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書庫山登り

秋晴れの巻機山

 
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巻機山(まきはたやま)山頂にて。しかしここは本当の山頂ではない。もう少し東へいったところのピークが最高点で、一部の人はそこまで行っていたようだ
 
 
 平成26年10月18日(土)早朝から巻機山を目指す。
 時間の節約のため、17日夕方の松山発ANAで東京へ。さらに、長野新幹線で高崎まで行く。これが、トヨタレンタカーが閉店までに到達できる限界だった。
 
 今回は、 高崎から上越六日町高原ホテルを目指し、深夜のチェックイン、ちょっとでも疲れを回復して、次の日の長い登山に備える。なんとここは温泉で、夜中でも入ることが出来た。また、フロントのおじさんは、「先週、越後駒ヶ岳を往復した!」などと、年にも似合わないような健脚ぶりを話していた。
 
  そのおじさんの話によると、巻機山は往復8時間くらいだそうだ。ということは、午前6時に出発すると、午後2時頃には下山するわけだ。余裕を見て、午後3時下山と考えた。
 
 温泉のお陰でぐっすりと休め、疲れもかなり回復した。ホテルは予定通り午前4時には出発できた。ここから登山口まで約1時間かかるとおじさんは言っていた。真っ暗な中、ナビを頼りに清水集落へ向かう。途中、7/11があったので、ここは巻機山登山に上手く利用できる。
 
 まだ、暗いため道路標識がよくわからず、道路の行き止まりまで行ってしまい、時間をロスする。引き返して、集落の中から登山口方向への林道を見つけ、車を進めた。
 
 桜坂の駐車場に着くと、すでに出発の準備をしていた人たちがいて、まだ暗い中ヘッドライトを点けて歩き始めている所だった。その数人は、一端駐車場入り口の方に引き返して、さらに林道を登っていった。暗闇の中だったが、ヘッドライトを点けているものだから、その動きだけが印象に残った。
 
 自分も準備をして、その先発隊の跡を追って午前5時20分頃、林道を歩き始めた。まだ、暗い。
 数人のグループが 登り口がわからない、と言って立ち往生をしていたのだが、自分はヘッドライトを点けて登っていった人を見ていたので、その後をついて林道を登っていった。
 
 しばらくすると東の空が茜色に染まり始め、それは紛れもなく巻機山方面だったので、さらに林道を上へと進む。林道は曲がりくねりながらどんどんと山の中へと行くのだが、人気があまりない。後ろから来るだろうと思っていたグループも着いてきていないような気がしてきた。
 
 そう思いかけていた頃、巻機山方面を示す看板が現れた。
 やっぱり正しかったんだ、と思い、その方向に進んでいくと、大きな沢に出た。大きな石ころがゴロゴロしている。その石ころの沢をしばらく進む。ここら辺りから、対岸を登る道があるはず、と思い捜すのだが一向に山の中へ登っていく道は見つからない。
 
 登山道の入り口を間違ったのだ。
 地図をよく見てみると、桜坂駐車場を出発すると、すぐに登山道は分岐するはずである。その分岐までの距離が長すぎる。つまり、自分が歩いてきた林道自体が地図に示されておらず、地図にない道を30分くらい登ってきたことになる。
 
 ここで悔やんでも仕方ないので、原則に返って引き返すことにしたが、失った時間と体力は大きい。1時間くらい損をしてしまった。失意の中、桜坂駐車場へと下っていく。
 後で考えると、先発隊はこの方向へと進んでいったのは間違いなかったが、その人たちはその大きな沢である、米子沢を登っていき、途中でビバークして巻機山山頂を目指して進んでいったのであった。
 
 下山時に5合目に立ったとき、米子沢の途中を沢登りしていく数人のクライマーを見かけた。
 入沢十分注意、と注意書きがあったが、そこへ挑戦することが出来るのは一部の上級クライマーだけなのであった。
 
 正しい登山口は、桜坂駐車場の一番奥にあった。
 そこから登っていけばどうってことはないルートだったのだ。
 それを誤った原因は一体何だったんだろう?
 
 桜坂駐車場まで一端戻ってきたとき、すでに時間と体力を使っていたので、ここで登山を中止しようかとも考えた。何か、この先にあるとまずい、と心配になったからだ。早くホテルを出て登山口まで来た意味が全くなかった。車で道を間違え、登りはじめて登山道で大きな間違いをしてしまった。
 
 一番の原因は思い込み。
 桜坂駐車場は、駐車料金500円が必要で、そのためか、ゲート前の駐車場手前の広場に車を駐めている人が多かった。そこに駐めても料金は必要なのだが、一番奥にある正式な駐車場は空いていた。その奥から登山道ははじまっているわけで、何故か手前の駐車場が満車ということは、その辺りが登り口に近いと勝手に思い込んでしまった。
 
 そのため、先発隊は米子沢へ入沢していったのだったが、その人たちも普通に巻機山を目指す一般登山者と勝手に思ってしまったことも問題だった。
 
 さらに、ネットでの事前調査で、林道を登っていき、そのうち山の中へと入っていく道がある、という情報の解釈で、林道を進まなければならないとばかり思っていて、それは車でこれまで登ってきた林道の延長、と考えていたので、正しい林道が桜坂駐車場の奥からはじまっている、ということを考えることが出来なかったことなどがある。
 
 これは大いに反省すべきことで、今後の山登りにおいて同じようなミスを絶対にしないよう、地図読みなど慎重さを期することが求められている。 
 
 スタートではそのような大失敗をしたのだったが、その後は明るくなって午前6時15分頃再出発。
 しかし、他の登山者のように元気には歩けなかった気がする。
 
 はじめの頃はブナの樹林の中を登る。比較的急勾配で、きつい感じ。遅れを取り戻さなければ、と気ばかり焦るが、取り戻すことはできない。人並みに登っていくのが精一杯だ。道を間違えたことの負い目も感じながら登る。4合目を過ぎた辺りから幹の白いきれいなブナ林となる。5合目からはやや緩くなり、尾根を登っていく。
 
 ブナ林の風景が6合目まで続いた。
 展望は5合目に来てやっと一目米子沢が見えるが、そこからまたブナ林の中をゆくので、6合目展望台に着くまでは展望はほとんどない。6合目からはまたやや勾配が増し、踏ん張り所となり、黙々と登りを歩いた。
 
 7合目は広々としたところに岩があり、ここでやっと多くの人が腰をおろして休憩していた。
 左には谷川連峰、それから苗場山や佐ブル山、そして右方向に妙高山と火打山まで見える。
 そこでしばらく休憩して歩き始めると、今度は笹の中の歩きにくい道となるが、この辺りになると下にこれまで登って来たルートなどが手に取るようにわかる。これから先が巻機山登山の醍醐味である。
 
 8合目から9合目は、木の段々が登山ルートとなっており、しんどいが一歩一歩高度を上げていくので、辺りの風景の変化が気持ちいい。頑張ってニセ巻機まで登るしかない。その木製の段々が終わると、ニセ巻機の稜線に飛び出し、その向こうに巻機山本峰が見えた。
 
 ニセ巻機山頂では、カップルが休憩していたが、シャッターを押してもらうように頼み、すぐに巻機山避難小屋へと下っていった。5分少々も歩くと避難小屋に到着。ここではみんなトイレを使わせてもらう。
 この小屋にリュックを置いていこうとも考えたが、やっぱり巻機山山頂で昼食を食べたいと思い、気を取り直して山頂へと向かう。
 
 ここら辺りは、楽園のような長閑で美しいところだ。巻機山の持っている豊かさ、というか素晴らしさは、この風景の変化にあると思う。
 織姫ノ池、と呼ばれる池塘などがあり、その横を通って、最後は階段状の登りが終わると巻機山山頂の標識がある広場についた。さすがに、道の笹の影には雪が積もっている。
 
 山頂ではコンビニ弁当を食べて、さらにおかずにマヨネーズとハムを食べて元気を付けた。さらにユンケルも飲む。しばらくぽかぽかの中休息後、巻機山最高点を目指す。稜線漫歩で山頂まで行き、山座同定などそこに居合わせた人たちと会話を交わす。尾瀬がすぐ手の届くような所だった。
 
 下山は避難小屋で用を足し、一気に下る。
 2合目ごとくらいに休憩をして下ったのだが、みんな結構下る足が速い。自分だけ置いて行かれたような気持ちでずっと歩いた。
 
 桜坂駐車場まで、山の中をずっと一人で歩いていたような気持ちでいたのだったが、荷物を片付けていると次から次へと下山者が現れる。山の中では、結構同じようなペースで歩いていたためか、抜かれるわけでもなく人を抜くわけでもなく、という感じで、人の気配を感じなかったのかもしれない。
 
 今回の登山は、紅葉も最盛期で秋を満喫できたのと、巻機山の登山ルートの長さからか、やや気後れしていたが、実際に挑戦した自分を巻機山は懐に受け止めてくれたなあ、と思えるものだった。
 

 
 
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ブナ林も下刈りがされて、美しい
 
 
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5合目。米子沢とニセ巻機山方面(帰りに撮影)
 
 
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6合目展望台。ここらでやっと展望が開け、大勢が休憩していた。バナナチップを一緒に休憩した方に、いただいた
 
 
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6合目展望台から望む割引岳1931mと天狗岩、その右の影の部分がオクビ沢
 
 
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オクビ沢の最盛期の紅葉
 
 
 
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7合目広場。ここまでは低木の中を登ってきたが、ここからはほぼ笹原の中の急登を登る。みんなここではゆっくりとしているようだった。展望も良い
 
 
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7合目からは谷川連峰をはじめ、頸城連山辺りまで展望が開ける
 
 
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 7合目から、これまで登ってきた尾根を見下ろす。低木帯が続いており、ここまではやや勾配も緩いが、ここから9合目までは急登が続く
 
 
 
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8合目直下。後ろに見える黒岩峰1446mは一面の紅葉のようだ
 
 
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8合目から9合目を見上げる。植生保護のため、階段状に木で保護してある。ここら辺りからが巻機山の素晴らしさだと思う 
 
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木製階段の終わり。ここからはニセ巻機山の稜線を歩くことになる。ここへきて初めて巻機山本峰が姿を見せる 
 
 
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ニセ巻機山頂1861m。これまでずっと見上げて登ってきたのだが、ここへ来てやっとその頂が近くなる。その右奥は割引山 1931m
 
 
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 巻機山山頂1967m。中央部の小高いところが山頂なのだが、巻機山山頂の標識は、左端辺りに立っており、そこが山頂と考えて引き返す人たちもいた
 
 
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ニセ巻機山頂。このカップルとはずっと下山まで同じペースだった。写真のシャッターを切ってもらったりした
 
 
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ニセ巻機山頂から一端下ったところに、避難小屋がある。その避難小屋から登り返すところ。避難小屋にはトイレが整備されており、宿泊は無料。この日は結構宿泊する人が多かったようで、混雑したと思われる。テント泊も数組いたようだ。
 
 
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織姫ノ池付近を行く。向こうの登ったところに山頂の標識がある
 
 
 
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 山頂の標識があるところ。ここでみんな昼食を摂っていた
 
 
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巻機山の北側にある越後駒ヶ岳2003mと中ノ岳2085m。越後駒ヶ岳は、御嶽山が噴火した日にその頂に立っていた 
 
 
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巻機山の真の山頂へ向かう。写真中央上部が山頂1967m 
 
 
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巻機山の真の山頂。ここには標識などはない。植生保護のため、立入禁止措置が施されていたが、雪の準備のため、このロープが撤去されつつあった
 
 
 
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巻機山最高点に立つ
 
 
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巻機山最高点から東を見ると、木道が 伸びている先には尾瀬の燧ヶ岳2356mが聳えていた
 
 
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 巻機山山頂から見たニセ巻機
 
 
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 巻機山最高点直下の池塘
 
 
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標識がある山頂直下から、織姫ノ池辺りを見る
 
 
 
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巻機山避難小屋から、水場方面を見下ろす。テントもこの時2張りあった。水はさらに下った沢にあるようで、そこの水量は豊富だ。一部、煮沸が必要という報告もあるが、それはテント辺りの水たまりの水を見て、言っているように思う。
 
 
 
 
 
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