|
一昨日は夕方からモンキー岡田慶隆「真実のお札展」に行った。
会場:海月文庫HPに展覧会日記も掲載
海月文庫(http://kurage.web.infoseek.co.jp)
案内状の絵は漫画ともイラストともとれる絵だ。
文字のヒントは、大阪弁で「ええわ!」
これが彼の作品だが、今回の展覧会は「おふだ」
したがってキャンバスの絵は無かった。
彼は絵本作家でもある。
福音館書店 福音館創作童話シリーズ
「おーい ペンギンさん」 岡田よしたか 作 ¥1,100
約1万部弱売れたらしい。(2001年11月初版)
次回出版の話が、出ているがなかなか決まらないらしい。
来年夏以降に出版の企画が出ているという。
彼と出合って十数年になる。
まだ大阪市天王寺区石が辻町の近鉄上本町駅南から線路
伝いに東へ5分弱歩いたところの、人通りの少ない通りに
面した、雑居ビルの2階でギャラリーくるせ(5年間営業後
北区西天満に移転)をしていた時に、彼が画家の旗谷氏
からの紹介で、自費出版の画集を持って置いてほしいと来た
のが最初だった。
その時、持ってきた画集を見てたまげた。
ヌードが多い。 それもおっさんの漫画チックな場面
が多い。 女性のヌードはない。
おっさんも走っていたり 銭湯につかったりだ。
置くことは、了承したがこんな物お客さんや画家に見せたら
馬鹿にされると思いしまいこんだ。
彼の素性も分らなかった。
当時くるせは具象作家中心に個展を開き営業していた。
バブル崩壊後のことで、素人画商の営業は行き詰りつつあった。
打開策として、現代美術も取り入れてみようと思った。
ただ直感では現代美術の販売は具象よりはるかに難しいし
売れない可能性もあると思っていた。
近くには、朝日新聞と近鉄と大林組が共同運用していたABC
ギャラリーがあった。(非常に広いギャラリーで2週間単位
で企画展をし、外人作家も招待されていた。)
もともとABCギャラリーからの流れ客を期待してその場所に
ギャラリーを作ったのだが、現代系の客と具象系の客が違うこと
に気付かなかった。
ABCギャラリーは現代美術のギャラリーのため、ABCから
名もない、ちっぽっけなくるせに流れてこないのは当然だった。
戦略変更を開始し、ABCギャラリーや近隣のギャラリーを廻
り現代作家と何も分らぬまま恐る恐る、かつ積極的に話をした。
時に何度も頼み込み、案内はがきもこちらで用意して企画展が
なんとかできる様になり現代作家もたまにくるようになった、
でも売上は上がらなかった。
岡田氏と出合ったのはそのころだった。
多少現代美術のことも理解し始め、だんだん理解が深まるにつれ
彼が置いていった画集が気になり再度見直した。
大阪の、泥臭さを一杯絵に詰めただけかと思っていたら、作品の
中に知的なものも仕掛けられていた。
よく見ると、一見完全な具象ながら辛辣な皮肉も含め、現代美術
的センス:ダダの雰囲気が伝わってくる。
そのうち彼が、有名な芸大を出ていることや、生野区で無認可の
保育所をしていた事などが分った。
後で分ったことだが、彼はすばらしいデッサンも残している。
それから、くるせでは彼の展覧会も企画するようになった。
余談であるが彼はそれ以前から、認められいろんな画廊で、展覧会
をしていた。
その後彼は東京都で開かれる人人展(有力作家や実力のある作家
がほとんど)の常連となり今も続いている。
人人展の有志が、「行商美術」を始め、これも人気を博し有名人も
加わり全国の会場を作品だけが動いているが、彼も参加している。
私が2000年夏に画廊経営で挫折し画廊を閉鎖してからも、彼から
案内状が来れば、友人としてできる限り行くようにしている。
海月文庫の個展に参加したのは何度目か覚えていない。
今回の展覧会では、お札(ふだ)展でキャンバスの絵はなかった。
10日(土)は彼の「人間ジュークボックス」で歌やギター、
バンジョー(すべて独演)の演奏があった。
リクエストに応える形だ。
私は、当日夜が予約制というのを忘れていったが、彼の前に席
が偶然空いていた。
会場には長テーブルが置かれカウンター形式になっていて、
酒類とおでんがあった。(ほぼ実費支払い)
(隠岐の麦焼酎のお湯割りうまかった。)
約20名余りの美術家(会場で案内をもらったコシダさん他)
も含む多様な人が集まって満席状態だった。(海月文庫の
なじみが多い?)
歌と酒とおでんやお話しで賑やかに盛り上がり、普通の
(オープニング)パーティーなんかと違った楽しい夜を過ごせた。
|