大英博物館にて
平成29年11月のはじめ、ロンドンへやってきて午後4時を過ぎると辺りが暗くなってきました。
地下鉄キングスクロスから2階建てバスに乗り、大英博物館のバス停で下車しますが、そこは建物のちょうど横にあたり、ちょっとだけ入場口までは歩きます。
金曜日には、ナイター営業をしていて、大英博物館やナショナルギャラリーは午後9時まで開館ということなので、この時間を有効に活用しました。
入館もそれほど待つこともなく、セキュリティーチェックを受けてスムーズに入れました。しかし、ここから先は、じっくりと展示物を見ていたのではいつになるやらわからないので、事前学習してきたところをピックアップしてガイドさんに案内してもらいます。
2時間くらいかけて見ようと思っていましたが、ガイドさんが1時間くらいが鑑賞時間の限界、というので、それくらいの時間で案内してもらいます。世界屈指の博物館なので、規模もとても大きくて、もっともっと見たいくらいでした。
一つ、残念だったことは、是非とも見たいとリクエストしていた、1階右奥のメソアメリカのコーナーが、何故か扉が閉まっていて、入れなかったことです。
そこには、およそ500年前のマヤ・アスティカ文明のエメラルド色に輝きを放つトルコ石の装飾があり、トルコ石モザイクの双頭のヘビや骸骨などが展示してあるはずでした。
王や神官の装飾品とも言われ、世界で55点のアスティカの宝飾のうち、ここに9点展示してあったので、それを今年の春メキシコの国立人類学博物館を訪れた際に知って、大英博物館にも行かなければならない、と決意をしたきっかけを与えてくれたものでもあります。
テンパトールの遺跡から出土したと言われるテスカトリポカ神の仮面など見たかったところです。
大英博物館のファサードは、イオニア式のエンタチスにペディメントが載っている、ギリシャ建築そのもののようです。パルテノン神殿を見ている気がしました
シンメトリーの建築で、建物の美しさを追求した設計のように思えます
グレート コートと呼ばれる、中庭に出てきました。このグレート コートを中心に展示室が配置されていました
まずは、左の古代エジプト・ギリシャの展示室へ向かいます
まずは、必見のロゼッタストーンがガラスに入れられて展示してありました
これは、大英博物館の超お宝だそうで、古代エジプト文字の解読の鍵となったそうです
これが教科書に出てきた、本物の象形文字なのでしょうか。いろいろな文字で文章が刻んであるので、それをヒントに古代エジプト文字を解読したらしい
エジプト・ラムセス2世の胸像。ナイル川中流の都テーベにあったもの
ミイラが入れられていた石棺
第4室には、古代エジプトの彫刻が並べられていました。これが、大英博物館で見た第一印象でした
狩猟民族のコーナーへと進みます。これは、ラマシュという巨大な石像。顔は人間、体は馬
この2つで1対になります。アッシリアの守護獣神像で、サルボン2世の王宮の門にあったもの
メソポタミア文明のくさび形文字のようなものが刻んでありました
このラマシュは、横から見たら歩いているように見えますが、正面から見たら立ち止まっているように見えます
ラシュマの間を通り抜けたところに、超有名なアッシリアのアッシュル バニパル王のライオン狩の浮き彫りがあります。ライオン狩りで、狩の様子が彫られていて、頭の尖った帽子が王様だそうです
王様がライオン狩りを始めたところ。馬に曳かれた戦車に乗っています
仕留められたライオンの表情がとても繊細に表現されていて、それが高い評価を受けているそうです
展示室両面の壁に、ライオン狩りの様子が展示してありました
ライオンが戦車の車輪に噛みついています
戦車の車輪に噛みついたライオンを、王様が槍で刺しています。王様のクールな表情とは一線を画して、ライオンは様々な表情をしていました
射止められたライオン
これが最後の場面。洗車に襲いかかるライオンを射止めています
王様がナイフでライオンの首を切っています。王様もこの浮き彫りが一番細かく彫られているようです。これらの壁画は、アッシリアのバニパル王の宮殿から発見されたものであり、それらを発掘したのが19世紀中頃で、学問の発展にともなって大英博物館に収蔵されたそうです
これは、さらに奥の部屋にある、戦いの後の様子の浮き彫り。戦利品として、女性や子供、家畜などを奪い去っていくところらしい
ライオン狩りの奥の部屋のレリーフ展示。この辺りは西アジアの美術
同じく、連れられていく住民
奴隷となるところでしょうか。人はだいたい横顔で表現されています
うずくまるアフロディーテ像。
ネレイディス・モニュメント(記念堂)。BC4世紀のトルコ イオニア式のお墓らしい
正面の像は、海神ネレウスの娘と考えられていて、ネレウス・モニュメントと呼ばれるそうです
左の像は。。。誰だが、忘れてしまいました
ネレイデス室
ローマ美術の手前の部屋、ネレイデス記念堂の彫刻群。海神ネレウスでしょうか?
大英博物館の展示品は、大英帝国が世界各地から強奪してきたもので埋め尽くされているのかと思っていましたが、実際の所を聞くと、すでに壊れてガラクタみたいに散らばっていたものや、発掘したりしたものなどを収蔵した、ということでこれだけのものが集まった、ということがわかりました。
それだけ、世界の文明の価値をいち早くイギリス人が見抜いたため、これだけものを今、目にすることができるわけです。
ギリシャ・パルテノン神殿、エジプトの展示品へ続きます

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