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教育方針などというごたいそうなものではなく、
子どもたちが読みたいという本に「ダメ」と言ったことがありません。
私自身、三度のごはん・・・ の次に読書は欠かせないものなので、読みたい本が読めないカナシサはよくわかります。
だから「買って」と言われると「ダメ」と言えない。
甘甘な母です。
今、うちの子どもたちがはまっているのは
山田悠介さんという人の本。
私は読んだことありません。
息子いわく「マンガみたいな小説だよ」
ますますわからない・・・
そんな息子が、いつになく違うジャンルの本を選び
どうしてもこれが欲しいと言う。
中身は、小説ではなく、認知症の母との日常を、62 才の漫画家の息子が描いた漫画です。
ユーモアを混じえているけど、お酒を飲むと変わってしまう父のことや、その父に従順だった母、それを見ていた子ども時代の自分の思い出話から、認知症になった今の母とのことなど、ただ面白いだけではない深さがあります。
息子は、数ページ読んだ頃から しきりと「切ないなあ」とつぶやきながら読んでいました。
何を「切ない」と思ったのかは あえて訊きませんでした。 自分の母もそうなってしまうことを想像したのか、
いつか自分も母から「あんた誰?」と言われることを想像したのか・・
読書って 「教訓」とか「知識」を得るためだけのものではないと思います。
中学2年の 生意気ざかりの男の子が、恋だけでない「切なさ」を感じることができただけで十分です。
読み終わった息子が「お母さんも読んでみなよ」と しきりと勧めるので 私も読みました。
息子の感じた「切なさ」を少しでも共有したかったから。
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いい本ですね
2012/12/14(金) 午後 7:10 [ 悲歌慷慨 ]