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書庫九寨溝

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九寨溝五花海にて(2471m)
 
 
平成25年11月3日
 
 午前6時50分起床。
  どうやら6時半にセットしたとガイドが言っていたモーニングコールがならなかったみたいだ。辺りはまだ薄暗く、中国国内の時差が日本とどこでも1時間ということのギャップを感じる。
 
 身支度をして朝食を取りに1Fのレストランへ。バイキングになっている。
 やっぱり中国の食べ物に期待するのが間違いで、なんとか目玉焼きを並んでゲット。まあ、これくらいかあ。テーブルには塩・胡椒がなくボイルドエッグもなんか味気ない。
 
 出発は午前8時30分。いよいよ九寨溝だ。入場口はホテルの近くなのでタクシーで移動。まずは入場券をガイドが買いに行く。この辺りは紅葉がピークのようであるが、山の上の方を見ると木々が真っ白になっている。三段紅葉とはこのことだろうか。
 
イメージ 2巨大モニターのある、小雨の九寨溝入り口
 
 
 天気は小雨。といっても雨が降っているわけではなくこの地方の特有の天気らしい。傘を差すほどでもなくカッパをみんな着ていた。それにしても、もの凄い観光客で数万人はいるのではないかと思う程である。中国人が一番行きたい観光地はここらしい。
 
 
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ひっきりなしに九寨溝の奥へ出発するグリーンバス
 
 入場券とバスのチケットをゲットしたら、今度はバスの出発ゲートへ移動。ここもひっきりなしに緑色をしたグリーンバスがやってくる。途切れることが無くバスが来る。大量の観光客を九寨溝の奥まで運ぶためには、時刻表など無く、随時バスが発車している状態。大国の論理というか、システムは、細かいこと抜きで、お金を払えばそれで済むという感じがする。後は、バスを降りても無料で乗ることができる。とにかく、奥まで人間を運ぶこと優先。
   
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九寨溝入り口付近の川の流れ
 
 
 バスは左側の席が風景をきれいに見ることができるとガイドに言われ、左の席を陣取る。登り路のためか、乗客はみんな座れるくらい。ギュウギュウ詰めではない。すぐに九寨溝へ向かって走り始めたが、はじめは何てこと無い川の畔を上流へ向かう。ちょうど双岩の夫婦岩の辺りを八幡浜から西予市へ向かって車で走る感じ。
 
 
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川幅が広がり、風景が突然変わる
 
 
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次々にと車窓の風景は変わる
 
 約10分くらいで車窓は一変する。
 谷が広がり、そこに美しい水と川の植生が織りなす、他では見られない絶景。場所によって川の中に茂ったり生えていたりする木や植物が違う。グリーンバスが上流に進むにつれてそのような場面が展開していき、透きとおるエメラルドグリーンの水を蓄えた大きな池もいくつも現れる。日本ではちょっと見たことのないような風景だった。
 
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滝の風景なども現れる
 
 
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池もたくさんあり、美しい
 
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場所によっては、滝の流れにもなる
 
 
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ところどころバスを降りて観光するスポットがある
 
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多様な植生もみどころだ
 
 
 その水が流れていく様は上高地と戦場ヶ原と奥入瀬と尾瀬をたして100倍したような、そんな感動を覚える。 
 九寨溝はY字型の谷で、まず右側の谷を最上部まで進み、上流から池というか大きな沼というか、とても美しい景色を楽しむ。10〜20分ほど少し散策して、グリーンバスで移動。それを繰り返す。もっと大自然の中かと想像していたのだが、あにはからんや、観光開発が進んで大量の観光客が押し寄せているのだった。
 
 しかし、その大量の観光客をテキパキとグリーンバスで移動させ、絶景を堪能させる超大量生産のシステムは、中国のなせる技だ。遊歩道の整備など日本のやり方とは全く違っていて、もの凄いコストがかかっている。ゴミ箱も至る所に設置してあってゴミは落ちてないし、清掃員も大量に配置して遊歩道をきれいにしていた。そうやって1日に数万人から一人約5千円程の入場料を徴収するわけである。
 
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九寨溝の一番奥・芳草海2910mで、バスから降りて徒歩で移動する観光客
 
 
 観光客はまずY字型の谷・右側一番奥の2910mの標高にある芳草海という池に降り立ち、絶景に感動する。
 
 さらにパンダが笹を食べていたというパンダ海、五花海、珍珠朗瀑布などを見ながらY字の分岐点、諾日朗観光客センターで食事。昼食後、Y字の左側の奥へ入り最高点3100mで最大の池・長海を見渡し、遊歩道を下ってもっとも美しい五彩池を見て、バスでY字の下に当たる部分を順番に観光、途中チベット族の民族村のような所に立ち寄る。ここらあたりにも海と呼ばれる池が点在し、とても美しい情景を演出していた。あとは、グリーンバスをところどころで下車して、樹正溝景区の海(池)を見る。だいたい、九寨溝観光はすべてで丸1日を要した。
 
 かなり長時間歩いたので、ホテルに帰る前にシェラトンホテルにある足裏マッサージをした。180元(約2千5百円)。夜は昨日と同じまずいホテルの夕食を取り、よく日の日程についてガイドと話し合う

 ガイドが言うには、黄龍へ行くと帰りの飛行機の時間に間に合わない可能性が高いというのだ。しかも、途中の峠が雪で通れないので。。。などなど。ここまで来てそれはおかしいのではないか、ということになった。
 そもそも、スケジュールは旅行者が組んだものなので、間に合う間に合わないという問題ではない。多少、頭にきたが翌日に近くまで行ってどうするか決めることにした。 
 
                    

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