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インチョン空港を離陸した、大韓航空機A380を見下ろす。日本への導入はいつになるのだろうか? 平成25年11月1日
朝6時15分起床。
スターゲートホテの部屋は47階だった。朝の見晴らしがいい。偶然の結果、憧れだったゲートタワーに泊まれるなんて。朝、7時発の送迎バスで関西空港第一ターミナルへ向かう。そう言えば、昨年9月末の混乱の中、北京へ行ったときも関空からだった。 その他、西安へは松山からソウル経由で、ドイツへは羽田からだった。今年はもうお仕舞いだろう。 朝、早いせいか関空には人影も疎らで、ソウル行きの搭乗手続きが始まっているのに列などはできていない。ビジネスクラスの搭乗手続きの入り口に、スターアライアンスゴールドメンバーの小さな表示を見つけ、エコノミークラスでしかも特典航空券という無料チケットのくせに誰も客のいないカウンターに行ってみる。
やっぱり、e-チケットの控えを出せと言われる。そんなもの持ってないので、携帯電話で調べていたところ、どうやら端末から自分の情報が見つかったようだ。しかし、インチョンから成都までの情報が出ないらしく、心配したとおり手こずる。まあ、エアラインを3社にまたがる予約をしているわけだから、アシアナの端末で中国航空の情報が出てくるわけないよな。
スマホで予約の確認画面が表示できたころ、アシアナの端末でも成都までの情報が入ってきたみたいで、スーツケースはプライオリティを付けて成都まで預かってもらうことになった。本当に、成都に届くのだろうか、やや不安が残る。
関空のANAラウンジ。軽食くらいは取ることが出来る
ホテルには朝食が付いてなかったので、出国手続きをした後、出発ロビーのレストランで食べようと思っていたが、まだほとんどの店がオープンしていない。ラウンジへも行ってみたが、そこには一番乗りで、まだ準備中。おにぎりといなり寿司があったので、それらを3個食べてすませた。そのうち、味噌汁も出てきたし、オレンジジュースとコーヒーを飲んでいる内に出発の時間となる。
12番搭乗口まで行くとすでに搭乗は始まっており、優先搭乗などが終わりすぐに機内へ。エアバスA321-200というボーイング737クラスの小さな飛行機だったが、インチョンまでなので快適に過ごす。結構、満席近くになっているが前方席でしかも3人掛けのところを真ん中が空いて2人で指定されているので、ちょっと得した気分。
カーテンの前にはビジネスクラスがあるのだが、今回はエコノミークラスの旅に納得するのだった。 ポートアイランドの沖に出来た神戸空港サイドを飛ぶ
関西空港を北方向へ離陸するとすぐに進路を西に取り、神戸空港を右手に見ながら明石海峡大橋、広島空港など眼下に関門海峡へ向かう。
明石海峡大橋上空 岡山上空あたりで機内食のサンドイッチ3個が配られる。おにぎりを食べていたので完食することができず、3つめはハムとキャベツだけを食べてあとは残す。ひょっとしたらトランジットのインチョン空港で焼き肉が食べれるのではないかという淡い期待が。。。朝飯にはコストがかからなかったので、その分昼食に回そう!!
機内食にでたサンドイッチ アシアナOZ115は対馬海峡を越え朝鮮半島へ。韓国上空に来るとやたら山ばかりという印象がある。日本は海があって海岸線が美しいが、韓国は山に高速道路が走り、町があってやがてインチョンという感じ。特徴を見いだせないのかもしれない。2時間の空の旅だから、一眠りする間もない。
よく考えてみれば、関西空港から飛ぶよりも福岡からのほうがコストダウンできたかもしれない。しかし、マイレージの窓口に出たお姉さんがこのルートを提案するものだから、名古屋や成田からよりはいいのかも、と思ったのだった。福岡からの選択肢が無かったのかと言えば、ワンワールドも使うと可能性があったかもしれない。まだまだ、知識不足で開拓の余地がありそうな気がした。 インチョン空港を上空から見る。第三ターミナルができるのも時間の問題のように見える
インチョン空港はすごくでっかくて、現在平行した4本目の滑走路を建設中。また、上空から見るとターミナルが二つあり、それがシャトルで結ばれているのがわかった。そこから離陸する大韓航空のA380が下に見え、たくさんの飛行機が駐機している。アジアのハブ空港を誇示しているかのようで、ざっと成田の2倍、セントレアの4倍くらいはあろうかというような広大な敷地であるのが一目瞭然という感じ。
待ち合わせをしたアシアナラウンジ
今回は友人とインチョン空港のラウンジで待ち合わせ。
関空からのアシアナから降りると、Trancefer の案内に従って進むと改めて手荷物検査がある。それを抜ければ免税店などのある第一ターミナルとなり、アシアナラウンジがあった。しかし、出発は第二ターミナルとなっていたため、シャトルで移動。 途中、乗り換えカウンターへ行ってチケットのことなど聞くが、もはや日本語の世界はない。すべて英語で話すのだが、これがなんとか会話となって楽しい。一応、こちらが言いたいことは通じているようで、カウンターの女性もちゃんと答えを返してくれる。やっぱり、もっと英会話ができるようになっていれば良かった。。。w アシアナラウンジに入るにはいろいろな方法があるのだが、どうやら現金でというわけにはいかないみたい。なんらかのカードをもっておりそれが入室の基準をクリアしているかが大切みたいだが、事前の準備をしていると利用できる。シャワーなどもあった。
本当は焼き肉を食べたかったのだが、第二ターミナルにはそのようなレストランはなかったのと、韓国のウォンが手元になかったのでお店に入ることができない。カードは使えたかもしれないが、昼食はラウンジのもので済ますことに。。。お陰でお金を使うことがなかったという産物も。そのまま友人と落ち合いAIR CHINACA436便に乗り込む。
インチョンで、今度はAIR CHINA に乗り込む
AIR CHINA は中国系とあって、おもてなしなどの文化はない。客室乗務員に「笑顔」などという仕草は微塵も感じられない。怒ったような顔をいつもしている。飛行機の窓もきれいにしていよう、などという配慮はなくきたなくて、外の景色の写真が撮れない。座席のポケットの中もザッとしたもので、おまけに座席の間隔も狭いような気がする。これで何時間もかかるのかあ、と思うとぞっとするがぐっと堪える。
インチョン空港を離陸すると黄海上を飛行し大陸を目指す。太陽が眩しくて日よけを下ろしたままにする。機内サービスは無いのかなあ、と思っていた頃にホワイトワインとナッツが出された。相変わらず客室乗務員の愛想が悪い。日本では信じられないが、中国人はこんなもんだろう。諦めるしかない。
インチョンを離陸直後に出された機内食 もう一つの驚きは、飛行機が黄海を横断して中国上空へ到達したにもかかわらず、地上の風景が見えない。晴れているので山や川や町が見えるはずなのであるが、遠くに白い雲がいっぱい見えるものの眼下は疎らな雲の切れ端と、その間は薄グリーンの煙が蔓延しているような、景色のない世界が広がる。これはPM2.5ならぬ、スモッグが国土を覆っているのか?大気中の物質の乱反射なのか。 昨年西安へ行ったときはこんなこともなかったのに、公害が進行したのかと心配になってくるのだった。
かれこれ飛んでランディング。そこは、成都ではなく安徽省の省都・合肥という町だった。まだ、上海から地図上少し内陸部に入ったところだが、ここで飛行機から降ろされる。イミグレート(入国審査)をせよとのことだ。つまり、AIR CHINAの国際線はここまでで、ここからドメスティックになるということだ。再び同じ飛行機に乗るのだから、機内用に持ってきたスリッパは置いておいたら、清掃してもって行かれていた。
入国審査は合肥でするにしても、ここから成都まではまだ2時間以上かかる。やっぱり中国は広い。成都は奥の奥地であることを実感する。
合肥で再びCA436便が成都へ向けて出発しようと機内の安全設備についてなどのビデオが流れ終わったとき機内アナウンスが流れた。どうやら何らかのトラブルで飛行機が遅れるみたいだ。さすが中国、いつも聞いていることで、平気で飛行機が遅れるということが起こったみたい。
それも延々と動かないままの時間が続き、1時間40分も乗客を乗せたまま合肥に留まった状態だった。さすがにこれには参ったが、機内食も出され飲み物なども配られた。お先真っ暗状態。機内では怒号が飛び、喧嘩なんかもあったりした。もやもやとした状態の中、1時間半遅れてやっと離陸しそれからまた2時間半近く、中国の中心部・成都に向かって飛んだのだった。
合肥で出された機内食
もう機内やることはやり尽くし、パソコンのバッテリーも切れたし、後は寝るしかなかった携帯電話に入っている音楽を聴いたりもした。日本時間にして午後11時半頃に成都に到着。降機の時にまたまたトラブルがあった。
CA436便にはソウルから国際線として乗ってきた客と、合肥から国内線として成都まで乗った客がごちゃ混ぜになっていた。それぞれ到着ターミナルが違うらしく、飛行機から降りてバスに乗るときに別々のバスに乗車することになっていたみたい。 しかし、機内アナウンスもザッとしていたし、おまけに中国語と英語だけでほとんど何を言っているのか理解できない。その時に、「ソウルから来た乗客はインターナショナル用のバスに乗れ」と伝えていたのだ。
そんなこと全く聞いていないので、タラップから降りて地上係員の誘導するとおりのバスに乗ったら、それがドメスティック用のバスでいつまで経っても出発しない。車内の空気は悪くなり、「なんで発車しないんだ!!」みたいなことを中国人が言って怒っているみたい。
結局、自分がバスを乗り間違えていたことで人数が合わずに、バスが発車できなかったみたいだった。友人に呼ばれて、謝ろうにも言葉がわからず、そのままバスを乗り換えて国際線ターミナルへ向かった。誠に申し訳ない気持ちで一杯だったが、旅の恥は。。。とも言うし、後は前向きに進むのみ。
預けていた手荷物を受け取って到着ロビーへ出ると、深夜にもかかわらず旅行会社のガイドが出迎えに来てくれており、車に乗って成都市内の天仁大酒店へと送ってくれた。約30分のドライブであったが、成都の夜の町を見ながら、ここまでの遠い道のりを振り返るのであった。
余談であるが、中国の飛行機は手荷物をコンテナに入れて運ばない。日本では、預けた手荷物はアルミのコンテナに入れられて、飛行機の貨物室に積まれている。なので、安全安心。ところが中国の空港にはコンテナらしきものはなく、リヤカーみたいな運搬車に裸のままの手荷物を山積みにして載せる。
今回この作業を目の当たりに見たのだが、飛行機が到着するとベルトコンベアーが横付けされて、それに人が荷物室から手荷物を一個ずつ取り出して載せ、それがリヤカーに乗せられるという原始的なシステムなのだ。
ベルトコンベアーから手荷物がリヤカーまで届くと、それを投げたり蹴飛ばしたり転ばしたりして、リヤカーに詰め込んでいくわけで、当然荷物には傷が付いたりスーツケース同士がぶつかったりして破損したりするわけだ。それを荒らしそうなおっさんがやっているわけで、もちろん日本のようにヘルメットもかぶっていない。 だから、飛行機に荷物を預けるときには、そのような扱いを受けるのだということを覚悟して預けなければならないのである。ちなみに、今回合肥からこの飛行機に乗ってきた中国人は、ほとんどの人が手荷物を機内に持ち込み、上の棚に上げていた。したがって棚は、日本では見かけないようなスーツケースが詰め込まれた満杯状態になっていたのである。
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九寨溝




