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書庫日本一周:バイク人ラリー2016

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知床峠で、羅臼岳と


 2016-6-30
 3日目 網走から知床峠を通って、根室・釧路へと走った。

 この日が今回のツーリングの核心的風景を走るコースで、知床峠から北方四島を見ることが出来るか、野付半島を噛みしめて、歯舞諸島を納沙布岬から見てみたい、そして、北太平洋シーサイドラインへ。今回のツーリングのクライマックスかもしれない。

 網走の天気は、朝から快晴。
 JR網走駅前の東横インでは、朝食が6:30からなので早めにそれをいただく。考えることはみんな同じのようで、6:30にはもう20人くらいの列が出来ていた。
 朝食メニューも大したものではないが、朝っぱらからあれもこれも食べる気にもなれず、そのような簡素なものでもあまり不満は感じないようになってしまった。結構、東横インのスタイルに慣らされてきた感もある。

 とにかく、漬け物まで全部の出してあるものを取っても、ほんの数種類しかおかずとなるようなものはないが、みんな他の人もそれで良いように思っているところもあるようだ。

 朝食を食べると長居は無用、というわけで、さっさと出発の支度をする。
 バイクをホテルの前の軒先に駐めていたので、通行人が話しかけてくる。なんでも東京から網走まで星を見に来たとか言われていて、長期滞在しているらしい。バイクのことをやたらいろいろと訪ねてこられて、ついつい話し込んでしまう。それぞれにいろいろな人生があるんだなあ、と思いながら、まだまだ話は尽きないが出発をした。



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バイクの荷造りをしながら、JR網走駅を撮る。ここにこれほどまでに何回もくるとは思ってもなかったのだが



 ホテルは7時過ぎにチェックアウト。知床を目指す。
 斜里国道R244を東へ。すぐに濤沸湖へやってくる。
 いつもは原生花園PAに立ち寄るが、今回は濤沸湖らしいところで記念写真をと思っていた。ここからは、斜里岳がとても美しく見えるため、自分にとっては北海道らしい景色の代表的な1つとなっている。

 数年前に斜里岳に登ってからは、とてもこの付近の風景に親しみを感じるようになったのと、なんとなくこの辺りの地名などが身近に感じている。よくわかってきたということかもしれない。何回も来るところだが、まだ網走原生花園YHや小清水はなとことりのYHには泊まったこともないし、キャンプならばきっとこの辺りにテントを張ってみたいなあなどと思うのだった。

 がしかし、今回はツーリング、走ることが目的でもあり満足感を与えてくれるので、先へと進まなければならない。最大の目的は、ラリーのミッション。
 ということで、濤沸湖をしっかりと眺めることができるPAで我慢をして、先へ。去年は原生花園でゆっくりとハマナスを見ることができたし。



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濤沸湖より、斜里岳を望む



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濤沸湖


 原生花園駅を過ぎて、道の駅はなやか小清水を横目で見て通り過ぎる。
 この道の駅も何故か印象に残っていて、かつて羅臼岳から下山してきたあと立ち寄って休憩をしたところだ。なので、止まってみたい気もするが、さりとて、そんなに停車ばかりしていては先へ進めない。道路は右へと方向転換して、広い畑の中を進む。大型トラクターが走っていたりして、それを追い越して進む。

 初めてバイクで北の大地へやって来て、そして広大な畑の中を走ると、その場所その場所で土地の匂いをとても感じる。肥料の匂いであったり堆肥のにおいであったり。これも改めて北海度について感じたことだ。

 さらに道は東へ真っ直ぐ進み、知床国道R344へ。
 この斜里の辺りは直線道路が長く続き、しかもアップダウンがあるので以前から気になっていたし、今回はちょっこし立ち寄って見ようと思っていた。ジェットコースター道路という雰囲気を写真に納めてみたいと考えていたのである。

 このチェックポイント、西方向から見たときはあまりどうこう感じなかったが、やっぱり東の端から見下ろした時は、これも北海道を代表する風景だな、と一人満足した。ただし、このようなところは北海道にはきっとたくさんあるだろう、と思っている。



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西方向から、直線道を見る



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同じ道だが、東から見るとこう見える!いい風景だなあと気に入った



 その後、近道をして知床国道へ戻ろうとしたら、なんとダートだった。はらはら。
 知床国道を走る車もそれ程多くはなく、青空と青い海を見ながら快適に知床のツーリング、一応オシンコシン滝でバイクを駐める。ここは、滝上にも上がって、といか、道路が付いているのでそこまで行って、上から見たこともあり、馴染みの風景なのだ。
 ここも押さえておかないと、知床へ来たことにはならない、ので立ち寄る。去年と一昨年は、知床のクルージングをして熊や知床岬を見たが、いずれも良い天気だった。知床とは相性が良いのかもしれない。



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オシンコシン滝までやってきた



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オシンコシン滝



 オシンコシン滝はウトロの玄関のようもので、横のトンネルを抜けて少し走ると、もう一つ入口のトンネルを抜け町に出る。しかし、この町並みはそれ程続かず、信号も確か1カ所のみだ。道の駅「ウトロ・しりえとく」にもいつも立ち寄るが、今回は通り過ぎる。不思議なもので、バイクでツーリングをすると、イメージ通りに走りたくて、あっちに寄ってこっちによってという気が起こりにくくなるのである。

 その1カ所の信号に捕まって、辺りの写真を撮影。いつも見慣れた景色で、知床クルージングの際には、ここが駐車場となっている。左前には、北こぶし。また、そのうち来ることもあるだろう。



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ウトロの街。ウトロ漁港あたりで、この辺りが中心部



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この前に、去年の宿北こぶしがある



 去年も、北こぶしに泊まったとき朝6時から歩いて、かにの土産物店「漁師の店 かにや」へ行った。
 一昨年はタラバガニがうようよいて、その中の1匹を刺身にしてもらって朝っぱらから食べたのだが、活かしてあるのでとても美味しい。それに味を占めて、昨年もやって来たが、タラバがロシアから入りにくくなったらしく、値段が跳ね上がっていた。一昨年の倍くらいだったかな。

 そんなこともあって、今年は時間も無いことだし、お目当ては生ウニ丼といくら丼なので、あの大將の顔には会いたかったが、店に入らず通り過ぎたのだった。味は何処にもないくらい美味しいのだが、カニの刺身にしてもらうのに、結構時間がかかるもので。


 その先は知床横断道路。
 ここまで走ってきた車たちは、みんな知床五胡方面に吸い込まれていく。その先のカムイワッカの滝へも行ってみたかったが、どうも先端部の道がダートであるみたいだし、カムイワッカ湯の滝まで30分くらい川の中を遡航しなければならないので、それなりの靴の準備も必要だ。それよりもなによりも、ツーリングで立ち寄るようなことをする所ではない、と判断して、次回の宿題にしておくことにした。今度は今回持ってくるか止めるか迷った渓流シューズを履いて登ろう!

 ということで、ひとり知床横断道路を知床峠を目指してバイクを走らせる。
 とても気持ちの良い林間のコースで、対向車に出会うこともない。ほとんど一人旅状態で、羅臼岳が目の前に現れる。昨年はこの道路でヒグマが出てきて、乗用車に覆い被さったこともあったようだ。
 比較的緩やかな勾配の道を進み、やがて多くの人で賑わう知床峠に到着した。車は思っていたよりも少ない。バードウォッチングのグループがあちこちで野鳥を捜していた。




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2年続けてやって来てたらばのカニ刺しを食べた漁師の店。今年は立ち寄る予定はないのがちょっと残念



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ウトロではゆっくりせず、知床峠へ向かう



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知床横断道路から、ウトロの街を振り返る






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羅臼岳も、雲一つない青空に聳える



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オホーツク海方面



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ウトロ側の知床横断道路は、わりとなだらかに峠まで続く



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知床峠駐車場。夏の最盛期ほど混み合うことはなかった。昨年もここへやってきたし、2009年には羅臼岳山頂へたったのだが、これまでの中で最高の素晴らしい天気だった。
                                         羅臼岳山頂への登山はこちら==>



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ウトロ行きのバスを発見!



 知床峠にはウトロ行きのバスが駐まっていた。時間あわせをしていたみたい。
 そう言えば、今はウトロとカタカナ書くのになれたけど、昔は「宇登呂」と書いていたんだと思い出した。バスは1日4便ほど。そう言えば、羅臼湖へ行くときは、駐車場がないのでバスで行かなければならないというのを聞いたことがある。羅臼湖へはまだ行ったことがないので、今後の宿題かあ。カムイワッカの滝と合わせて将来行ってみるといいかも。。。

 知床峠から羅臼方面を見ると、海峡を隔てて向こうに国後島がくっきり。こんなにはっきりと見えたのは初めてなのではないかと思う。
 あの高いピークは羅臼山か。最高峰は爺爺岳(ちゃちゃだけ)なのだが、それはもっと左のはず。ところどころには解説した看板などもあったが、確認できる資料って少ないことに驚く。



イメージ 18知床峠から、羅臼方面へ続く道



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羅臼方面。正面に国後島が見える



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羅臼へと下る知床横断道路



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途中で羅臼岳を振り返る



 知床横断道路を羅臼側に知床峠から下ってきて、もうそろそろ道が真っ直ぐになるなあと思う頃に露天風呂熊ノ湯と知床国立公園羅臼温泉野営場があった。どうやら、冬場はここから上が通行止めになるのか、ゲートも設置されている。

 この熊ノ湯は以前から気になっていたところで、今回は是非入りたいという気持ち満々だったが、これも評判通りかなり熱い湯のようだった。地元の人もやって来ており、適当に水で調整しながら入っているようだったが、立ち寄ってすぐに入るには。。。と思い、遠慮して入らずに帰ることにしてしまった。

 常連さんはこの昼間から温泉にくるなんて、猟師さんなのだろうなあ、などと勝手に思い込んだりした。そう言えば、数年前に羅臼のもう少し先の知床岬寄りの行き止まり付近に相泊温泉という海辺の波打ち際の野天湯があって、そこに入ったことがあったが、そこももともと昆布漁を終えた地元の人たちが利用するために夏の間だけ設置してあるようだった。熊ノ湯は1年中入れそうだった。




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熊ノ湯に到着



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熊ノ湯はこの鉄の橋を渡っていく



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橋を渡って下る。熊が出そうな雰囲気でもある



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熊ノ湯。これは熱くて慣れないと入れそうもなかったので、入浴はしなかった。ここでお風呂に入る、というのも今回の課題だったのだが。。。熱めのお湯に慣れてない人は無理かも



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この森の中に熊ノ湯はあった。ちょうど、右の木立の中辺りにある



 熊ノ湯には残念ながら入れなかったが、さらに知床横断道路を下っていって羅臼の町中に入るとこら辺りに、羅臼国後展望塔へ入る交差点があるので、右折して山を登っていく。かれこれ登っていってほぼ山頂部に近いところに、展望台はあった。

 駐車場にバイクを駐めていると車で北海道を回っているというご夫婦の方から話しかけられて、これまでのツーリングの話などをする。苫小牧までのフェリーがとても揺れたということをしきりに言っておられたが、愛媛ナンバーのバイクを見てきっとフェリーで来ただろうから、北海道までの様子などを聞きたかったのかなと思った。夫婦だけだと話すこともなくなるので、ついつい声を掛けたくなったのだろう、とも思う。とにかく、今回のツーリングでは休憩する度に誰かから話しかけられて、とりとめもない話をすることが多かったのだ。





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羅臼国後展望塔へ到着。山の上にあった



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展望塔から、山頂と駐車場を見る



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羅臼の街並み



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羅臼岳



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展望塔駐車場にて。この辺りは、希望の森となっているらしい。これは、北方領土返還のことを願ってのことではあるまいか、と思った



 昨年は羅臼は通過してそのまま知床峠へバスで登ったが、その前やってきたときは町中で何かうまいものはないかと探し回り、寿司を食べたことがある。いろいろと町中を車で走ってはみたが、そのような思いつきで良いものに出会えるとは限らない。

 しかし、そのようなこともあったので、今回は道の駅知床らうすに立ち寄って、おいしいものでもあれば食べてみようと思っていた。それに、ここから先は標津まで何もないようなところをしばらく走らなければならないため、念のために燃料も入れておくことにした。

 道の駅のレストランでは、生ウニ丼があると書いてある。
 これもここで食べ逃すと、どこで当たるかわからないし、これから先ろくなものがないかもしれない。兎に角北海道では、次の店でとか次の所でなどと思っていたら、それはとんでもなく遠かったり時間がかかったりなので、見つけれた即食べる、くらいに考えておかないとえらいことになる。

 そそくさと二階へ上がってみて、生ウニ丼はあるかということとそのウニはバフンウニかということを聞いてみる。そうだとわかると、まだ時間は早いが注文。しかし、後で考えるとこれは正解で至福の時間となったのである。ニセコ物語という旅宿であとで写真判定をしてもらった結果、これは本物のバフンウニということであり、味もとても柔らかくふくよかで、小ザルに盛ってウニとは全く違った口当たりを感じたのだった。


 道の駅を出るとき、ハーレー乗りとウニ丼の話をしたら、ウトロで食べるなどと言っていたが、「ここで食べたほうが良いですよ!」とアドバイスした。しかし、時間がまだお昼前でもあり、オホーツク側まで行けそうだというのでそれ以上勧めなかったが、去年ウトロで食べたウニ丼よりは今回の方が遙かに美味しかった、ということだけは言っておきたい!

 やっぱり、6月7月はバフンウニのシーズンであり、この時期しかそれは食べることが出来ない。それも、朝取れたウニをお昼に生ウニ丼として出すわけだから、美味しいのはもちろんだけどそれなりの対価は必要となるのだ。


 数日後の北海道最後の夜に、函館で「ウニ丼を食べていかないか」とお店の客引きが声を掛けてきたとき、「そのウニ丼のウニはバフンウニか?」と聞いたら、「うちはバフンウニを使っていると聞いている」と応えられたが、北海道を1周してバフンウニを追い求めた最後だったので、それがバフンウニでないこと、また、バフンウニは貴重なもので2千円くらいでは食べることが出来ないことなど、本能的に感じ取っていたため、どうせ観光客にはウニの区別はわからないだろう、という思いで話しているなあと感じてしまった。



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羅臼の街を根室海峡側へでたところで、道の駅知床・らうすへ立ち寄る



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やっぱりここはみんなの休憩ポイントになっていた



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食堂は開店したばかりで、なんと憧れで、今回の目的の一つでもある、生ウニ丼があったので、お昼にはまだ早いがいただくことにした。根室産のバフンウニらしい。知床産の猟期は終了したのだそうだ。3500円。



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生ウニ丼をいただいたレストラン


(野付半島、根室、釧路へと続く。。。)





 
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