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自分取り扱いバトン

+自分取扱いばとん+

【自分取扱い説明書】



製品名:なつめ

対象年齢:18歳以上。嘘ですごめんなさいどなたでも平気です。

適正動作環境:あったかいところ

製造元:画面内(だと嬉しい)

製造日:8月24日

保証期間:永遠

価格:フリー配布

【以下の動作方法】

話す:「せーたんってかっこいいよね」「お兄様って素敵」「よっちんってイケメンだね」を言えばたちまち笑顔になります

誘う:「イベントのチケットがあるんだけど、」と言えばたちまち笑顔にry

笑わせる:銀魂、スケダンを読ませると笑います

泣かせる:「のび太の生まれた日」を見せれば泣きます号泣です

怒らせる:嫁たちを侮辱するとぶちかまします

謝らせる:大体ぺこぺこ頭下げてます

倒す:「あんたなんか嫌い」これ言われたら立ち直れません

相談する:曖昧に返答します。役に立ちません

騙す:騙されやすいです。なんでもどうぞ

服従させる:こまめにアニメを見させてグッズをあげてイベントに連れてってあげましょう。3日もしないうちに「マスター」と呼びます



【メンテナンス】
故障?と思ったら以下の事をして下さい。

1、 静かになったら
⇒そっとしておいてください

2、変な顔をしてたら
⇒鼻を摘みましょう

3、ため息をついている。
⇒お金と声優雑誌をあげましょう

4、怒り始めたら
⇒黙って叫ばせてあげてください


【本製品に関するお問い合わせ先(回す人)】

部品交換業者→
ボイスチェン→
洋服デザイン→
化粧業者→夕霧 
製品の組み立て→
最終検査→
運搬業者→




フリーです。フリー女王再び。
久々のバトン楽しかったです。
澪生さまありがとうございました!

8 女王の怒り

爆発音が聞こえて走っていると、使用人たちが慌てて逃げてきた。


「セリーヌ!一体何事ですの!」

「じょ、女王陛下!ここは危険です、早くお逃げくださいまし!」

「いいから状況を教えて!怪我人は?」

「怪我人はいません。しかし、ウォンダお嬢様の行方が確認できていない状態でして、」

「・・・・・・っ、」

「女王陛下!いけません!」


セリーヌの止める言葉なんか耳に入らない。
デュパッチの声も聞こえない。
ウォンダ姉様の身に何かあったら・・・・・、それだけで必死だった。


ガラガラッ・・


瓦礫となって崩れ落ちてくる宮殿の一部。
それを間一髪で避け、門へ向かって走る。
びりっとドレスが破れ、足が動かしやすくなる。



「・・・・・そんなっ・・・・、」



門から宮殿までの間にある庭園は最早焼け野原に近い。
黒焦げになった花々が私を出迎える。

一面黒で染まった庭園を呆然と眺めていると、派手なドレスと綺麗な金髪が目に入る。
もしやと慌てて駆け寄ると、それは、


「・・・・ウォンダ姉様・・・・、」


意識はもうなかった。
苦しそうに顔を歪める姉様が背中を丸めて包み込むように守っているのは、

一輪の花。



"シャル!これからは庭園でボール遊びしちゃあだめよ!"

"・・・なんでですの?"

"ルピックスと花を植えたの!結婚するときまで大切に育てましょうって!"

"まあ!それは素敵ですわね!"

"そうでしょう、だから、もうボール遊びはだめよ。"

"分かりましたわ!"




姉様の腕の中で焦げてしまった一輪の花。
大事に大事に育てられた、一輪の花。





「・・・・・・そこにいるの、誰?」




綺麗なガラスのヒールを脱ぎ捨てて真っ直ぐに見据える。
門の近くに倒れている門兵。

彼らの近くに立っているのは、




「・・・・・・あら、体調は優れたのかしら。・・・ねぇ、リュッチュス閣下。」

「ご心配をおかけいたしましたかな。すみません、女王陛下。」

「何故今日の会議を欠席なさったの?」

「ちょっと頭痛が酷いもんでして、」

「ご冗談を。正直に言いなさい。私たちが会議してる間をみて爆発を起こしたのでしょう。」

「・・・何をおっしゃいますかな。」

「今更とぼけるのね。白々しいこと。本当に、憎たらしいわ。」


護身用、とデュパッチから渡されていた短剣を取り出す。


「・・・・・傷害事件でも起こすおつもりで?」

「貴様が先に仕掛けたんだろう。この下衆が・・・・っ!」

「・・・私を殺すか?シャルルッテ・フィユ・ヴィステーガ。」

「今すぐ殺すわけがないだろう?じっくりと痛めつけてから煮殺してやる。」


そう言って短剣をかざしたとき、足に何かが触れた。
それは顔を黒く汚しながらも私を必死に止める姉様だった。


「・・・シャル・・・・・おやめ、なさい・・・・」

「姉様、離してください。」

「・・・・・・シャル、・・・・・シャル・・・、」

「姉様!!」


振り払おうと足を上げると姉様と目が合う。
その目を見ると、まるで身体中の力を奪われたかのような感覚に陥る。
目を、離せない。




ドスッ




鋭い痛みがはしった。
腹を見ると、剣が突き刺さっている。
目の前にはにやりと笑うリュッチュス。

私が姉様に気を取られている間に、















「・・・よくやった、シエスタ。」














次回から戦争に入る・・・かな?
入れるといいです!はい!!笑
相変わらず分かりにくくてすいません・・・。

7 戦の火種

「ええい!言い訳をするな!餓鬼がこの私にそのような口をきいて良いと思っておるのか!?」



突如、怒鳴り始める目の前の男。
勢いよく叩かれた頬がじんじんと痛む。

私はすぐ起き上がり、努めて笑顔で言い返す。


「あら、貴殿こそ私にそのような口をきいてよろしいと思っていらっしゃるの?」

「なんだと!!まだ口答えをするか!!ふざけるなよ!!」

「ふざけてなんかないですよ。この大事な会議でふざける大馬鹿者など見たこともございませんわ。」

「・・・もう腹が立ったぞ!餓鬼だからといってその態度が見過ごされるほど甘い世界ではないのだよ!目に物をみせてやる!!」


太い身体を震わせて叫ぶ男に、私を除く周りの貴族達もたじたじだ。



「・・・ほう、目に物をみせてやる・・・・?うふふ、面白いことをおっしゃいますのねビルトン男爵殿。」

「面白い!?・・・私は真面目にいっているのだぞ!!面白い要素などどこにもないだろうが!!」

「私が言っているのは貴殿の発言だけじゃありませんよ。貴殿の態度を面白いといっているのです。」


作っていた笑顔を一瞬で崩すと男は怯えたような顔になる。



「・・・・・忘れたとは言わせませんよ。先ほどの無礼なお言葉と振る舞いはきちんと頂戴いたしましたからね。」

「・・・女王陛下、」

「あら、今更どうなさったの?先ほどみたく餓鬼とおっしゃればよろしいのに。」

「シャルルッテ女王陛下、」

「少し黙っていてちょうだいデュパッチ。・・・今、いいところなんだから。」


もしかして、先ほどから周りの貴族がたじたじなのは、彼ではなく私なのだろうか。
そんな気がする。
必死に止めようとするデュパッチを制して椅子から立ち上がる。



「・・・男爵風情が、平民より少し身分が上だからといって調子に乗らないことね。」

「じょ、女王陛下、」

「・・・何?私は今ビルトン男爵とお話しているのよ。邪魔しないでちょうだい。・・・それとも、貴殿も私とお話したいのかしら・・・・・・フィーテン伯爵?」

「い、いえ!とんでもございませぬ!」



邪魔なのを黙らせて改めて男に向き直る。


「今回の世界会議のために貴殿の席を用意したのは誰か、ご存知ですこと?」

「・・・・・じょ、女王陛下でございます。」

「そうよ。わざわざ貴殿のような低身分の者を呼んでさしあげたのよ。感謝される覚えはあっても罵倒される覚えはありませんわ。」

「・・・申し訳ございませぬ。先ほどは私もどうかしていました。」

「謝って許しを乞うぐらいなら最初から言わなければよろしいのに。低身分なうえに馬鹿ときては救いようがないですわね。うふふっ。」


横においてあるベルを静かに鳴らす。



「それでは皆様、本日の会議は以上とします。気分を損なわれた方がいましたら本当に申し訳ありませんわ。次の会議の予定は6ヶ月先です。それまで今回の課題を達成させるために頑張ってください。」


それだけ言って部屋を出る。
急いでついてくるデュパッチ。


「女王陛下!お待ちください!」

「・・・なんですの、あまり気分が良くないの。早急にお願いします。」

「頬をお見せください。先ほどビルトン男爵様に叩かれていたでしょう。」


まさかそのことに触れられるとは思ってなくて驚く。
私の頬を包むデュパッチの右手。


「・・・ありがとう。」

「いいえ。・・・それにしても、何故あのようになったのですか?私、最初のほうは見ていなかったので分かりませんが・・・。」

「・・・ビルトン男爵が軍資金を寄越せと言ってきたのよ。断ったら、今までヴィステーガには何億という金を貸してやったのだ。だから寄越せ、ですって。・・・笑っちゃうわね。」

「・・・それで、ビルトン男爵様の処分はどうなさるのですか?」

「味方につけますわ。」

「・・・味方?」

「私はさっき彼の弱みを握りましたわ。次からは彼が私の言うことに聞けないようにビルトン一族をこちらの支配下に置いてしまえばいいのよ。」

「・・・そうですね。」



冷たい湿布が頬に張り付く。
それがなんだかくすぐったくて微笑む。
デュパッチも笑ってくれた。

和やかな空気に、先ほどの疲れも癒されていくようだ。


「・・・・・・次はなんでしたっけ?」

「次はティディック伯爵のお屋敷へご挨拶に行きます。」

「・・・彼、少し苦手なのよねぇ・・・。」


溜め息を吐きながら長い長い廊下を歩く。



「ご挨拶が終わりましたら本日のスケジュールはなにもありませんよ。もうひとがんばりです。」

「・・・そうね。」

「お屋敷へ着いたらきっと食事もできますよ。」

「・・・そうね。」


1分1秒がとても長く感じる。
本日何度目とも知れない溜め息を吐きながらも足を進める。

進むしか、ない。





「・・・ん?」

「どうかなさいました?」

「・・・火薬の匂いがしませんか?」

「火薬?」


デュパッチの言葉に足を止めて匂いを嗅いでみる。
しかしデュパッチほど鼻がよくない私には分からない。


「・・・私には分からないわ。」

「そうですか・・・。じゃあ私の気のせいかもしれませんね。」

「いや、貴方の鼻はよく利くわ。調べてみる必要はありそうね。まだティディック伯爵への挨拶まで時間があるし、一応みておきましょうか。」


デュパッチのいうには、門のほうからしたらしい。
門には門兵がいるはず。もし何かあったとしても対処してくれるだろう。
しかし門兵を信頼しすぎても危ない。内部の裏切りが一番怖いのだ。





ドルン・・・・・・ッ!!!





「!?」

「お嬢様!」


二人で門のほうへ向かっていると、物凄い爆発音が響き渡った。
キャアと悲鳴が上がる。
まだ会議が終わったばかりでこの宮殿に残っていた者も多いはずだ。

ドレスなのも構わず急いで門へと向かった。







ちょっと背景が分かりづらかったかも・・・(^^;
すいません。まじすいません。←

6 敵だらけの中の仲間

「この時をもって、この者をヴィステーガ帝国の女王陛下への即位を任命する。」


父様の手によって、何百年と大事に大事にされてきた黄金のティアラが私の頭に乗る。
その瞬間、会場は拍手で包まれた。それは、無事に任命式が終わった瞬間でもあった。



笑顔でカーペットを歩き、会場を一足先に出る。
扉を抜けると、デュパッチが待機していた。


「無事に終わりましたね。何よりでございます。」

「・・・そうね。」


私は、無事に女王陛下になった。
そう、「無事」に。なのだ。



「・・・・・帰りたいわ。馬車の手配を。」

「そういうと思いまして先ほどしておきましたのでもうそろそろ来るかと。」

「・・・仕事が早いわね。」


デュパッチにティアラを預け、控え室に戻る。



「・・・・はぁ、」


私は、女王。
もう、女王。
既に、女王。

もう後戻りはできない。
もう逃げ出したりはできない。
もう弱くいることはできない。

世界を殺すこともできない。
自分を殺すこともできない。

世界と自分の心に挟まれ、縛られ、泣き叫んで歩む未来は、そう遠くないものになった。



「シャルルッテお嬢様、馬車が到着いたしました。」


部屋の外からかけられた声ではっとする。


「・・・・・今、行きます。」













「・・・お嬢様、具合が悪いのですか?」

「・・・そんなことないわ。」

「・・・・・・お嬢様、やはり、今回の任命もお嬢様自身、納得のいくものではなかったのではないですか?」

「・・・言ったはずよ。これは母様の遺言だと聞いたわ。母様が望むのであれば私は命をかけてそれを全うしますわ。」

「・・・それは、アリンディ様のためですか?それとも、お嬢様自身のためですか?」

「・・・・・母様のために決まってるじゃない。」

「そうやって、誰かのせいにして自分の重荷を減らそうとしていませぬか?・・・アリンディ様が、この現状を本当にお望みになると、お思いですか?」


馬車の窓から見える景色は綺麗な湖。
しかしその景色は一瞬で流され、森のような景色が視界を覆う。


「・・・分からないわ。・・・・もう、なんにも、分からないわ。」

「・・・・・・・、」

「私の母様への想いはただの"大好き"じゃないのよ。・・・最早、崇拝に近いわ。私は、本当にアリンディ様という人物が愛おしくて、愛おしくて、堪らなかったわ。」

「お嬢様、」

「この世界は私から生きる希望を奪ったのよ!!母様をひとりぼっちにしたのよ!!・・・許せない、許せるわけがないわ・・・!!私は、憎くてたまりませぬ!この世界が、母様を殺した輩が!」


目から熱い水滴が流れ落ちる。
それは豪華なドレスに染みをつくった。

肩を震わせていると、デュパッチが私の右手の上に手を重ねる。
その人肌の温かさに心臓が縮まるように震えて、余計に水滴が落ちる。


「・・・今回の任命を心から祝福してくれている貴族の他に、嫌な視線で見る貴族もおります。それは、三流貴族だけではなく、我らと同等の上流貴族にも。・・・貴方の敵は数知れず存在しております。」

「・・・でゅ・・・ぱっち・・・・?」

「・・・・・この先、貴方に降りかかるのは幸せより辛いことのほうが多いと思われます。私は、それだけが辛いです。・・・・私はアリンディ様のことも深く好いております。それは、今でも、です。」

「・・・・・っ、」

「しかし、私が心からお慕いし、心から守ろうとするのはシャルルッテ様、貴方だけです。私は、貴方が苦しむ姿をみることだけがたまらなく怖いです。・・・貴方が泣きじゃくる姿は、見たくありません。」

「・・・・・・デュ、」

「・・・しかし、貴方がそう決めたなら。・・・・貴方が一生をアリンディ様のために尽くし、その身を捧げる覚悟をしているのなら、私も覚悟を決めます。・・・・・捨て子だった私を拾ってくださったのは他の誰でもない、貴方です、シャルルッテ様。貴方がアリンディ様を深く愛し、生きる希望としているように、私も貴方を深く愛し、生きる希望としております。」


デュパッチの瞳から一筋の涙が落ちた。
それは言葉では言い表せないほど綺麗で。

ああ、男の人の涙って、こんなにも綺麗なのね。



「・・・私、女王からの命令です。・・・一生、私の傍にいなさい、デュパッチ・ゼッシュ・ウィンリオ。」


そういうと驚いたように目を丸くするデュパッチ。
そんな間抜けな顔を見たのは久しぶりで、思わず微笑む。
すると、彼も微笑んでくれた。



「・・・かしこまりました。・・・一生、貴方のお傍にいます。」





それは愛の誓いではなく、











意味わからん、話進まん←
もうこのコメント何回繰り返すんだって話ですね、サーセン。

5 不安定な心

しばらく無言で睨みあったが、朗らかな表情でむこうから切り出してきた。


「ははは。そんな警戒しないでくださいよ。隣国同士仲良くしましょう。」


そういって差し出された右手。
私は笑顔のまま左手を差し出し、握手を交わす。


「これはこれは、失礼しましたわ。リュッチュス閣下・・・。」


触れた彼の右手は驚くほど冷たかった。
手を離してごく自然にまた微笑む。


「・・・私は衣装を着替えなきゃなりませぬ。失礼いたしますわ。」


そういって彼に背を向ける。
こんな下衆野郎といるなんて吐き気すらしてくる。

足早に去ろうとしたとき、彼の笑い声が聞こえてくる。
それが癪で振り返ると、気に食わないほどの笑顔で笑っている。


「・・・何か可笑しいところでもございましたの?」

「はっはっは。いや、違うんだよ。あまりにも女王陛下の頭が良いから思わず圧倒されてしまったのさ。」

「お褒めの言葉と解釈してよろしいのかしら?」

「そうだねぇ。君のその眼は確からしい。・・・怖いなぁ。君がこの大帝国の頂点に立つなんて。世界を揺るがしてしまうかもしれないよ。・・・・・アリンディ様のときと全く同じだ。」


その時、彼の左手にあったグラスが床に落ちた。
グラスは割れ、赤ワインは飛び散りカーペットに染み込む。
まるで血のように。

すぐさま使用人が駆けつけ片付けに入る。
そんな使用人には目もくれず彼はじっと私を見る。
顔は穏やかに笑っているのに、目は殺気を放っている。


その目で私は悟る。
きっとこの男は全て知っている。
私の考えていることも、私の感情も、全部知って先を見通している。



「・・・貴方、今その足で立っている地がどこかお分かりですこと?」

「あはは、怖いですなぁ。」

「ここを大帝国ヴィステーガと知ってでおいでなら、あまり挑発はされないほうがよろしくてよ。」

「そのようですなぁ。失礼しました、女王陛下。」

「・・・では、失礼いたしますわ。」


再び背を向けて歩き出す。
パーティ会場を出ると衣装やメイクの準備を済ませた使用人が待っていた。
私は大人しく着替えをする。







「お嬢様、シャルルッテお嬢様。」

準備が整い、控え室で待っているとデュパッチが入ってきた。

「・・・何かしら。」

「ルピックス様とウォンダお嬢様が来ております。」

「・・通して。」


デュパッチの後ろからひょっこり現れたのはウォンダ姉様とルピックス様だった。
ルピックス様は以前会った時より少し髪が伸びた気がする。


「シャルルッテ女王陛下。お綺麗ですよ。」

「ありがとうございます。しかし、そのようなお言葉はウォンダ姉様に言って差し上げてくださいまし。」

笑顔でそういうとウォンダ姉様が照れたように顔を赤く染めた。


「シャル!私をからかってないかしら!」

「いいえ。からかってなどいませんわ。」

「妹君に当たるのはよしたまえ、ウォンス。」

「ルピックス!」


二人はふざけながらも笑いあっている。
本当に仲の良い婚約者だ。
そんな二人を見ていると、なんだか心が和らいでいく気がした。


「・・・お嬢様、どうかなさいましたか?」

デュパッチはすぐに私の異変に気付く。
長年一緒に過ごしたのは伊達じゃないらしい。


「・・なんでもありませんわ。」


そういう私を心配そうに見るデュパッチ。
あなたがそんな顔をすることはないのに。


「・・・そうですわね、一つ質問しようかしら。」

「なんでしょう?」

「戦に必要なものって、何かしら?」

「戦・・?・・・・・・剣でしょうか。」

「・・・・・そうね、剣がないと相手を殺すことはできないわね。でも、剣があっても殺せないことだってあるのよ。」

「・・・・・お嬢様?」

「・・・戦に必要なのは、殺す覚悟よ。」



どんな弱い人間でも、殺す覚悟さえあればいつだって誰だって殺せる。
殺す覚悟があれば、それさえあれば。


考えるだけで冷や汗が止まらない私は、まだ覚悟が足りないのだろう。








全然進みません。
なんででしょう(知らん

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