サイキンノスミコ

元添乗員による添乗日記、からの育児日記です。旅は子連れで、どこまでも。

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当ブログでも何度か関連記事を掲載しておりました“藤坂ロックガーデン”につきまして、以下、藤坂RG管理人でもある私の父より皆様へお知らせです。
 
藤坂ロックガーデンは
クライミング中の事故多発により
2013年5月12日より入山禁止です。
 
事故の多発に伴い、当局(救急隊・警察)への出動要請が度重なり、関係各位へこれ以上のご迷惑を掛けることは心苦しく。また更に、事故を起こされた方々の苦痛や無念な気持ちを考えますと、クライミングの禁止(入山禁止)が最も正しい判断という結論に至りました。
クライミングを愛する皆様には、大変残念なお知らせとなりましたが、安全に考慮したクライミングを実践されますよう心より願っております。
 
長年のご来場に感謝を込めて、また何処かの山にて再会を願い。
管理人 齋藤 雅巳
 
【追記】ヒグリンこと樋口様はじめ皆様へ。
かつて一ノ倉沢の衝立岩正面壁の登攀後、北稜から懸垂降下を繰り返し安全地帯へつながるテラスへ最後の懸垂をして着地した。その時、使用していたダブルロープの末端(両端どうし)は結ばれておらず、またロープの回収を考え、一方のロープを引っ張りその流れを確認したが、その結果、ロープ両端の長さが1〜2m程違ってしまっていた。(長さの違いは気にせず、特に意識もしなかった。)そして、次に懸垂降下を同ロープを使って降りてきた仲間がテラスへあと1mまでの位置に来た時、下降用のエイト環をスライドするダブルロープの長さの違う一方(短い方)がパチンと音を立てて環から抜け去った。いわゆる「スッポ抜け」だ。残った一方は仲間の手の内に握られていたが、彼はややハッとしながら、そして気まずそうな笑みを浮かべ、一瞬テラスへ着地したかと思われたが、次に腰が折れるように下へ眼を向けロープを片手で握ったまま150mの空間へ声もなくダイブしていった・・・。結果は言うまでもなく、谷川岳の墓碑銘に刻まれる事になってしまったのだが、『ロープの末端処理は面倒でも必ず行いましょう。』は、この事故からの教訓です。
 
バックアップスリングのプルージック結びは平帯状のものが良いのは言うまでもない。丸断面(普通)のロープではスライドは容易だが、いざというときの停止不可が考えられる。さらに、スリングロープが固いものや、冬期の凍った状態では危険でもある。又、なぜバックアップが必要かについては、懸垂のロープの末端がしばしば結びが解けている事があったり、結んだつもりが忘れて結ばれていない事が少なからずある。その為にバックアップがあると考えています。
クライミングにおいて、懸垂降下時の安全確保は基本中の基本です。同時に最も無防備な行為が懸垂降下であるという事を忘れないで下さい。
追伸、岩場では必ずヘルメットを着用して下さい。命が助かった例は枚挙にいとまがありません。

平成25年5月19日 齋藤雅巳

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よく利用させていただきましたか、今回の事故は大変ショックでした。
賢明な判断とお受けいたします。
長い間ありがとうございました。
関係者の皆様のご健勝を祈ります。 削除

2013/5/13(月) 午前 5:37 [ カズ ] 返信する

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これまで長きに渡り有難うございました。
齋藤さんの無念の気持ちお察し致します。

2013/5/13(月) 午前 8:01 [ t_a*ai_*63_** ] 返信する

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斎藤さんの残念な気持ちが伝わります。
岩場での安全なクライミングトレーニングの為のゲレンデで事故を起こすことが問題です。近場のゲレンデとして楽しんできた場所の事故閉鎖は本当に残念です。安全なマナーを守り又再開を期待します。

2013/5/13(月) 午後 2:47 [ har*uu*000 ] 返信する

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齋藤さんには大変お世話になりました。
今まで本当にありがとうございます。

東関東では貴重なアルパインゲレンデ。
ここで学んだ技術で、谷川岳などの本番における重大事故
低減に貢献した側面の方が大きいと思います。

岳人の知恵を絞って、誰もが幸せに再開する道が拓かれん
ことを願いつつ。

2013/5/13(月) 午後 4:55 [ tco*bun ] 返信する

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藤坂でクライミングのイロハを学びました。
斎藤さんとの再会が楽しみで通い続けました。
本当に残念です。
どうにか、再開の運びとならないものでしょうか。
多くの熟年クライマーの思いです。 削除

2013/5/13(月) 午後 5:40 [ 藤坂大好き ] 返信する

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齋藤さん残念です、今年もシャモニーにいりますので、トレーニング出かける予定でしたが残念です。キャピサン・ミディ南壁・いろいろな壁を後期高齢者が登れたのも藤坂のお蔭だと思っています。長い間お世話になりありがとう御座いました。
後期高齢クライマーより

2013/5/13(月) 午後 9:18 [ コンタミン ] 返信する

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藤坂RG管理人の齋藤です。コメントありがとうございます。今回の決断は本当に残念ではありますが、その判断の大きな要素となったのは、事故の多発ではありますが、何故その事故が起きたのか、しかも何度も連続して、という事です。それは、事故の大半(80%)を占めていたのが懸垂降下中のロープの扱いミス、すなわち末端を結んでおくという処理、プラス、サブロープのシュリンゲ(出来れば平帯状のもの)によるバックアップを取るという、最低限すべき対処をしていなかったという事です。今回の入山禁止直前の事故もまさにこのケースの典型でした。
私も、気持ちの持って行き場が見付からない中で、とりあえずロープの末端処理についてはどうしても声を大にして全てのクライマーに言いたい、解っていてもヤラナイ人がいかに多いかを訴えたい。事故が起これば全国のゲレンデでも同じような事態になりかねません。そのことを皆様には今一度考えて頂きたいと願っています。

2013/5/13(月) 午後 10:15 cruze7351smk 返信する

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藤阪、残念です。
近いこともあって私は年間100日程度は古賀志でクライミングを楽しんでいますが藤阪へは10年余り前に3回行きました。終了点に大きなスズメバチの巣があったことを覚えています。古賀志でも3回ロープが地面に届いていないのに懸垂中のクライマーを見かけて怒鳴りつけたことがあります。”あなたが怪我するのは構わないがそのためクライミング禁止になったら周りの大勢のクライマーが迷惑するんだよ”と怒りました。最近は猫も杓子もそして基本的な初歩の知識も持たない浅はかなクライマー?が多いようです。古賀志も同様なことが無いように気をつけたいと思います。2013.5.15 谷川 岩魚

2013/5/15(水) 午後 0:00 [ tan*i*ana ] 返信する

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藤坂RG管理方
斎藤様

閉鎖、 大変残念です。
懸垂下降で、テープスリングによるバックアップを取ることを述べられていますが、マッシャー(フリクションヒッチ)によるバックアップということでしょうか?。
念のためご教示下さい。
とにかく急ぐ時(スピード優先時)は、バックアップしないことあります。
ちば ヒグリン 削除

2013/5/18(土) 午前 2:04 [ 樋口博文 ] 返信する

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樋口様、お返事は本文記事に追記とさせて頂いておりますのでご確認頂ければ幸いです。

2013/5/19(日) 午後 7:50 cruze7351smk 返信する

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ショックでなりませんが、事故のことはクライミングを楽しむ人たちひとりひとりが考えるべきことなんでしょう。
また再開していただきたい!絶対に。
よろしくお願いします。 削除

2013/6/6(木) 午後 9:41 [ ken ] 返信する

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先日、藤坂RGへ行ったところ…
この事実を知りました。
どうすれば再開となるのか…
簡単な問題ではないと思います。
ただ、藤坂RGを必要としている方も大勢いらっしゃると思います。
クライミングを愛する人がまた藤坂に集える日が1日でも早く来てほしいと願う1人です。
斉藤さんよろしくお願いします。 削除

2013/6/20(木) 午後 3:55 [ miku ] 返信する

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藤坂ロックガーデン再開して〜。
みんなで絶対安全クライミング誓おう。 削除

2014/12/27(土) 午後 1:26 [ jamin ] 返信する

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マジで再開して〜!藤坂ロック〜!
ココじゃなきゃダメな時もあるのよ〜。
俺も安全クライミング誓う〜。 削除

2015/3/9(月) 午後 2:28 [ yoboyobo ] 返信する

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yoboyoboさんに同感です。
ココじゃなきゃダメなときあるある〜。
この間、藤坂RGの前を通ったら入口も草ボウボウ。すげー寂しい。
再開!再開!
事故を少なくじゃなくて、無くすように努めますから〜。 削除

2015/10/16(金) 午前 9:51 [ ポニョン ] 返信する

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今日、何気に15年前頃通い、斎藤さんと会い、お話しした藤阪の前を車で通り、閉鎖されていて、驚きました。
再開できるとよいですね。 削除

2016/3/22(火) 午後 6:42 [ こころ ] 返信する

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