動輸送を阻害する。高濃度のVB1吸収は阻害を受けないとされるので、VB1製剤の内服は、発症が予想される人には必要と思われる。)
Thiamine transporterの発現は、liver>stomach>duodenum>jejunum>colon
>cecum>rectum>ileum の順に発現量が高い。VB1は胃において予想以上に吸収されていると推測されており、最近、Postgastrectomy polyneuropathy with thiamine deficiency という概念が提唱されている。(発症までの期間は 2ヶ月〜39年)

** 食事からの吸収率は約60%.体内貯蔵量は少なく、半減期は 10〜14日と短い。一日に必要なVB1は、消費カロリー1,000 kcal につき0.5 mgとされ、毎日1〜1.5mgのB1摂取が望まれる。B1の食事摂取時には、調理に伴う損失が多く、食品中に含まれる総量のうち1/2〜1/3は失われる。水溶性なので、素材を余り水に曝さず、コメを研ぐ際は手早く少ない水量で行うか、麦御飯、玄米あるいは強化米を使用する。アルカリ条件下で分解が進む。ニンニクに含まれるアリシンと結合してアリチアミンになると吸収効率が向上する。強度の労作や、消耗性疾患の罹患時には体内のB1必要量がかなり増加する。脂質の摂取により、要求量がやや減少する。

報告(恣意的にピックアップしたもの Orz〜)
・「腹痛と嘔吐を主訴として来院したビタミンB1欠乏症の1例」:高橋邦仁:山梨医学第30巻、平成14年10月:アルコール依存症患者などで食事摂取することなく大量飲酒を続けていた場合などは、健常者でも2週間程度で発症することがありうる。衝心脚気(acute fluminant type)と呼ばれる重症例(#心臓脚気(chronic type)の5%を占める。サイアミンにより治療されない場合は死亡率も高く、5時間〜2日間で死亡するとされている。可能なかぎり早期に診断し、同時にサイアミンの静注が必要となるmedical emergency に属することを念頭におかなければならない。)は、高度の代謝性(乳酸)アシドーシスとカテコラミンに反応しない心原性ショックを特徴とする。白血球の増加はあるが多くの場合それに比してCRPの増加が少ないことも特徴のひとつ。激烈な腹痛を伴うこともあり、そのため、急性腹症や消化管穿孔による敗血症性ショックと誤診され、緊急開腹手術が行なわれたりすることも少なくない。
・「ビタミンB1欠乏症と脳障害ーアトピー性皮膚炎に対する過度の食事制限が原因で発症した小児Wernicke脳症例についてー」大野 邦彦,松尾 敏,清沢 伸幸:小児科 Vol.44 No.7 2003:眼症状は14例全例に、意識障害や精神症状は12例に、嘔吐を11例に認めた。嘔吐はいずれの症例も眼症状や意識障害に先行していた。(#意識障害で発症すると85%がKorsakoff症候群に移行するとの報告もある。Wernicke脳症が疑われた場合には早期の診断が必要であるが、頭部MRI検査が早期診断に有用であるとされる。責任病巣は視床の背内側核といわれており、T2強調画像で高信号、急性期にはGdによる造影効果も認められる。)
・「高齢者のビタミンB1欠乏」:栗山 勝,中川 広人:ビタミン 80巻1号 (1月)2006 :4年間でVB1低下を示すPN 8名、WE 2名。半数が65歳以上の高齢者。原因はアルコール多飲、栄養不良。胃切除の既往が 50%。

ビタミンB1を多く含む食品
(http://vitamine.jp/bita/bitab101.html & http://www.1616sapuri.com/bitasyoku.html より)

ビタミンB1を多く含む食品は、豚肉、小麦胚芽や玄米などの穀類、落花生や大豆などの豆類・種実類、うなぎなどです。中でも豚肉ついでうなぎは一度に食べる量も多くビタミンB1自体の含有量も豊富なので、補うにはもってこいの食品です。
    食品名     mg/100g 食品名     mg/100g

    小麦胚芽  1.82mg     豚ロース 0.69mg
    ひまわりの種 1.72mg     焼きのり 0.69mg
    ほしのり 1.21mg 豚かた肉 0.66mg
    生ハム 0.92mg 豚かた肉 0.66mg
    すっぽん 0.91mg みついしこんぶ 0.60mg
    豚もも肉 0.90mg 味付けのり 0.61mg
    あおのり 0.89mg いわのり 0.57mg
    りしりこんぶ 0.80mg 即席中華めん 0.55mg
    うなぎの蒲焼 0.75mg かつお節 0.55mg
    たらこ 0.71mg カシューナッツ 0.54mg

(そば粉 0.41mg、 玄米(穀粒) 0.41mg、 くるみ 0.26mg、 落花生(いり) 0.23mg、ドリアン 0.33mg、大根(ぬかみそ漬) 0.33mg、 きゅうり(ぬかみそ漬) 0.26mg)


以上です♪
脚気を侮ってはいけません...^^;v
カテコラミン製剤に不応性のショックは・・・副腎不全とこの衝心脚気ですかね...^^?
今日は土用の丑の日だそうですね♪

脚気心(wet beriberi)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

この間内輪のカンファで発表したものをアップしておきます ^^

過去1年半に経験した心不全の4例 (2009.07.09.)
画像:左が受診時、右が改善時
PowerPointから直にコピぺできないので...フォトが奇麗でない...^^; Orz...
画像:それぞれのプロフィール・・・読み込めないのはなぜ・・・?

(久留米大学医学部 心臓・血管内科 http://www.med.kurume-u.ac.jp/med/imed3/kenkyu07.html より)Orz〜
【心不全】
心不全は各種心疾患の代償不全状態で重症心不全症例の5年生存率は約40%とその生命予後は癌に匹敵しています。 (* 心不全は現在、欧米ではトップの頻度の疾患で、1000人当たり7.2人とされています。生活習慣の欧米化が進む日本でも、ほぼ同程度に迫っていると思われます。このうちの約50%が、狭心症や心筋梗塞が原因となっています。現在、わが国の心不全患者数は推定約160万人。とくに、高齢の患者さんが年々増加しています。)

心不全の基礎疾患
1 冠動脈疾患・・心筋梗塞、虚血性心筋症
2 心筋症・・特発性心筋症:拡張型心筋症、肥大型心筋症、拘束型心筋症 2次性心筋症:サルコイドーシス、アミロイドーシス、ヘモクロマトーシス、神経・筋疾患(筋ジストロフィー、ミトコンドリア脳筋症など)、アルコール、カテコラミン、薬剤(アドリアマイシン、ブレオマイシンなど)、産褥など (* ←Beriberi)
3 高血圧性心臓病
4 後天性弁膜症・・僧帽弁疾患、大動脈弁疾患、三尖弁疾患など
5 先天性心疾患・・心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、動脈管開存症など
6 心膜・心筋疾患・・心筋炎、収縮性心膜炎、心タンポナーデ
7 不整脈・・頻脈性、徐脈性不整脈
8 肺循環系疾患・・肺動脈血栓塞栓症、特発性肺高血圧症など


(http://ja.wikipedia.org/wiki/脚気 より)
脚気(Beriberi)
脚気(beriberi)は、ビタミンB1欠乏症の一つで、ビタミンB1(チアミン)の欠乏によって心不全と末梢神経障害をきたす疾患である。心不全によって下肢のむくみが、神経障害によって下肢のしびれが起きることから脚気の名で呼ばれる。心臓機能の低下・不全(衝心(しょうしん))を併発するため、脚気衝心と呼ばれることもある。ほかのビタミンB1欠乏症による代表疾患には、ウェルニッケ脳症や高ピルビン酸血症がある。
病態
本症は多発神経炎、浮腫(むくみ)、心不全(脚気心、脚気衝心)を三徴とする。
分類
乾性脚気:多発神経炎を主体とし、表在知覚神経障害からしびれ、腱反射低下などを来たす。
湿性脚気:末梢血管抵抗の低下から高拍出性心不全を呈して浮腫になる。
検査:膝蓋腱を叩いて膝関節が伸展する膝蓋腱反射は末梢神経障害の有無を見ている。脚気の多発していた1960年代頃までは健康診断の必須項目であった。

概要 (http://ja.wikipedia.org/wiki/脚気 より)
江戸時代の江戸では、富裕層の間で玄米にかえて精米された白米を食べる習慣が広まり、将軍をはじめ富裕層に脚気患者が多かった。脚気は、元禄年間に一般の武士にも発生し、やがて地方に広がり、また文化・文政に町人にも大流行し、江戸患いと呼ばれた。経験的に米にかえて蕎麦(ビタミンB1を含む)を食べると、快復に向かうことが分かっていたため、漢方医学では療法として用いられていた・・・大正期以降、ビタミンB1を含まない精米された白米が普及するとともに安価な移入米が増加し、副食を十分にとらなかったことで多くの患者を出し、結核とならぶ二大国民病といわれた。
国民の脚気死亡者数は、大正末期に年間2万5千人を超え、昭和期に入っても日中戦争拡大などで食糧事情が悪化する1938年(昭和13年)まで毎年1万人?2万人の間で推移した。1千人を下回ったのは、アリナミンが浸透する1950年代後半であった。アリナミンの浸透により、手の打ちどころがなかった潜在性脚気が退治されることになった。国民の脚気死亡者は、1950年(昭和25年)3,968人、1955年(昭和30年)1,126人、1960年(昭和35年)350人、1965年(昭和40年)92人)と減少したのである。しかし、1975年(昭和50年)には脚気が再燃し、原因には砂糖の多い飲食品や副食の少ないインスタント食品といったビタミンの少ないジャンクフードがあることが分かった。アルコール依存症患者にも多く、アルコール分解の際にビタミンB1が消費されることと、偏食もかかわっている。高齢社会(超高齢社会)をむかえた最近では、ビタミンB1を含まない高カロリー輸液での発症も問題視されている。

* 王侯貴族はおそらく...カロリー過多で「痛風」に...Vit.B1欠乏で「脚気」に苛まれてたと思われますね...^^;?

(埼玉県医学会雑誌 第42巻 2号「極端な貧血を呈し、ビタミンB1、鉄剤投与で救命しえたアルコール性脚気心の1例」 朱 ?台 より)Orz〜
脚気心の診断基準
臨床症候
 むくみ
 末梢血管抵抗の低下:拡張期血圧の低下と脈圧増大
 心循環亢進状態:収縮期雑音とIII音
 心拡大
 心電図T波の異常(陰転化、二相性、平低化)
 末梢神経炎
 最小3ヶ月間の栄養失調または慢性飲酒歴
サイアミン欠乏症の存在
 血液サイアミン濃度の低下
 赤血球トランスケトラーゼ(transketolase)活性の低下
 サイアミンピロホスフェイト(thiamine pyrophosphaye)効果の増大
適切なサイアミン補給後に回復

(http://bme.ahs.kitasato-u.ac.jp/qrs/imd/imd00182.html より *医学の歩みVol.198.No.13 2001 橋詰 直孝「ビタミンB1欠乏症」より **総合臨床 2006.9/V0l.55/No.9 長谷川 修「四肢のしびれ ビタミンB1欠乏に伴う多発ニューロパチー」より)Orz〜
一般検査所見
心症状がある場合は、心胸郭比(CTR)の上昇、最低血圧の低下などがみられる。
特殊検査所見
血中サイアミンの低下など
* いままでは血中ビタミンB1濃度の下限値を20 ng/ml としてきたが、1996年より、基準値は、28〜56 ng/ml とされている。
診断
?サイアミン欠乏の証明:最も信頼性の高いのは、赤血球トランスケトラーゼ活性の低下である。サイアミンピロリン酸(TPP)添加により、同酵素の活性が15%以上賦活されれば、欠乏症の疑いが濃厚である(TPP効果)。
?治療的診断:脚気心の場合、サイアミン補充開始後12時間以内に血圧の上昇と心拍数の低下がみられ、1〜2日で、利尿による心拍数の是非が生ずる。
**ビタミンB1剤 500mg/日の静注あるいは50〜100 mg/日の経口投与(ビタメジン3Tで75mg)


To be continued...

開く トラックバック(1)

イメージ 1

イメージ 2

この間当直の夜中に若い女性が両まぶたを腫らして受診された...
痒みはほとんどない...痛いわけでもない...たまに同様の発作があった由...薬物歴ナシ...
頭に浮かんだのがこの「クインケ浮腫」...
蕁麻疹の時使うミノファーゲン+PSL 20mg iv し、抗アレルギー剤+セレスタミン(坑ヒスタミン剤+ステロイドの合剤)の頓服処方し、、、30分くらい経観して軽快したため帰宅していただいた。
復習兼ねて・・・^^v

画像: yg-allergy.com/ill/ ill_jinma_quinke.htm より拝借させていただきました... Orz〜

こんな感じでまぶたが腫れてましたね...
よく流行ってる先輩に聞いてみたら...案外遭遇する疾患のようです...わたしはまぶたが腫れたのは初めてでした...唇が腫れたケースは何回かありましたが...

http://ja.wikipedia.org/wiki/蕁麻疹 より
「血管浮腫
蕁麻疹の一種に血管浮腫(クインケ浮腫ともいう)と呼ばれる病態がある。蕁麻疹と同様に皮膚の毛細血管の拡張と透過性の亢進によりおこる。蕁麻疹との違いは蕁麻疹が皮膚の表層で起こるのに対して、血管浮腫は深在性に起こるということである。死因はおもに喉頭浮腫による窒息死である。

症状
真皮深層や皮下組織など深いところで炎症を起こし、一過性限局性の浮腫が生じることがあり、「血管浮腫」と言われる。特に口唇やまぶたに生じるのが典型的。蕁麻疹とは異なり、掻痒はなく、出現すると3〜4日続くのが特徴。まれに、腸管にも浮腫を生じることがあり、その場合、消化器症状を伴う。
気道内にも浮腫を生じることがあり、この場合、呼吸困難を併発し、死ぬこともある。

原因
降圧剤のACE阻害薬が原因のことがある。ACE阻害薬によりブラジキニンの産生が生じ、それが血管透過性の亢進を招くのが原因である。また、近年、アンギオテンシンII受容体拮抗薬でも生じる例も多く、注目されている。その他、遺伝性もあり、HANE(遺伝性血管神経浮腫)と呼ばれる。補体第一成分阻害因子(C1-INH)の先天的欠損である。この場合は補体の過剰な活性化により血中補体価の低下がおこる。

治療
抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬を使用するのが一般的。
ステロイド内服薬も使用することも多い。
外用剤は、ステロイド外用剤が使用される。
血管浮腫に対しては、キニンの産生を抑制するためトラキネサム酸を使用することがある。
呼吸困難を合併していれば、気管挿管などの気道確保が必要である。

特異的なアレルギーをする病態
この項目では、蕁麻疹を伴うアレルギー反応のうち、特異的な病態を示すものを羅列している。
ラテックスアレルギー(Latex allergy)
食物依存性運動誘発性アナフィラキシー(FDEIA; food-dependent exercise-induced anaphylaxis)
口腔アレルギー症候群(OAS; oral allergy syndrome)」

喉頭浮腫様になるのが怖い...
この方にもよく説明しておきました...
HANE(遺伝性血管神経浮腫)の鑑別に補体第一成分阻害因子(C1-INH)チェックしましたが...WNL(within normal limit) でした...この検査は保険通ってるんだ...^^

http://www2.cnavi-5.com/post_17.html より Orz〜
「クインケ浮腫について
むくみ(浮腫)には、全身に症状が現れるものと、身体の一部に生じる場合があります。「クインケ浮腫」は、一部にのみ現れるむくみ(浮腫)で、顔の一部が円形にむくむのが特徴です。
クインケ浮腫は、別名「血管神経性浮腫」とも呼ばれます。ドイツのクインケが最初に報告した病気であったことから、この名前がつきました。症状は、身体のさまざまな部位に突発的に浮腫が生じる、というものです。むくみ(浮腫)は、直径数センチメートル程度の大きさで、丸い形をしています。
通常、むくみ(浮腫)は、指で押すとへこんで「圧痕」が残り、すぐにまた元に戻ります。しかしクインケ浮腫の場合は、ピンと張っていることから、指で押さえても引っ込みません。痛みやかゆみといった、症状は認められないのが普通で、1?数個が現れたかと思うと、短期間(数時間?3日程度)で消失します。ただし再発を繰り返すのが特徴です。
その他、小さな血管の拡張と、血管の透過性の亢進が認められます。
どうしてこのようなむくみ(浮腫)が生じるかの原因は不明です。また、発症する年齢、性別に特徴はありません。遺伝性のものとそうでないものがあり、遺伝によるものを「遺伝性血管神経性浮腫」と呼びます。
また、蕁麻疹(じんましん)と同時に出ることもあります。
治療法は確立されておらず、有効な手立てがないのが現状です。・・・」

http://www.naoru.com/kuinnke.htm より Orz〜
「angioneurotic edema(Quincke)=「血管神経性浮腫」。
1922年ドイツの内科医クインケによって記載された。
●血管運動神経の局所的興奮により毛細血管の透過性亢進し組織間に漏出液が出ることによる浮腫。
●多くは突然発作性に皮膚及び皮下組織、時には粘膜に局所性の浮腫性腫脹を生じる。しかも数時間で速やかに消失する(南山堂「医学大辞典」)
●組織の深い所でジンマシンが起きているようなもので、口や目の周り、手の甲などに起こるむくみ。
「アレルギーの1つ。」
自覚症状としては
●外観やはれぼったい感触程度で、かゆみはほとんどありません。
●眼瞼が腫れて目がふさがる。(まぶたが腫れる)
●口唇が著しく肥厚する。(くちびるが腫れる)
●むくみは通常数時間から数日間で自然に治まりますが、
●むくみが消化管に生じた場合は悪心や腹痛・嘔吐・下痢をおこしたり、
●気道に生じた場合は嗄声・呼吸困難になったりすることもあります。・・・」

全4ページ

[1] [2] [3] [4]

[ 次のページ ]


.
スモークマン
スモークマン
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(1)
  • ヤドカリ
友だち一覧
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

過去の記事一覧

検索 検索

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事