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シャバヌ 「ハベリの窓辺にて」 作者:スザンネ・ステープルズ ※「シャバヌ ー砂漠の風の娘ー」をこれから読む方は、続編のレビューなのでネタバレ注意です! ☆ストーリ☆ オマールのことなんて、もう考えちゃいけない。 オマールは夫ラヒームの長女アミーナと結婚する人なんだから。 わたしの敵になる人なんだから。 かわいい娘ムムタズを守るためにも、こんな想い捨ててしまうのよ—! 十二歳でラヒームの第四夫人となって六年。 ほかの妻たちの嫉妬にさらされながらも毅然と生きるシャバヌは、 親友の結婚話をきっかけにまた運命に翻弄されることになる。 パキスタンを舞台に、因習におしつぶされず力強く生きる少女を描く、 『シャバヌ—砂漠の風の娘』続編。 読者対象:中学生くらい ☆感想☆ もはや、児童書ではありませんっ! 「シャバヌ ー砂漠の風の娘ー」でも甘くないラストを迎えたこの物語ですが、 「ハベリの窓辺にて」では、さらに過酷な運命がシャバヌを待ち受けていました。 設定からして「一夫多妻制」と、日本にはないものなので、 対象者は中学生くらいとありますが、中学生くらいでもちょっと刺激が強いのかと思われます(笑) 一夫多妻制の中で渦巻く女の「争い」や「陰謀」は、決してさりげなく描かれているものではなく、 27歳のうちでも、「まじでぇ〜?そこまでやっちゃうの〜?凹むわ〜」と打撃を受けます。 またそれらは、水面下でウネウネとしているので、 「シャバヌ ー砂漠の風の娘ー」で生き生きと描かれていた砂漠の雰囲気とは打って変わって、 金持ち屋敷内の、香水くさいイメージの物語となっています。 個人的には「砂漠の風の娘」の方が好みでしたが、 シャバヌがその後、どうに生き抜いていくのかが気になっていたので、読み応えありました。 この「ハベリの窓辺にて」での見所は、 シャバヌの夫以外への浮気心をどうに消化していくか!?という所と、 富と政治が一緒くたになった、パキスタンの社会情勢が描かれている所でした。 シャバヌと夫の年齢差は42歳。 そして、浮気心を抱いてしまう相手・オマールは、シャバヌと同じくらいの年頃の男。 オマールのハリのある綺麗な手、すっきりとした顎のライン。 アメリカに留学してた分、女性の尊厳を大切にしてくれるスッキリとした平等な態度。 シャバヌにとっては、例えようのないくらい魅力的な男性だったんでしょう。 しかしパキスタンの社会情勢として、地主が富と権力と政治を握り偏りをみせる中、 シャバヌの夫、ラヒームも地主で政治家で、土地と権力を守る為に日々命をかけています。 自由や家族が一番大切なシャバヌからしたら、命をかけるものが違う男性という感じ。 そんな地主の跡継ぎのオマールも、富と権力と政治を握る運命。 砂漠で自由に自分の意思を持ち暮らしていた幼少期のシャバヌからしたら、 屋敷での生活や、取り巻く人間関係はものすごい変化。 そんな環境の変化にも負けず、砂漠でも見せた強い意志を持ち続け、 数ある道を自分で選び進んでいくシャバヌは、やはり賢く強い、魅力的な女性でした。 面白い小説に出会えた事と、図書館に感謝です♪
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小説
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シャバヌ −砂漠の風の娘ー 作者:スザンネ・ステープルズ |
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久しぶりに読んだ本のレビューを書きます! |
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どんどんスケールが広がってきたこのシリーズ! 「虚空の旅人」を読みました♪ 以前紹介したものもありますが、1〜3作も軽く紹介します! まず、第1弾 「精霊の守り人」 ストーリー 老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。 精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、 バルサは身体を張って戦い続ける。 建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類学者らしい緻密な世界構築が評判を呼び、 数多くの受賞歴を誇るロングセラーがついに文庫化。痛快で新しい冒険シリーズが今始まる。 そして、第2弾。 「闇の守り人」 ストーリー 女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。 おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、養父ジグロの汚名を晴らすために。 短槍に刻まれた模様を頼りに、雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けていく彼女を出迎えたのは—。 バルサの帰郷は、山国の底に潜んでいた闇を目覚めさせる。 壮大なスケールで語られる魂の物語。読む者の心を深く揺さぶるシリーズ第2弾。 第3弾は 「夢の守り人」 ストーリー 人の夢を糧とする異界の“花”に囚われ、人鬼と化したタンダ。 女用心棒バルサは幼な馴染を救うため、命を賭ける。心の絆は“花”の魔力に打ち克てるのか? 開花の時を迎えた“花”は、その力を増していく。 不可思議な歌で人の心をとろけさせる放浪の歌い手ユグノの正体は? そして、今明かされる大呪術師トロガイの秘められた過去とは? いよいよ緊迫度を増すシリーズ第3弾。 そして、そして、今回はこの第4作目 「虚空の旅人」 ストーリー 隣国サンガルの新王即位儀礼に招かれた新ヨゴ皇国皇太子チャグムと星読博士シュガは、 “ナユーグル・ライタの目”と呼ばれる不思議な少女と出会った。 海底の民に魂を奪われ、生贄になる運命のその少女の背後には、とてつもない陰謀が—。 海の王国を舞台に、漂海民や国政を操る女たちが織り成す壮大なドラマ。 シリーズを大河物語へと導くきっかけとなった第4弾。 物語、かな〜〜り広がってきましたよ〜!! 本のはじめに、この世界の地図が載っているんですけど、 第1段目から序所に世界は広がってきて、第4段目にはまた更に広がり その広がり方は新境地って感じがしました。 序所に広がりつつはあるんですけど、1〜3弾の中でも 世界構成がチョコチョコ紹介されていたため、 「途中から世界を広げた」って感じが全くしないんですよ!! さすが建国神話から組み立てられた内容ですね。 入りこんじゃいます。 そんな中この4弾は、1弾ではまだ幼く頼りなかった新ヨゴ皇国の王子チャグムが主人公の一人となり、 新ヨゴ皇国の同盟国であるサンガル王国の危機を回避する為に手助けをし、乗り越えていきます。 チャグムの他に、主人公はあと2人いるのですが、 一人はサンガル王国の王子「タルサン」。 もう一人はサンガル王国支配下の島に出入りする、 海に暮らすラッシャローという民族の女の子「スリナァ」。 この3人を中心に物語は進んでいきます。 チャグムとタルサンは同い年、同じ立場ですが、 育った環境や、またお互いの建国過程なども大きく違うので、 思想や理想も大きく違います。 その違いが、すごく印象に残りました。 育った環境や、その国のあり方によって、ここまで変わるんだなって 改めて思いました。 うちらの世界と一緒ですよね。 うち的に、第3弾がイマイチ・・・って感じだったので、第4弾、そこまで期待してなかったのですが、 面白さ爆発でしたよっ!! チャグムの最後のセリフが泣けました・・・(涙) 立派になったな・・チャグム・・・(涙) いやぁ〜・・! ファンタジーのシリーズ物って、いいっすね♪ ファンタジーの中でも、好き嫌いありますが、このシリーズはやべ〜〜っす♪ うちの中で、また上橋菜穂子フィーバーが再来しました(笑) 第5弾が文庫化されるのが待ち遠しいです♪ ファンタジー好きな人には、超お勧めです♪
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