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黄龍の五彩池
平成25年11月4日
今日の予定は黄龍。 朝6時起床。今日はモーニングコールがちゃんとなった。なんと、マニュアルでフロントからかけていたのだった。もちろん、中国語なので「ニンハオ」と話しかけてきたが、こちらは「Good Morninng!Thank You.」と返すのが精一杯。 出発の準備をする。ロビーに午前7時集合となっている。部屋の暖房が効いたのか効かなかったのか、室内が寒くて鼻水が出る。食事は午前6時半からなので、荷物を持って1階のレストランへ行く。
午前6時半のオープンになってもまだ準備中で全く食事を始められそうになく、バイキングの料理も出てないし、スタッフも制服に上着を羽織って急ぐでもなくのんびりと鍋などを整えている。
10分遅れぐらいで食事がスタート。相変わらず、おいしそうなものは見あたらず、今日は目玉焼きも焼いていない。とにかく、昨夜の飯も最悪だったので、お腹に食べ物を詰め込む。ゆで卵にかける塩もなく、もちろん醤油もソースもない。味噌汁などあるはずもなく、地元のスープ をすする。コーヒーはミルク・砂糖入りなのだろうか、ポットに入っているのを注ぐだけで、オレンジジュースはホットだ。とにかく、ここは食べ物は持参すべきかもしれない。
なんとかごまかしながら朝食を済ませて出発。ワンボックスの車で、我々二人とガイド、ドライバーの計4名で九寨黄龍空港がある町を目指す。九寨溝ではいつものように小雨という天気であり、車が濡れているような気がしていたのだが、しばらく南下していくと雪が道路に積もっている。
途中、チャン族の村を通過 朝7時発というのはスタンダードのようで、バスなども大挙して南下を始めるので、追い越したり追い越されたりを繰り返しながら峠を登る。ますます辺りは雪景色となり、峠まで来ると道路が凍結してのろのろ運転となったのだが、こうなると凍結路はバスが強くどんどん追い越して行く。大量の観光客が九寨溝にやってきていて、それが一斉に黄龍を目指しているかのようだった。しかし、この雪の状態では約4千mの峠はおそらく超えることができないため、黄龍はキャンセルになるのではないかと不安がよぎった。
九寨黄龍空港のある町まで来ると、雪はなかった。
黄龍を目指すことが決定。さらに南下して高い峠を登る。3500mくらいまでくると、道路沿いにヤクが放し飼いになっており、車の中も寒い。アウターを1枚羽織って寒さに抵抗する。荒涼とした原野の中に2車線の道路が延々と延びており、 ガスもかかって見通しがきかない中を峠に向かって車を走らせる。 道路沿いにはヤクや馬、羊などが放し飼いにされていた
やがて辺りは雪景色となり、雪が道路の両側に積もっていて、さらに、ガスの中なので見通しも効かずこれから先どうなるのだろうか、と心配す。峠の標高は4007mということで富士山よりも高く、これまで登った中でもハワイ島のキラウエア山の次の高さだ。そのようなところへ中国ではきれいな2車線の道路を付けているのだから、この国の力は強大なものだ。現在、標高3200mの付近にトンネルを掘っていたが、随分と長大なものになるのだろう。
雄大な山岳風景の中、谷を下っていく 路面が凍結する中、なんとか峠を越えるとガスが取れた!
これから下っていく大きな谷とその向こうに高さが5千メートルは超えようかという岩峰がいくつも白い雪をかぶって見えている。窓が汚れた車の車内からではあるが、雄大な山岳風景にシャッターを切り続ける。 雲の中を走るのとは大違いで、この景色を見るだけでもここまで来て良かったと思った。 (容量が限度のため、黄龍の画像は、5日目にあります)
谷底まで下ると黄龍。探索路の出口にホテルが数軒立ち並んでおり、昼食はそこで食べるらしい。登り口はさらに数百メートル下ったところだった。ガイドがチケットを出口で購入してくれていたので、登り口からゴンドラに乗る。5,6分で山頂に到着したが、もうそこは雪の世界。30cm程積もっていたようだが、雪のけ係員を大量に投入して、遊歩道はきれいに除雪してあった。「小心路滑」という注意看板が至る所に置いてあり、それは「足下注意」ということに日本語ではなるのだろう。
ゴンドラ山頂駅からは、幅3mくらいの木を敷き詰めた遊歩道が数キロメートル整備されており、それだけで出口まで繋がっていた。まずは、トラバースをしながら30分ほど歩いて、渓谷の一番奥まで木立の中を進む。木々には雪が付いており時々落ちてくる。一番奥のさらに400m上流に有名な「五彩池」というカルシウムが固まった棚田のような池があり、人々はそこを目指しているのだ。
その池はいくつも重なってできており水がエメラルドでこの世のものとは思えないような素晴らしい風景となっていた。その下にはお寺が建立されていて、そこから美しい黄龍の水による造形が数キロメートルにわたって谷底まで続いているのだ。
そこは遊歩道以外は立ち入り禁止となっており、ゴンドラで登って下る人と下山口から歩いて登ってくる人の列が絶えない。黄龍観光はゴンドラを利用した場合は3時間要するのだそうだが、峠の雪や飛行機の時間があったので2時間半でそのルートを巡った。
黄龍出口にて
下山をすると、そこのホテルで昼食の予定だったが、シーズンが冬期となったためか営業を終了しており、隣のレストランでいつもの通り中国料理の昼食を食べた。メニューはいつもどおり同じものだが、ホテルで食べた物よりは美味しい気がした。
ワンパターンの中国料理の昼食
これで今回の観光は目的終了。後は九寨黄龍空港から成都へ帰り、明日の便で成田経由松山まで帰ることが日程となっている。
6km以上歩いているので、下着などが汗ばんでいるので出発前に着替える。そして、いよいよ川主町という九寨黄龍空港があるところを目指して走り続ける。天気は心配された小雨ではなく、晴れて見通しも良いので、山岳風景が楽しめた。 川主町と黄龍を結ぶ山岳道路。峠は標高4007m。現在、トンネル工事中。鉄道工事を進められている
空港がある山の麓の川主町の町並み
川主町に着くと、成都行きの四川航空の飛行機に時間があるというので石の民族博物館へ立ち寄った。しかし、このとき既に私の体調は悪く、風邪気味になっていたようで頭がフラフラする。高度3500mもあろうかという高地をうろうろしたためかと思ったが、鼻水も出るし熱っぽかった。
ガイドも冷ややかなもので空港まで我々を送ったら、さっさと帰ってしまい下熱剤を飲んでしのいだのだった。 九寨溝から成都まで登場した四川航空機 九寨溝・黄龍はチベットの山岳地帯にあった。辺りは雪山となっていた どうやら風邪は前夜のホテルに原因があるようで、暖房があまり効かずさらに夜中に切れたみたいだ。極寒の地に放り出された無防備な赤子のように、体が冷えすぎて調子を悪くしたのだろう。飛行機までの待ち時間を安静にして、これまでの体力で明日の晩までの旅を乗り切らなければならない。
夕食は成都市内の四川料理レストランへ
四川料理の豆棒豆腐はとても辛い
豚肉のあえ物。成都まで帰ってくると食べ物も美味しい |
九寨溝




