偏愛極私的感傷遺話

お気に入りの音楽が纏う極私的来歴に暫しお付き合い下さい

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ドリームキャッチャー

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Secret Garden
Dreamcatcher
 
Dreamcatcher”・・・
ネイティブアメリカンのおまじない、蜘蛛の巣を模した魔よけのお守りで、悪夢を取り払ってくれるというもの。
“ノクターン”から始まる音楽の方は、悪夢とは無縁のニューエイジ系CD。脱力BGMにはよろしいようで。
 
「悪夢」というと・・・記憶に残る悪夢がある。
高校の木造校舎が建て替えのために取り壊しになる夏休みのこと。東京の親戚の家でみた夢は、取り壊しが始まっているだろうその屋根裏に死体を隠した、というもの。ただ、隠したその行為を夢に見たというわけではなく、それを事実として認じ、それがバレるという恐怖を夢に見て、起きてからも、しばらくの間隠したことが記憶なのか夢なのか判然とせず、小心な高校生は司直の手にかかる恐怖に慄いたのだった。
 
もちろん平々凡々の高校生活に殺したいほどの相手がいたわけでもなし、当然のこと隠した死体の身元も知れない。窓際の板壁を壊してパーソナル教科書置き場にしたり、それなりに愛着もあったけれど、壊されていく木造校舎に然程の思い入れがあったとも思えない。それでも、それほどに後ろめたさを感じなければならなかったのは、ハイティーンの己が心の闇に慄いていたのだろうか。
いや、遠く過ぎこしてみれば、取り壊された木造校舎こそは旧き良き「昭和」そのものであったかのよう。その屋根裏に隠した死体こそは、
 
さて・・・
以前、入院して手術を受けるという数日前のこと、珍しいことに今は亡き義父が夢に出て、家に帰ろうとしていた私をつかまえて
「帰る前に海老を食っていけ」という。
義父に誘われるままにフレンチレストランに入り、なぜかコリアンのフレンチシェフが鉄板で調理した特大車えびを喰った。
 
現実の世界では松阪牛のステーキやら鉄板焼き、すきやき、と義父には一通り美味いものをご馳走になったが、伊勢海老ならともかく、「特大車海老」とは、また夢らしいといえば夢らしいところ。家人によれば、海老はとっても縁起の良いモノゆえ、義父が手術の無事を祈ってくれたのだと喜んでいたから、いいのだけれど。
まぁ、悪夢というよりは変な夢といったところ。
 
で・・・全身麻酔で受ける手術、その間にどんな夢を見るのか少しく楽しみにしていた。わくわくしながら麻酔の効きに意識を抗わせていたのだけれど・・・執刀医の言うとおり、麻酔が効いてから次の瞬間には覚めていた。
死もまた斯くの如し、か。
 

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