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平成22年3月1日(月)午前10時から、卒業生128名への卒業証書授与式が桜ヶ丘の体育館で開かれ、来賓として出席した。広い体育館の中で、生徒・保護者・教師・来賓など500名以上が参集しているのに、物音一つしない瞬間があるのがいつも厳粛で感動的だ。
卒業証書授与の後、学業・スポーツ・文化・生徒会活動・皆勤などで優秀な成績だった人・努力が顕著だった人に賞状が授与された。やっぱり頑張った人を讃えてあげるというのは良いことだと思う。しかし、それが今では結果として与えられているようで、本当はそのプロセスでみんなそれに向かって頑張るみたいな部分が欲しい。それは日本の教育の問題なのだが。
校長式辞で松本喜一郎校長は、「かつての豊かな社会は何だったのか、安全神話はなんだったのか。今の社会は人間不信・責任感の欠如が渦巻いているが、みなさんは社会の塩となって世の中の堕落を防いで欲しい。努力する心、ルールを守る心、他人を思いやる心を大切にしてください。」というメッセージを送った。
その他、薬師寺県議は、「得意端然 失意泰然(とくいたんぜんしついたいぜん)」という明の崔銑(サイセン)の言葉を引用し、成功したときは水の如く、失敗したときは二度と失敗しないよう反省せよと話された。有事斬然 無事澄然なども。また、野村克也監督の「勝ちには不思議の勝ちがある。負けには不思議の負けはない。」という言葉も紹介された。わかるなあ(-_-)
三好市長は、「念ずれば花開く」という坂村真民の詩の一節を贈る言葉として話された。偶然、送辞にも同じ詩が紹介されたのだった。
念ずれば花ひらく
苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを
わたしもいつのころからか
となえるようになった
そうしてそのたび
わたしの花がふしぎと
ひとつひとつ
ひらいていった
初めて聞く言葉ではないが、いろいろと勉強になる。
PTA会長もいい話をされた。
生きる力を身につけて欲しい、生きる力は道を選択する力だ。それにより人生が変わってくる。
正しい判断力を持ち、夢を形にしてほしい、と。
答辞を述べた谷本綾さんは生徒会役員だったようで、生徒会活動の充実感や達成感について語られ、自分も高校時代生徒会長として何もかも犠牲にして生徒会活動に没頭していたので、心にしみる答辞だった。
最後に、最前列の卒業生が回れ右をして、在校生と保護者に「ありがとうございました!」などと各クラスごとにお礼の言葉を大きな声で述べて退場する。ホンのわずかの言葉なのだが、クラスの団結・まとまり・雰囲気や生徒のくらしなど微妙に感じさせられてしまう瞬間だった。
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