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ロボット技術については、日本は世界でもトップレベルにあると
言われている。
ホンダやトヨタの人型ロボットはTVの話題でよく登場する。
国や地方自治体でも開発支援に力を入れている。
大阪はJR梅田の貨物操車場跡に大規模な施設いわゆる北ヤード
開発である。
日経ネットはこれに関し昨年末次の記事を掲載している。
「「大阪都心に残された最後の一等地といわれるJR大阪駅北側
の梅田貨物駅(梅田北ヤード、24ha)の開発がスタートした。都
市再生機構と大阪市は29日、先行開発区域の土地区画整理事業の
着工記念式を開いた。ロボットなどの研究開発施設や企業の先進的
なショールームなどが集積する「ナレッジ・キャピタルゾーン」など
を整備し、2011年春の街開きを目指す。」
大阪市の産業創造館でもロボット開発の拠点を大阪駅前ビルに作っ
ており、産学官連携して各種プロジェクトの推進を進めているが、
北ヤードの開発で移転するようだ。
ロボット技術は人型でないのものと、人型のものがある。
人型でないものは、研究実用化が進み随分前から生産現場溶接ロボ
ットや塗装ロボットや運搬ロボットとして活躍している。
それ以外の用途たとえば警備等も開発され、それ以外救助や探索や
消火活動用等のものも実用化が進むと思われ一部実用化している。
一般に注目されているのは、人型ロボットだ。
最終的には鉄腕アトムを目指しているといっても過言ではない。
人型ロボットの研究は、いろんな方向性があって多岐にわたって
いる。
当面いかに人に近い物を作るかといった研究が進んでいる。
認識や感知や早くスムースな応答を制御や人体に近い耐久性のある
素材の開発等の様々な問題を一つずつ解決し進んでいる。
いわゆる自律的に学習しながら自分で判断し動くロボットとか
人の細かな表情や皮膚感覚を実際の感覚とし検出するのかとか、
逆に皮膚の触感を出すとかいったことも研究されている。
視覚も人が装置をつけると、立体的に目の前に映し出される
といったシステムも開発されている。
先日のNHKTVの放送で驚かされたのは、舘教授が世界で
初めて作ったロボットであり、新たな概念である「テレイ
グジスタンス(遠隔に存在)」だ。
まるで漫画のガンダムの雛形だ。
放送では、研究室に置かれた操縦者が着るロボットの服にあたる
装置やバーチャルリアリティーの立体画像目の前に映し出す装置
つける、爆笑問題が放送されていた。
スタジオで服とバーチャルリアリティーの装置をつけてロボット
を全く違う場所に置く。
操縦者がスタジオで動くと、そのロボットはスタジオの人間の動き
どおりに動く。
ロボットはスタジオの操縦者の行動を忠実に再現するので自由に
動いたり移動したり物を掴んだりできる。
ロボットの移動につれロボットの立体的視野が操縦者に伝わるので
、操縦者はロボットが受けるのと同じ感覚の体験が出来るのだ。
放送では服とバーチャルリアリティー装置は別々だったが
今の技術では結合はたやすいことだろう。
このロボットの応用はいろいろ考えられる。
例えば消防士ロボットを作り、離れたところで、操縦する
人が装置を身につけ、分身のロボットを火事場の中に行かせる。
音や視覚はロボットの受けている感覚がそのまま人に伝わる
ので、操縦者は現場に居るのとほぼ同じ感覚が得られ、状況を
判断しやすい。
人命救助をしたり、化学工場であれば手動でバルブの緊急停止
等の操作がすばやくできる。
無論ロボットに耐火性がなければ無理な話だが。
原子力設備の危険地帯や有毒ガスの中でも使えるし、様々な
用途が考えられる。
介護にも応用が考えられるだろう。
当然のことながらロボットの力はいくらでも増幅できる。
すなわち、10キロの荷物しか持てない、女性でも100キロ
の荷物の積み下ろしを可能にすることが出来るのだ。
そのほかいろいろな方法のロボットが研究されている。
鉄腕アトムのようなロボットが登場すると面白いが、別の
社会問題も増えるだろう。
ロボット開発は、人間研究であるとよくロボット研究者
は口にする。
ロボット開発を進めれば進めるほど、人間自身が意識した
ことのない、人間の持つ働きの奥深さに驚かされるといっ
た話を聞いた事がある。
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