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1日未明、母方のばあちゃんが亡くなった。
90歳だった。
さっき、実家にいる妹から連絡があった。
元々、水曜日から実家に帰る予定にしてたが、
告別式が火曜にあるので、
急遽、明日一番の新幹線で帰ることになった。
実はお袋が腸閉塞からの病気がこじれ
ここ2ヶ月ほど、入院してる。
だから元気を出してもらおうと、
3日前に帰ること決めたところだった…
そして、明日ばあちゃんの告別式がある時間に、
ちょうどお袋の手術がある。
当然、お袋にはばあちゃんの死は伝えてない。
誰かが付き添ってないと不審がるだろう…
はてさて、どうしたものか…
私は、ばあちゃん子と言っても過言ではない。
4才の時に親父が病気で亡くなってから、
ばあちゃん家に済むことになった。
そして引っ越す中2まで、めちゃくちゃ迷惑かけた。
片親になったお袋が働きに出てる間、私と妹には
ばあちゃんが母親替わりだった。
学校の参観日や発表会などイベントごとは
いつも、ばあちゃんが来てくれた。
私のカレー好きも
ばあちゃんのおかげだ。
実家は漁港のそばにあるため、毎日、魚料理だった。
幼い私は、飽きてしまい、食べなくなった時に、
ばあちゃんは、毎週土曜日の晩御飯に
カレーを作ってくれた。
とてもありがたかった。
それから土曜日が来るのが
とても楽しみになった。
また私は病気がちだったため、
すぐに風邪をひいて肺炎をこじらせていた。
そんな時もばあちゃんは拙者を背中に背負い、
町の医者に連れていってくれた。
20才過ぎて、福岡に出てきてからも、
地元に帰った時は、必ずばあちゃん家に顔をだした。
そして25才で結婚した時、
披露宴で、親への花束贈呈をした時も
お袋に渡した後、
ばあちゃんに感謝の花束を贈った。
喜んでくれていた。
結婚してからも長女が出来たら
真っ先に見せに行った。
ここ3年ばかりは、痴呆が悪化して入院し、寝たきりになってた。
昨夏に帰った時も、ほとんど寝てた。
そんなばあちゃんが死んだ。
今日のこの雨は悲しみの雨なのか…
ばあちゃん。
本当に
本当に
ありがとう。
何べん言っても言い足りないよ…
どうか安らかに。
あっ、それと、ばあちゃん、
それから親父!
お袋はまだ連れていくなよ…
去年まで女手一つで仕事して頑張ってきた、
働き者のお袋だ。
第2の人生を歩み始めたばかりなんだ。
頼む。
まだ連れてかないでくれ。
お袋、手術頑張れ!
明日帰るからな、
待ってろ。
雨は…
…まだ降ってる。
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