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書庫ニュージーランド

ニュージーランド7日目
 いよいよ最終日。今日はワイトモの鍾乳洞へ土ボタルを見に行く。
 そしてオークランドへ帰って一昨日のホテルに泊まり、明日早朝成田へ向けて帰国の途に着くのである。
                         
 6:30amモーニングコールで目が覚める。今日は目覚ましが鳴らなかった。7:00amより今日もいつもと同じメニューの朝食を食べる。違っていたのは、味噌汁とお粥があったこと。おばあちゃんコンビと屋久島の話で盛り上がる。みんなよく旅行している。

 荷物は朝食前に廊下に出したので、食事が済んで部屋に帰っても何もなく、黒河高生の「大野ヶ原に生きる」を読む。毎日少しずつ読んでいたので、戦後大野ヶ原に入植して開墾し、酪農が軌道に乗る昭和40年くらいまでのその歴史を知った。もう一息。

  ロトルアのディスティンクション・ホテルのカーテンを開けるととても良い天気。青空が広がる。今日は傘は要らない、と思ったがいつも天気の変化が激しい。1日の中に四季がある、とニュージーランドでは言われているそうで、暑かったり寒かったりもあって、服装には気を使う。

 どんな天気でも体調を壊さないようにしなければ。一応、セーターを持っておくか。おまけに、今日は鍾乳洞に入って土ボタルを見るのである。もう一枚くらい。。。旅には最高の季節なのだが、NZだけはいろいろと天気が変わるのだ。
 
 ワイトモまでは約2時間。それこそ、天気はまぶしいくらいに晴れたかと思えば、雨も降り出したりで翻弄される。やっぱり、鍾乳洞までは傘を持たなければならないようだ。
 ワイトモ鍾乳洞はカルスト地形で、この辺り最大の洞窟。マオリ族はこの洞窟に入らなかったがヨーロッパ人たちが入植してから、マオリ族に頼んで測量し探検したそうだ。そのとき土ボタルが発見された。

 土ボタルと言っても蛍ではなく、蚊のような虫の幼虫だ。半年くらい幼虫でその間光を放つ。十年くらい前にオーストラリアで見に行ったが、延々と車で走り長い坂道を徒歩で下った割には、洞窟には行って何処に土ボタルがいるんや!というくらいで、ガックリきたことを思い出す。

 あんなものなら、延々と2時間もバスを走らせてくる必要もないと思っていた。
 ワイトモ鍾乳洞に10:00am到着。晴れているが、ガイドが言うので一応傘を持って行くが、全く必要ない。一旦雨が降るとボタボタと滴が酷いらしいのである。
 鍾乳洞は秋芳洞などと比べるとその足下にも及ばない規模だが、光の演出で貴重な自然に仕立てあげ、世界中から観光客を集めていた。珊瑚の屑が堆積して隆起したようなイメージで、日本のカルスト地形の方が花崗岩など固くしっかりとした地形のような気がする。 

 洞窟に入ると、徐々に下っていき、大聖堂という大空間に着く。そこに土ボタルがいる、というので、どこに居るだろうかと思い目をこらして天井などを見回す。
 「すごい!」などと言う人がいるので、どこかにはいるはずだが、ちっとも発見できない。

 多少光っているかな、と思うくらいで、自分の目は他の人よりも悪いのではないかと疑心暗鬼になってきた。その後、さらに奥の暗い狭いところに行ったのだが、そこへ来てやっと1つの土ボタルを発見できたのだ。

 さらに、下を覗き込んだところに10個くらい発見したが、それらははっきりとそこにいるのがわかる。大聖堂では、やっぱりそんなにたくさん居なかったのだ。

 そこから少し下ってボートに乗り込む。
 すると、凄い!!天井一面が天の川のよう。たくさん土ボタルが光を出している。ボートは手でワイヤーを引っ張りながら移動していた。女性のガイドだったが、マオリの血を引いているのだそうだ。

 ずっと天の川が続いているような、凄い量の土ボタルでオーストラリアのとは全く違い規模も遙かに大きく、きれい。北島観光の最大のみどころらしい。

 土ボタルを見るためにボートが通る鍾乳洞の幅は3〜4mくらい。天井の高さは2〜5mくらいか。そこを音も立てずおしゃべりもせず、シーンとした中、どこかで水が滴る音だけが響く中を、約20人ほどが乗ったボートが進む。

 真っ暗な世界の中に一面星のように土ボタルが輝く別世界が20分くらい続く。ずうっと目を凝らしながらやや黄色い点々を見つめてその広がりに感動。やがて、船は出口にたどり着き、そこで岸にボートから降りて階段を上がり、入場したゲートへ帰ってきた。これは素晴らしかった。

 その後、昼食のレストランへ。ベジ(野菜)・スーパーを併設している。
 畑の中になるリンゴをもぎ取って食べて良い、と言ってくれので、りんご園の中へみんなで降りていき、どの実がおいしそうか物色して、一つ頂いて食べてみた。日本のリンゴより小振りで皮は剥ぎにくいが、甘くて美味しかった。

 食事はビーフステーキ・ラムステーキ・白身のフライの中からチョイスする。この中でならビーフがいいのではないかと、迷わず決定。NZでは、ビーフ肉が一番お安く、その次がチキン、最上級なのがポークだそうだ。折角だから、NZビーフをしっかりいただこう!

 その他うどんやカレーライスもあった。ここのご主人は日本語がペラペラのNZ人でサービス満点。9歳の娘を連れてきて我々に紹介する。あどけないがお人形さんみたいな顔つきで、みんな見とれてしまっていた。

 このレストラン、300席くらいあるが、いつもなら満員で大賑わいなのに、クライストチャーチ地震の影響を受け観光客がバッタリ来なくなったそうで、我々を含めて15人くらい。泣くに泣けない状態であった。

 今NZは何の問題もないので、とにかくこれまでのように観光にやってきて欲しいそうだ。また、クライストチャーチ地震や東日本大震災で復興を望んでいる人たちに対してできることは、観光に行ったり産物などの物を購入してあげることが重要なのだ。そこらをもっと国を挙げてアピールして欲しいものだ。

 昼食後は最終目的地オークランドを目指してひたすらバスで北上する。太陽は北に傾き、今頃になって昼間の太陽が北にあることを実感。
 ワイトモは土ボタルで世界的にも有名であるにもかかわらず、人口は約400人。牛や羊の方が圧倒的に多かった。
 
 途中、トイレ休憩を1回発電所の前で挟んで、オークランドへ入る。車の速度は相変わらず速い。渋滞に全くあうことなく、この国は住みやすい国かも、と思う。また、日本車が多く国内と同じ雰囲気がする。右ハンドルだし。自動車会社がなくすべて輸入に頼っているそうだ。

 オークランドは火山の噴火口が約50カ所くらい街の中にあって、それが活動を終えており公園になっていた。そのうちの一つ、マウント・イーテンに登る。多くの市民が休日の憩いのひとときを過ごしていた。

 標高196m程だが、頂上からはオークランド市内と海が一望の下に見渡せる絶好のビューポイントだ。噴火口の周りを1周歩いてみる。秋とはいえ、まだまだ汗ばむ。そう言えば、北島はまだ紅葉の最盛期を迎えていないのだろうか。市内は緑の葉っぱが一面に点在しいかに緑が多い国かということを知る。
 
 その後市内観光をして、ワイテマタ湾へハーバーブリッジの写真撮影に行く。オークランドはなんとヨットの多いことか。みんながヨットを所有しているのではないかという感じまでしてくる。豪華なクルーザーや大型ヨットが、しかもビックリするほどたくさんハーバーに繋いであった。

 最後に免税店で買い物してホテルへ。
 自由時間が2時間あったので早速スカイ・タワーへ行ってバンジージャンプを見る。タワーまではホテルから徒歩で10分くらい。町中に建っている。しかも狭い敷地に。見上げると首が痛くなる。
 
 NZ$もいよいよ最後の持ち金を使い果たす。メインフロアまで25$。
 高速EVであがってみると、みんなバンジージャンプを見るのに集まっている。すぐに飛び手が空中に飛び出す。およそ、190mからのジャンプ。
 
 メインフロアの屋根から飛ぶのだが、一旦飛び出した後、メインフロアの観客の前で吊り下げられ状態でストップさせられるという演出があって、飛んだ人は恐怖からがらオークランドの街に飛び出したのに、それが直ぐに吊り下げ状態で晒し者になるわけで、たまったもんじゃない。経験者として、選手を馬鹿にするな!と文句が言いたい。
 
 そのようなパニック状態が数秒間続き、マシントラブルか?などと不安な顔をメインデッキの観客の前でしていると、一気に200m近いフリーフォール状態となるのだ。
 やっぱり、飛んだ人に対しては、笑いものにするのではなく、その勇気を讃えてあげるべきではないか!
 スカイ・タワーからホテルに帰るのにおみやげショップに立ち寄り時間調整。午後7時からは日本料理の鉄板焼きで、NZ最後の夜を過ごした

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