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武侯祠博物館に祭られる劉備像
平成25年11月2日
成都観光と九寨溝への移動。
朝7時50分起床。昨日、遅くなったのでやや寝坊するが、出発は午前9時半なので時間はゆとりがある。きっと、前日の成都までの道のりがハードだということを考慮して、今日のスケジュールに余裕を持たせてあるのだろう。
夕べは合肥から成都までの飛行機が大幅に遅れた上に、出てきた夕食の機内食がソウルから合肥までのものとほとんど同じだったため、食欲が沸かず残したのだったが、それでも食べた物が胃にもたれたような感じがした。それで、お湯を沸かしてカップ麺なんぞをお腹に入れたりしたもんだから、就寝の時間が遅くなってしまったのだ。
それでも食べ慣れた物を食べると気分的にすっきりするから、海外旅行に日本のカップ麺は欠かせないアイテムといえる。1日1個の割合で持って行くことが必要だ、と個人的に思っている。
1日目と4日目にお世話になった天仁大酒店 成都で宿泊のホテル・「天仁大酒店」は宿泊客には若い人が多く、年配者はあまり見られない。朝食も豪華とは言えないがお粥とかホッとエッグとかで、なんとかお腹が一杯になる。中国であることを考えると、そんなもので良いのではないか、と思う。
小雨の成都市内 2日の成都の天気は小雨。成都は小雨という天気がとても多いらしい。
日本では天気は西から東へと周期的に変わるのが常識のように思っているが、成都の小雨の場合、雨が降っているのかいないのか、よくわからないが、道路が常に濡れているか湿っているか、のような天気である。傘をさして歩く程ではないが、いつの間にか雨が降っていたという感じで、数人傘をさしているなあ、というような状況だ。晴れるに越したことはないが、そのような日はとても珍しいとのことだ。
予定では、午前中に市内の老南門外に建つ三国志で有名な諸葛孔明の祀堂である武候祠博物館と古い町並みを再現した錦里という食堂街を観光して、午後2時半の飛行機で九寨溝へ向かう。
武侯祠博物館入り口 予定通りホテルのチェックアウトを行い武候祠博物館へ向かう。市内にあるためあっというまに到着。入り口には観光客がたむろしている、というか、ものすごい人数が集まっている。中国では、観光地に多くの人が訪れるため、混雑しすぎて大変なところが多いそうで、それを嫌がって観光に出かけることを迷っている人が多くなったそうだ。とにかく、日本では考えられないほど観光地には人が押しかけているのだ。
武侯祠博物館にて 観光客は劉備の像が目当てのようだ
劉備の後には、諸葛孔明が祭ってある
武候祠博物館では、明碑、唐碑という有名な石碑や劉備・関羽・張飛の像などが並んで見られ、古墳の原型のような劉備の墓などもあった。中国の歴史に残る石碑は、文字を書く書家と彫り師、文章を考える人などが重要な役割を果たしていることを今に伝えいてる。
博物館を出ると隣接する錦里で、買い物をしたりお茶を飲んだりした。なんとジャスミン茶が15元(250円くらい)したので驚いた。日本ではお茶は「無料」という常識が通用しない。 武侯祠博物館回廊入り口
清朝の町並みを再現した錦里
出店では、様々なおもしろそうなものを売っている
その後、中国料理の昼食を食べてビールを飲む。この時期、成都の人は冷えていないビールを飲むそうで、自分にとっては冷えてないのはビールにあらず、くらいの気持ちでいたので驚いた。やっぱり冷えていないと気持ちよく飲むことはできない。気温が下がってきてもビールは冷やして飲みたいものだ。
昼食を取ったレストラン
昼食で食べたもの 昼食終了後は、成都空港へ向かいいよいよ憧れの九寨溝へ足を踏み入れる。九寨黄龍空港までは40分の飛行であるが、チケットが1500元(25000円)と割高であるにもかかわらず、満席となっていた。
飛行機が九寨黄龍空港へ近づくにつれて雲の合間から山の姿が時折見える。なんと、雪をかぶって冬の山のように真っ白になっている。九寨溝空港は標高3500mにあるらしく、滑走路には雪も舞っていた。
雪が舞う、九寨黄龍空港ターミナル 九寨黄龍空港は荒涼とした山岳地帯の山の中にあり、木もあまり生えておらず建物も空港ターミナル以外には見あたらない。町から遠く離れた山の上に空港を作ったのだ。駐車場にはバスが数台と、観光客を迎えに来た旅行社の車があるのみで、市民や家族連れが利用しているといった感じの、それほどの賑わいはなかった。
空港でガイドと待ち合わせ。少し遅れて、唐媚さんという女性のガイドが現れる。この後の予定はホテルにチェックインするだけらしいが、車で2時間近く九寨溝のホテルまでかかるという。友人と二人分のスーツケースを車に積み込み、山の上の空港から下り始める。山には、黒いヤクが放し飼いになっている。
空港の近くまでチベット族の村が迫る
空港近くで、ヤクが放し飼いになっている。チベット族の文化 空港直下にまとまった町があるが、そこには中国国旗を掲げる家が多く、つまり、それは漢族の家であることを示しているそうだ。九寨溝には、チャン族とチベット族、漢族が暮らしていた。チベット族は色々な色の布を立てているそうで、一目でわかるらしい。
その町に立ち寄ったのだが、シーズンオフみたいで閑散としており、観光客の姿も見えずホテルも営業しているのかしていないのかわからない。一部には完全に営業終了のようなホテルもあり、建物の躯体だけ造って窓のサッシが入っていないようなホテルらしき姿をした建設現場もたくさん目に付く。 閑散とした空港のすぐ下の町・川主町
新しいホテルもどんどん建設が進んでいる
営業しているのかどうかわからない。人があまり見られない 新しい町が出来つつある
これは恐らく開発の波が押し寄せ、リゾート開発ラッシュが起こっているようで、そろそろ寒くなるので建設の続きは来年に持ち越したのか、と思えた。観光客は九寨黄龍空港の近くではなくて、九寨溝のエリアに集中しており、ここにはあまりいないのかもしれない。
チベット族は、いつも見る民族衣装を着ている。
毛皮を買うわけではないが、見ているとお店のおばちゃんが中国語で何か言っている。どうだ、買わないかと行っているのだろうが、全くわからないので英語で話してくれ、というのだが、全く通じない。 チベット族の人々
旅行社の都合でそこで車をチェンジし、再び九寨溝を目指して走り始める。すぐにチベット族の家屋が見てて来て、カラフルな色をした布がたくさん竹かなにかに縛り付けられてはためいていた。そんな家がどんどん現れてくる。これは、漢族とチベット族の家を一見して見分けられるようにという意外に理由が考えられない。
九寨溝が近づくに連れて雪が積もり始める さらに九寨溝へ向けて奥地へ入っていくと、どんどん雪になってきた。成都が意外と暖かかったのに、こちらの様子は全く違っている。九寨溝が近づくにつれて、うっすらと雪が積もり始める。山々にはあまり木は生えておらず、それに雪が積もるものだから、紅葉などどこにあるのだろうか、という感じ。空港では青空も見えていたが、車の移動からは山々が雪に薄くなるばかりで、もう冬の到来を感じさせる。
飛行機でやって来たのに、それでも延々と車で走ってやっと九寨溝の町に到着。ここは観光客でごった返している。中国全土と世界から多くの人が押し寄せてきているのだろう。尖閣諸島の問題が起こる前は、九寨溝の最高のホテルであるシェラトンは、日本人が殆どだったらしいが、今では韓国人がその役割を果たして日本人にとって変わっているそうだ。
九寨溝リゾートホテルでの夕食 我々の宿泊場所は九寨溝リゾートホテルというシェラトンホテルの隣にある。4つ星だそうで、寝るには不自由がないのだがバスタブがないのと、レストランの食事が合わないのが困ったものである。特に食べ物はいつもながら口に合わず、困る。やっぱり、カップ焼きそばのお世話になった。
九寨溝でのミュージカル チベット族の民族衣装
蔵謎が上演されている劇場 九寨溝の町には劇場が2つあって、夜にはショーをやっている。「藏謎」というミュージカルを見たが、これは東京へも公演に行っていて、そのときの入場料は11000円だったそうだ。ここでは、280元(約4千円)で見ることをできた。チベットの話で、ラマ教を信じて生きる暮らしをミュージカルで表現したものだった。
いよいよ旅のクライマックス、九寨溝観光が翌日に迫り、早く就寝した。
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九寨溝




