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書庫シルクロード

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 いよいよカシュガルからパミール高原のカラクリ湖へ向かいます。
 カラクリ湖は標高7546mのムズターグ・アタ山と、標高7649mのコングール山の麓に広がる標高3600mの草原の中にある湖。キルギス族がこの辺りには住んでいるらしい。ここまでやってきて、その先はパキスタンだというので、とても楽しみにしていたところ。このパミール高原を越える道も、シルクロードの一部だそうです。
 
 パミール高原という地名は小学生の頃からよく耳にしていて、”世界の屋根”などと言われていたが、実際どの国のどの辺りかなど詳しく考えたことがなかって殆ど忘れていたので、その言葉の響き自体が懐かしい気がしました。その一部だけれども、実際に行って地に足をつけることが出来るなんて、なんと素晴らしいことでしょう!そこで見る風景がとても楽しみでした。

 しかし、車でそこまで行くのですが国の弾圧なのか厳しい監視体制で、車の速度が50km/hに制限されていてそれを監視カメラでチェックしているらしく、ドライバーもそのルールを厳守します。それでも漢民族の高級乗用車はバンバン飛ばして追い越していく矛盾を腹立たしく思いながら、国が違えば公平とか平等とかいう言葉も無くなって、こうも違うんだということを納得せざるを得ないのでした。まあ、民主主義国家でないところなので差別は当たり前のことかもしれません。






 朝、ホテルの窓から見たカシュガル市内。<br /> 砂漠の中の都市だけあって、やや砂埃で視界がすっきりしないように感じました。<br /><br /> カシュガルは東トルキスタン西部の中心都市として、シルクロード貿易とともに栄えてきたところで、中央アジアと中国を結ぶ要衝。人口64万人
 朝、ホテルの窓から見たカシュガル市内。
 砂漠の中の都市だけあって、やや砂埃で視界がすっきりしないように感じました。

 カシュガルは東トルキスタン西部の中心都市として、シルクロード貿易とともに栄えてきたところで、中央アジアと中国を結ぶ要衝。人口64万人




 ホテルで朝食を済ませて、朝一からカラクリ湖を目指します。交差点には、交通整理のお巡りさんが立っていました。

 ちなみにこの辺りの朝食は、卵・ヨーグルト・とうもろこし粥・コーヒーなど。朝食は8時からでしたが、北京と2時間の時差が本当はあるので、ローカルタイムでは朝6時から朝食を食べたようなものです。
 そのような事情もありますが、出発は8:40でした




 カシュガルはオアシス都市だけあって、大きな川が流れていました。砂漠でも、崑崙山脈やパミール高原からの雪解け水が流れるところには、人々の生活がありました




 カラコルム・ハイウェイをクンジュラブ峠方面へと走ります。遠くに、万年雪を被った山々が見えています



 この砂漠の向こうに見える万年雪を被った峰峰は崑崙山脈で7000m峰を擁しています。その後ろ側に恐らくカラコルム山脈があって、世界第二位の高峰K2があるわけです。
 K2というのは、カラコルムのKで、測量上付けられた名前がそのまま山の名前になったそうです




 このタイプの車は制限時速が決められていて、どんどんスピードを出して走ることが出来ません。途中でのトイレ休憩、といっても、トイレなどは無く、車の後の低木の中で済ませます。
 ちなみに、中に入ってみましたが、多くの人がここで用を足した痕跡が多々見受けられました。 

 この辺りの砂漠に生えている木は、スナナツメ・タユリスク・コヨウなどだそうで、特にタユリスクはゴビ(砂漠)の塩分を吸い取り、畑の土として作物ができるようになるため有益だそうです。
 コヨウはポプラの一種で、生きて千年死んで千年朽ち果てるまで千年と言われる程耐久性が強い木だということでした




 カラクリ湖までの長い道のりの中で、唯一お店屋さんが有るオパール村に到着。お昼ご飯を買い込みました




 店頭には羊がぶら下げてあって、これらを適当に切って焼きめしのようなご飯に入れて料理してました。それがウイグル人の好む料理だそうです




 パンのようですが、小麦粉主体で焼いたもの。固いナンで、ふかふか感がないのと、長持ちする感じ




 砂漠の中のお店ですが、果物は豊富に集められていました。
 ポロとバナナとメロンを購入。これから先、食事を入手できるところはない、ということなので




 さらに検問を受けて、崑崙山脈の中へと入っていきます





 カラコルムハイウェイが山の中へ入っていくと、ケイズ川の水は豊かになってきます。この川は、最終的にはタリム川に合流して、砂漠の中に消えていきます




 木の生えていない山々が続き、どんどん狭い谷となり、それが何時間も続いています。川の近くの谷底だけは、ポプラなどの樹木が見られます




 荒涼とした谷を走るカラコルムハイウェイ




 延々と荒涼とした地形が続いたのですが、その行き着く先にダムが造られていました



 ダムを越えると、堰止め湖であるポロレ湖が見えてきました。とてもきれいなので、感激!



 このポロレ湖、人工的な湖とは言えこの世の物とは思えないくらい美しい、というか異次元の光景でした。山々が砂漠の風景で、そこに豊富な雪解け水があるため、他では見たことが無かったためそう思ったのかもしれません




 ここまでとても長いドライブだったこともあり、車を駐めてしばし風景に見とれます




 世界中からの観光客や漢民族がこの標高3000mを越える絶景を見にやって来ていました



 砂漠と言っても乾燥していることだけが原因ではなく、標高が高いためもあって樹木が生育してないと思われ、それだけに別世界感が満ち満ちていました





 湖の対岸の山も崩壊していてモレーンのようになってもおり、日本では見たことの無い地形



 氷河で削られたというよりも激しい風雨によって削られ山肌が粉々になって谷間に堆積しているように見えます




 湖と反対側の後の山には、キルギス族の住居があります。もともと湖の下にあったものでしょうか、かなり整然と作られているようです



 このパミール高原付近で、北に連なる天山山脈と東へ延びる崑崙山脈、その南のカラコルム山脈が複雑に交わっているらしい。
 この雪をかぶっている山脈は、天山山脈の尻尾のようなところ




 ここでも、この石を買わないかとキルギス族の子供から声を掛けられました。値段を聞いてみてビックリするくらい高かった。数千円くらい。この後も、カラクリ湖で見かけましたが、どうやら色を付けているみたいで、この緑がはげると白になっていました。買わなくて良かった




 ポロレ湖の左岸に沿って、さらに奥地へと入っていきます




 パオと呼ばれる移動式テントの家が見られます




 ポロレ湖からは一旦下っていくと、キルギス族の村が現れました




 この村も結構住民が多くいるようですが、キルギス族は遊牧民なので冬は山麓の家に下り、夏の遊牧の時期だけここで生活するそうです




 さらにカラコルムハイウェイをクンジュラブ峠方面へと奥に入っていきます





 崑崙山脈の7000m級の山々が近づいてきました。川の流れも、幅が広がっていてこの時期はゆっくりと流れています




 雪解けの流れも終わり、河原には草が生えていて、それを求めて牛たちがここで放牧をされていました




 氷河が削った砂利などが運ばれてきて、一種の扇状地のような地形を形成




 ポロレ湖までの荒涼とした谷間の風景とは明らかに異なり、広々とした高原をゆっくりと川がながれています。これがパミール高原なのか、と思ってしまいます




 もう一登りしてカラクリ湖が見え始めました




 カラクリ湖の案内岩




 この山の左後からカラクリ湖まで延々と走ってきたことになります




 カラクリ湖は、高い山々に囲まれているような感じです




 もっと大きな湖かと思っていましたが、日本の中禅寺湖の半分くらいの感じ




 この湖の奥にはキリギス族の村があり、さらにカラコルムハイウェイはクンジュラブ峠へと続いていました




 カラクリ湖の水は澄んでいて、とてもきれい。
 崑崙山脈をバックに記念撮影。
 GWですが、そんなに寒くありません



 ラクダに乗らないか、と進められます




 車は別々でしたが、同行されたお二人もこの風景には感激されたとのこと




 遙か遠くに見える崑崙山脈からは、氷河が流れてきています




 カラクリ湖に到着したときから、何やらバイクが行き来しているな、と思っていたら、キルギス族の村から我々を相手に商売をしようと集まってきているのでした




 こんなものを並べはじめました。石の類いが多い。さっきの緑の石もあり、ここの石には色の塗りむらがあったのです。
 右の方に、青いラピスラズリのブレスレットがありますが、色が濁っていてウルムチのバザールの方がだんぜん美しい色合いでした。これだったら楽天市場で買う方が良いようにも思えます。値段はなかなか値下げには応じず三千円くらいと言います。どれも怪しい感じで、観光客価格なのでしょう




 カシュガルからはるばると時間を掛けてやって来ましたが、30分も滞在することが出来ずにカラクリ湖を後にします




 元来た道を帰ります。一番奥に見える薄い山並みがポロレ湖辺り



 システムの都合上、一部続きが別のページになります。











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