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「別れよう」
彼の薄い唇から告げられた言葉。
「・・・どうして?」
「・・・・いつ、退院できるか、分からない。君を、いつまでも心配させていたくない。」
「・・・心配するのはいけないことなの?」
「・・・心配のしすぎ、はよくないよ。・・君、随分痩せたじゃないか。俺が入院してから。」
「・・・・・・・。」
「・・だから、別れよう。恋人という関係が君をここに繋いでしまっているなら、断ち切るよ。」
「・・・・・いいよ、精一が決めたことなら、文句言わない。」
「・・・ごめんね、」
「精一、一体何があったんだ?」
「・・何って?」
「・・ここ最近、あいつの様子がおかしい。」
「・・おかしいって?」
「前も痩せてきているな、とは思っていたが、それよりもはるかに痩せてしまったというか・・前みたいに笑わなくなったぞ。」
「・・・・!」
「・・・精一、」
「・・・俺が、俺がそうさせたんだ・・・。別れよう、なんて、言ったから・・・。」
「・・分かった、これ以上痩せないよう俺もあいつを見張っておく。だから・・、お前は、早く退院してあいつに直接言ってやれ。」
「・・・・・うん。」
待っていて
俺が、伝えるよ。
君が俺を愛してくれているなら、もう一度と。
*
・・ありがちですね。
でもありがちだからこそやりたいネタですよね。笑
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