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書庫日本一周:バイク人ラリー2016

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八幡平アスピーテラインより岩手山と見返峠



 2016-7-4 7日目 青森から塩竃へ
 函館の朝は、早く目覚めた。午前7時40分函館発の津軽海峡フェリーに乗り込まなければならないからだ。乗り場は前日に確認していて、函館駅付近からそんなに時間が掛かる距離ではないようだった。

 朝5時半頃から荷物をバイクに積み込み、函館朝市のエリアをうろついてみた。こんなに早い時間でも多くの観光客が出てきているようで、さすが朝市。しかし、バイクの旅なのでおみやげなどを買って荷物を増やすわけにはいかない。そのような理由で余計なお金を使わないのもいい傾向だ。

 朝食は朝市でなにか北海道の幸を食べようかと思っていたのだが、昨夜のいくら丼と塩ラーメンが結構きいていて食欲がわかない。ここに来て誠に残念なのだが、ホテルで簡単な朝食で済ますことにした。レストラン街を歩いて帰ったのであるが、昨夜はやっぱりここで食べるべきだったと後悔。市場には結構良いものがあるし、メニューも豊富だ。

 フェリーの時間にはまだ早いが、ホテルを出発、フェリー乗り場を目指す。
 北埠頭に着いてフェリーの手続きをしようとカウンターへ行った時、実はターミナルが北埠頭でないということを係員に知らされる。確かに、もう一カ所港はあったのだが、どうやらそっちの方で、もうしばらく北斗市の方へ走らなければならない。

 自分としては、早めに来ていたのでこんなことがあったとしても大丈夫、と思って、ヘルメットをかぶりバイクを津軽海峡フェリーターミナルまで走らせたのだが、着いてみるとすでに車両の積み込みが終わろうとしているところで、しかも、ドライブスルーの手続きなのだがそのためのチケットがなく、もたもたしながらカウンターで予約番号を言って手続きをした。

 いよいよフェリーに乗ろう、という時になると、周りにはバイクも車もいなくなっていた。






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函館朝市。午前6時前で、これからオープン



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朝市では、朝からいろいろ食べることが出来る



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イカも元気よく水槽を泳いでいた



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朝早いのに大勢が買い物をしている



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隣接するレストランもオープンしているお店もあった




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夕べはこのレストラン街で食べるべきであった。どこの店にもいくらやウニのメニューが豊富にあった。しかし、朝は食べる気になれないのが残念!




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東横INNに戻って、午前6時半からの朝食の列に並ぶ。前には20人くらいいた




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東横INNの朝食は、バイキングを全部取ってこんなもの。これで結構納得している。やっぱり宿泊料がお手頃なので、そっちが優先!!




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津軽海峡フェリーのブルードルフィンで青森へ




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結局、乗り遅れ気味で、乗るのも最後の方になった



 フェリーは結構空いていて、どの席もゆとりがある感じ。
 スイート、ファースト、コンフォート、スタンダードなどの等級があったが、一人で乗る場合貸切料金が必要で、スイートやファーストは定員2名なので結果的に2名分の運賃となり、コンフォートは定員4名なので4名分の運賃が必要となる。となると2名分で済む方が安い。
 3時間40分ほどの船旅なので、2等スタンダードでいいだろうということになるのだろう。

 函館港を出港すると、遠くにうっすらと陸地が見えたのを、初めは津軽半島だと思い込んだのだが、冷静に考えると松前半島の白神岬辺りだった。よく見ると大きな煙突も見えて、きっとそれは知念の発電所。薄らと灯台のようなものもあるのがわかった。

 函館港を後にして、この辺りの函館山・松前半島・下北半島・津軽半島などが昨日とは違ってよく見えそれらに見送られているような雰囲気で、北海道の旅は終わったことを実感した。




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松前半島が遠くに見える



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白神岬



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さらば函館



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函館山



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下北半島からフェリーが函館を目指してやって来た



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津軽半島を船内から見る



 3時間40分の船旅を終えて、定刻の午前11時過ぎに青森港に到着。
 バイクは下りるのが最後になるだろう、さらに、今回は最後に乗ったので、すべての車を降ろしてからフェリーからでることができるのが明らかだったので、入港の時もデッキで接岸の風景を眺めていた。
 隣には青函フェリーのはやぶさ3000tも停泊しており、この津軽海峡を渡るのには2つのルートを上手く活用すればもっと便利だった。青函フェリーは貨物の運搬がメインだったらしい。





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青森港に到着



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はやぶさというフェリーも停泊していた



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青森港にいよいよ接岸




 青森でフェリーから下りて、東北自動車道を目指すわけだが、どうしても昼飯を食べるところがあるのだろうかということが気になって、早めに見つかったお店に入ろうと思っていた。カレーでもラーメンでもマックでも良いという感じで。

 本来は船の中で済ますつもりだったが、船にはレストランがなくて自販機が置いてあるのみだった。フェリーと言えば東予〜大阪のオレンジフェリーとか別府航路の宇和島運輸フェリーばかり乗っていたので、それがスタンダードと思っていたのだが、全国のフェリーに乗ってみるといろいろなスタイルがあることに今更ながら気付かされて面白いものだ。


 ここで、今回のツーリングで最大のピンチとなる大事件が発生!
 青森ICを目指して、港から走ってきた道をR7で右折したところ、吉野屋を発見、この旅発の牛丼を昼食にいただく。玉子入り大、味噌汁付きで650円、以前より値上がりしているね。数年前はあと100円くらい安かったような記憶なんだけど。

 夜は塩竃の「すし哲」を予約しているので、お昼は軽めに。。。
 メリハリがあった方が夕食がおいしいだろうし、吉野屋はcoco壱番屋の次にお昼のメニューとして定着しているのだ。

 そんな食べることばかりを考えて、吉野屋から出てバイクで走り始める。
 その時、財布などをトップケースに入れて蓋を閉めた。それが迂闊にもトップケースのキーを中に入れたままだった。車の鍵を車中に入れたままロックしたようなものだ。それに気付かずに八幡平アスピーテラインの後生掛温泉まで走ってしまったのである。 



 


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正面が八幡平の山並み。真っ平らな感じ



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後生掛温泉入口



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後生掛温泉まで走ってきたアスピーテライン



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一軒宿の後生掛温泉



 後生掛温泉に到着して、着替えや財布を取り出すためにトップケースを開けようとしたところ鍵がない。だいたい身につけているのに、上着にもズボンのポケットにもキーホルダーが入ってないのだ。
 その時、原因として考えられることは、吉野屋で忘れてきたか、その駐車場に落としたか、はたまた後生掛温泉までの道中で落としたか、だった。

 吉野屋のカウンターでは、キーホルダーはあったのだからそこに忘れた可能性がまず考えられた。青森の吉野屋へ電話をしようと思ったら、なんと携帯電話もそのトップケースの中。通信手段を失った。宿から電話をとも思ったが、なんと財布もその中でお金がない!!ということは、ここまでやってきたのに後生掛温泉に入ることもできないのか。


 もう一つ考えられた。東北道を鹿角八幡平ICで降りたのだが、その時なんとETCレーンの工事をしていてETCが動作していなくて、カードを取り出して精算しなければならなかった。前のトラックがもたもたして5分以上、待たされて、自分の精算の番になったら、バイクを止めてシートを外してETCカードを取り出し、それで精算してETCカードおよび装置を復旧し、シートを取り付けるという、なんとも無駄な行為をさせられてしまったのだった。怒り心頭の思いで、北海道とは違って暑い中汗ダクダクになりながらそのような無駄な時間を費やした。

 その際にひょっとしたらキーホルダーを落とした可能性も大いに考えられた。
 それも確認したかったが、携帯がないためどうしようもない。頭が真っ白の状態が続いた。トップケースを壊してでも中のものを取り出そうかとも考えた。しかし、待て待て、このようなときには冷静にならなければ、と思い直した。
 そう言えば予備のお金を入れていたはず、それはシートの上に積んでいるツーリングバックの中。

 現金を探すと、何万円かあった!やっぱり、予備のお金を用意しておくことは大事なんだ!!
 とりあえずこれで温泉に入ることが出来る。あとは倹約して食事など最低のものにすれば、なんとか西予まで帰れるかもしれない、という微かな希望をもった。

 そんな切羽詰まった状態から、少しだけ明るい気持ちになり、温泉に入ることになった。
 後生掛温泉は、駐車場からスロープを降りたところに入口があり、そこでお金を払ってさらに階段を降りる。大浴場も随分と年期が入っていて、酸ヶ湯温泉や蔦温泉、藤七温泉などを思い浮かべるような作りだった。

 決して新しくも派手でもないのだが、湯に浸かればこの価値がわかった。
 これは名湯である。湯がいい。
 自分の中では、道後温泉・伊香保温泉に匹敵するくらいの素晴らしいお湯だった。このような温泉に入ると、すぐに体から疲れが引き始めるのがわかり、気持ちよくなっていくのだ。






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坂を下って温泉へ向かう



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後生掛温泉大浴場入口。ここからさらに降りて湯船に向かう



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浴室内部



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露天風呂



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内湯



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後生掛温泉から八幡平山頂へ




 思いの外後生掛温泉がいい湯だったので、身も心もすっきりした、と言いたいところだが、トップケースのキーがないため携帯電話とか財布とか必需品が使えないという重荷を背負ってしまい、八幡平アスピーテラインを走って行く。あまり車も来ないし、気持ちはいい。

 何度も見た景色ではあるが、ここは何度でも来たいところでもある。
 後生掛温泉のもう一カ所上に蒸ノ湯温泉があり、ここも以前から気になっていていつか入ってみたいと思っているのであるが、今回は後生掛温泉に入ったので道路から見るだけ。道下に小さな建物があるのを確認、今度来たときはあそこに入ってみる。また近くに大深温泉もあり、この辺りは温泉の宝庫なのだ。






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ほぼ山頂部に近いところ




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これまで登ってきたルート



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正面に岩手山が見えてきた



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見返峠付近



 八幡平アスピーテラインを走りながらも、どうしてもトップケースの鍵のことが気になる。
 それまでは鍵はどこかに忘れたのか、落としたのかと思い込んでいたが、ひょっとしたらトップケースの中に入れたままロックした蓋をしてしまった可能性もある、という思いがしてきた。そうであれば蓋を開ければいいわけで、この先仙台辺りのGIVIのトップケースを扱っているお店に行ってみれば鍵はなんとかなるのではないか、と思うようになった。

 少しずつ解決の道筋が立つような立たないような、そんなもやもやとした気分を抱えつつ見返峠を過ぎて、晴れ間の広がる岩手山方面へ走った。岩手山はくっきりとその美しい南部富士と言われる姿を見せてくれて、5年程前に岩手山山頂から眺めた風景の中を、今度はバイクで走り抜けた。





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見返し峠を過ぎて、これから八幡平を下って行く



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岩手山もくっきりと姿を見せていた



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これから八幡平裾野を走って松尾八幡平ICを目指す



 松尾八幡平ICから再び東北道に乗って仙台を目指す。
 このときは、GIVIのトップケースを販売しているお店を探そう、とばかり考えていて、どうやってそのお店に行けば良いのだろうか、そんなことばかりが頭の中を駆け巡っていた。

 しかし、待てよ、このトップケースの鍵、簡単な仕組みで同じものがあればいいが、本格的な場合はちょっとやっかいで、そんなお店に行っても開けられないかもしれない、もしもそうだったら合い鍵屋さんなんかの方が良いかもしれないと走りながら思い始めた。


 中尊寺PAで休憩しているとき、確かJAFの会員証がトップケースの中に入っているはず、ということを思い出した。ひょっとしたら、このトップケースはJAFが開けてくれるかもしれない、その時、そのキーがあるかないかは別にして、一旦空けば必要なものだけ取りだして、そして締めても、家に帰ればスペアキーがあるわけで、財布やパソコン、携帯電話などを取り出すことが重要なのだという結論に達した。

 やはり慌てると言うことは正しい結論を導くことができないもので、考えれば考えるほど何かいい解決策が見いだせるものなのだ。これまでJAFに何かを頼んだことはないし、バイクのトップケースを開けることができるかどうかわからないが、これは試してみる価値あり、と急にテンションが上がる。

 しかし、携帯がないわけで連絡の付けようもなく、直接東北道沿線のJAFを訪ねようかとも考えたが、こんなお困りの時はSAのインフォメーションサービスが役に立つのではないかと思い、中尊寺PAの次のSAを目指すことにした。次のSAは長者原。栗駒高原の先にあった。


 SAのインフォメーションへ行って係のお姉さんに事情を話すと、JAFに電話をしてくれた。
 JAFは集中オペ−れーターが対応するようで、JAFのお店に行ってもスタッフがいないこともあるので、このSAまでやってくるという。それには1時間を要するらしいから、それだったら本塩釜のホテルに来て欲しいとリクエストして、午後5時45分に約束して自分も本塩釜のグランドパレス塩竃へと向かう。




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東北道中尊寺PAで休憩



 JR本塩釜駅までは早めに着いたのだが、その辺りの道路が理解できずにウロウロして数分遅れてグランドパレス塩竃に到着。JAFのお兄さんはすでに到着して待っていてくれた。
 ホテルのガードマンのおじさんが気を利かしてくれて邪魔にならないところで修理するよう配慮してくれ、しばらく見守ってもいたのだが、このバイクのトップケースの鍵、なかなか本格的なものらしく、車のドアの鍵よりも難しくて空かない。

 もっと簡単なキーがついていたのかと思っていたけど、モノキーシステムという訳の分からない特殊なモノだったようで、こちらの困っているという事情を聞いてJAFの人は、「それでは開けましょう!!」と力強く話して作業に取りかかったものの1時間経ってもゴチョゴチョと鍵の穴に小道具を差し込んだまま苦戦しているようだった。

 これはもう難しそうなので鍵を壊すしかないかな、と半分諦めて、その言葉も喉まで出かかっていたのだが、何せこのお兄さんが一生懸命やってくれているので、それをなかなか言い出せなかった。午後7時には「すし哲」を予約していたので、それの時刻も過ぎていくので、ホテルのフロントまで帰ってすし哲に電話をしてもらい、バイクにトラブルがあってあと30分くらい遅れるということを伝えたら、お店のおかみさんから「良いですよ、ゆっくりなさって来ていただいても」という返事をいただいた。ちょっと、焦りがほぐれる。


 そして、鍵を開ける作業をしているバイクの所へ行ってみると、「開きました!!」とJAFのお兄さん。「えぇ、ウソ!?」と思わず言ってしまった。1時間半の格闘の後、彼はみごとトップケースの鍵を開けたのだ。

 バニヤケース(バイクの横に付いているケース)は、無線やハンドルのところにあるスイッチで鍵を開閉できるが、トップケースは後付けなので連動していない。スペアキーをバニアケースの中にでも入れておかなければならないのかもしれない。

 JAFの場合、会員ならば作業をしてもらって費用は請求されないが、今回家族会員を増やさなければならないという彼の使命があって、それに協力して欲しいと懇願され、断り切れずに嫁さんのJAF会員を追加することになった。年会費二千円也。



 そんな訳で財布が無事手元に帰ってきた。ということは、質素な食事をしなければならなかったが、それを忘れて最後の晩餐ができる、状況となった。明日は名古屋行きのフェリーに乗るので、最後の夜の思い出にということにして、ホテルの目と鼻の先にある「すし哲」へ行った。

 そもそもこのホテルグランドパレス塩竃に泊まることにしたのは、この「すし哲」の近くだから。
 塩竃は、近海物の本マグロが揚がるところとして有名で、そのせいもあってかお寿司はおいしいと評判の土地柄だ。その中でも、このすし哲はその名が通っていて昔からテレビの旅番組とかグルメの番組で見かけていたので、チェック済み。

 それも20年程前になるが、団体旅行で松島に来たときに、”近海物の本マグロの大トロ”を夢見て夜の宴会を抜け出し、JRで本塩釜までやってきて、大トロの刺身を食べたことがある。それが極上の味でまた訪れたかったが、その後は団体で来ることが多く自由にすし哲へやってきてお寿司を食べることができなかったのである。

 そこで、今回のミッションとして積丹のみさき食堂の赤ウニ丼と同じくらい重要な位置づけで、すし哲をセレクトしていた。さっきまでは、並1人前のつもりだったが、重大問題が解決したので心の中がすっきりして、塩竃の特産品をしっかりといただき、旅の最後の夜を締めくくった。






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塩竃では「すし哲」で夕食



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20年程前にも来たことがある




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トロづくしをにぎってもらった




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すし哲親方、板さんと



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殻付きウニ



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刺身盛り合わせ



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煮タコ
















 
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