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島の南西部にあるジオポイントのバームクーヘン地層群
平成26年10月29日(水)、東京・竹芝桟橋から高速艇で伊豆大島の元町港へ向かった。伊豆大島の大島町では、昨年10月16日にかつてない集中豪雨に見舞われ、大規模な土砂災害が町を襲った。
その復興が現在進められているのだが、その状況についてもしっかりと確認しておかなければならないと思い大島町で研修をすることにした。
船は午前10時10分頃、大島町元町に着き、そこでレンタカーを借りて研修までの時間に三原山に行ってみた。
人は数人くらいいただけだった。みやげものやのおばさんも、「今日はじめてのお客さんだ!」と言って我々を歓迎してくれた。
東京・竹芝桟橋から乗ってきたジェットホイル。1時間半ほどの舟の旅だった
以前は、年間80万人の観光客が伊豆大島を訪れ、桟橋も観光客でごった返していたそうだが、現在では20万人にまで落ち込んでいるらしい。その原因について、町では”多くの客がやって来るので胡座をかいていた”と反省している。
大島町は、4年前三原山を中心とした火山地形やバームクーヘンのような地層群について日本ジオパークの認定を受け、今年は4年ごとの再認定の年となっていてそれに向かい、全力で取り組んでいるという段階。しかし、町民のジオパークについての意識はまだまだ低いようだ。
行政もイベントの開催など頑張っているのだが、それに住民が参加して来ない、あるいは、一部の人たちだけしか反応がないというような悩みがうかがえた。町が一体となってジオパークを盛り上げていくには、まだまだ道のりは厳しい。
そのような悩みはどこにでも存在することであるが、問題解決をどうしていくのかリーダーシップが問われると思う。人材が豊富にいてさまざまなアイディアが次から次へと出てくる、住民参加でイベントなどが活気を持って行われるようなところなら良いが、過疎地域では人材不足・後継者不足で事が思うように運ばない。
大島町役場での「防災への取り組みとジオパークの活用」についての研修
歓迎の挨拶を、中村・大島町議会議長がされた
西予市でも同じような問題があるわけで、人材を確保しようとすればそれなりの生活の保障のようなものが確信できないと、地域活性化だけを推し進めようとしても難しいということがどの地域でもある。今日の研修では、そのような悩みを共有することは出来たのだが、それをどう解決していくのか、については、高い高いハードルがあるわけで、それを解決する答えを見つけるにはもっともっと議論が必要だということを再認識した。
現地視察では、ジオポイントや昨年の集中豪雨被害現場へ行ってみた。
災害復旧工事については、現在破壊された建物などの撤去が終わり、これから砂防ダムなどの工事が始まろうとしているところであった。ここでは36名の方が命を失い、未だに3名の行方がわからないという。
山の頂上付近から土砂崩れが発生し、土石流となって海にまで到達した全貌を今でも見ることが出来るが、そのような信じられないような災害が現在次々に起こっていく、ということを考えたとき、防災に関して、もっと一人一人の国民が関心を持ち、自分だけはそのような被害に遭わないと思い込むのではなくて、日頃から自分の周りに潜む危険をしっかりと認識して生活をしなければ、誰かが自分の命を守ってくれるものではない時代となってしまった、ということを自覚しておかなければならない、と思う。
大島の中心部、元町地区では、山頂部分から土砂が海まで一気に流れ下っていた
海方面を見る。がれきはほとんど撤去されていた
石井議会事務局長が現地を案内していただき、説明をなど受けた。近くにお住まいらしい
テレビの中継局だけが土石流の被害を受けずに残る
土砂の中に埋もれていたバイク
三原山中腹、ジオポイントの割れ目噴火口。看板などの整備が遅れ、ここまできても何がジオポイントなのかわからないところが課題だ。西予市のジオパークも同様の問題を抱えているので、訪れた人は、ここで我々が感じていることと同じことを西予ジオパークでも感じるのだろう
道路工事の時に現れたであろう、地層。褶曲ではなく、元の地形に火山灰が降り積もったうねりらしい
地層を見るために降りるバス停だろうか。これをどう生かしていくか、など考えなければならない。ジオパーク認定から4年が経ち、今年は再審査があるらしい。
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地域:視察



