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書庫国内:信州・北陸

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ソユーズを購入した話、ローマ法王に神子原米を食べさせた話をする高野誠鮮氏
 
 
 
 平成25年11月14日、石川県羽咋市の教育委員会文化財室長の高野誠鮮氏を訪ねた。高野氏は「ローマ法王に米を食べさせた男」ということで有名な方で、その結果「神子原米」という米のブランド化などに成功し、農家の所得向上に貢献したということで注目を浴びている。
 
 高野氏は、市長から平成16年過疎対策の目玉事業の命を受け限界集落対策事業に取り組む中で、どうやったら地元の農家で生産する米が適正な価格で買ってもらえるのかという問題を解決するため、ブランド化を推進するための方策を考えることが命題となったそうだ。

 その中で3つの実施策を実行したのだが、それは天皇陛下に羽咋市産の米を食べてもらう、当時のブッシュ大統領に米を食べてもらう、ローマ法王に食べてもらうということだった。米国からは送った羽咋市産の米がそのままの状態で送り返されたらしく、それらの計画は必ずしも上手くいったわけではなかったようだ。
 
 宮内庁には、今でも徳川家や前田家の子孫が勤務しているらしく、石川県は加賀百万石なので「加賀の殿様」と呼ばれている侍従にお願いして、天皇陛下に米を食べて貰うことを計画したそうだ。殿様は即答でOKと言われたそうだが、その夜のうちにキャンセルとなるということも経験した。
 結局、バチカンの大使がローマ法王に羽咋市の「神子原米(みこはらまい)」を献上する橋渡しをしてくれ、ローマ法王がそれを食するということになった。
 
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NASAから購入してきた本物のロケット
 
 
 また、NASAへ本物のアポロ宇宙船を購入に行ったり、ソユーズをソ連から譲り受けたりして宇宙博物館をつくり、現在多くの人が羽咋市を訪ねている。
 それらから学ぶべきことは、実行力と責任感だと思う。自ら「決済を取らない」、「計画書を作らない」ことを自負しておられ、それは自信の表れだろう。また、上司、特に市長とI課長もそれを認めていると言うから、信頼もされている証拠だ。
 
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高野氏の話を聴講
 
 
 
 本人は寺の次男坊で後を次ぐわけではないが、「役所には企業家魂のない職員が多すぎる」というくらい、今の役所の体質を嘆き、それを打破するために挑戦していたのだ。

 発想と実現のためのプロセスが他とは違っており、世の中に彼のような人材が欠けているのだが、それを認める社会や慣習も極めて一般的に貧弱であるため大きなことや新しいことが実現していかないとも思われ、それらを育てていくことが課題なのだ。
 
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帰還用のロケット先端部。アポロ計画の宇宙船で本物を展示
 
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ローマ法王が食べられた神子原米
 
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神子原米の販売拠点の道の駅
 
 
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狭い店内だが、活気付いていた
 
 
 

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