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カシュガルからは、天山山脈を越えてウルムチへと向かいます
短いようで長かった新疆ウイグル自治区の旅、日本へ帰ると思うとホッとしました。カシュガルで飛行機に乗り込んでしまえば、もう現地警察に拘束されて日本へ帰れなくなるという不安が払拭され、安堵の気持ちです。
カシュガル空港はなかなかザッとしていたし、混雑していてお土産など買う時間も場所も見当たらなくて、ちょっと残念。もっと早めからお土産は買っておかないといけませんね。 カシュガルからの飛行機は、北京直行ではなくてウルムチ経由でした。 席は同じで替わらなかったけれども、一旦ウルムチ空港で機内から降ろされました。 席は14Lという番号で窓側でしたが、B737のため3人掛けで、隣にはウイグル人の女性が乗り込んできました。この方、飛行機に乗って座席に腰を下ろすと、すぐに靴下を脱ぎはじめます。何だか、嫌な予感がしましたが、次の瞬間から殺される程臭い足の香りが席一体を埋め尽くしました。息が出来なくなるかと思ったくらいです。 飛行中トイレに行くので通して欲しい、と言うと、この方、なんと素足のままで座席の上に立ち上がられたのです。一瞬お国の違いというか民族の違いを感じましたが、耐えられない香りでおかしくなりそうだったのは忘れることができません。きっと普段から靴下をはかない暮らしをされていたのでしょう。もともと遊牧民ですから。 通路側には可愛らしいフランス人のお嬢さんが座っていて、私が窓から外の景色をカメラで撮影していると、何やらウイグル人の婦人越しに”自分のスマホでも外の景色を撮ってくれ!”とTシャツの袖を引っ張りながら頼んでくるのです。もちろん、何枚か撮影してあげましたが、さらに2,3回撮影要望がありました。その写真を見ながら彼女はたいそう喜んでいて、なんとなく微笑ましくも思えたのですが、ウルムチで一旦飛行機から降りて再び同じ席に北京に向けて乗ってきたときには、もうその彼女はいなくて足の臭いが極めて濃厚なウイグル人の婦人だけが隣の席にやってきて、思わず苦笑いでした。 日本で飛行機をネット予約した際には、そのCA1478便は席がガラガラでどの席でも予約できたので、これは楽に乗れると期待していましたが、実際には座席が決まってないだけで、当日は満席で驚きました。 カシュガルを午後4時に出たのに、北京に到着した頃はもう日が変わる頃でした。 ボーディングブリッジの隣には、ウルムチからホータンまで利用した中国南方航空のボーイング737が到着。松山空港へは中国東方航空がやってきていますが、カシュガルやウルムチでは中国南方航空が圧倒的存在です
これからウルムチまで搭乗する、中国国際航空のB737,CA1478便
いよいよ離陸。しかし、視界が非常によくない
砂漠のためか、かなりの砂塵の影響があるみたい
カシュガルは、このとき町全体が砂嵐のようなものに覆われているかのようでした
カシュガルを離れると、すっきりとした風景が広がりました。何しろ、カシュガルはタクラマカン砂漠の端っこに位置するので、ちょっと想像できないような気候でした
カシュガルからウルムチまではタクラマカン砂漠と天山山脈を横断するため、樹木の生えている景色がほとんどみられません
延々と人間の手の届かないような砂漠が続きます。砂漠と行っても、平坦な砂の連続ではなくて、山々に何も生えなていなくて地肌がむき出しになって、さらに浸食されているようなところです
砂漠といえど、山の山頂付近には雪が残っています。
今回の旅では、やや寒いかと思って結構長袖の服を持って行きましたが、大概はこのGWの時期、半袖のTシャツの方が必要でした。ただ、カラクリ湖だけは涼しいくらい ウルムチに近づくと、この高嶺が見えてきます。天山山脈の一部かと思われます。また、北京に行くときも目にします
やっと大地に緑の部分が見え始めたと思ったら、ウルムチ近郊でした
手前に、桃が割れたような建物が見られました。色々な建物や町が次々に眼下に現れます
砂漠の中にも、ダムのようなところがあります。水のあるところに町と人々の暮らしがありました
山に向かって異様な道が真っ直ぐに伸びています
拡大すると、お釈迦様の大仏像と想像しましたが、ここはイスラム教なのでそれに関係した像である可能性もあります
ウルムチの町の上空を飛んで、空港へ侵入。この砂漠の真ん中に、こんなにも大都市があるなんて、やってくるまでわかりません
カシュガルと比べると、ウルムチの方が都市機能の整備がかなり進んでいます
ウルムチ空港にランディング
4日前に、ここからホータンへ中国南方航空で飛び立ちました
このウルムチ空港ターミナルは大阪空港くらいの規模はあります。一方、カシュガルは松山空港くらいかな
目的地は北京ですが、一旦ここで乗客は全員降ろされて、新たなお客と共に搭乗し直しです
ウルムチ空港の出発ロビーで次の北京行きの出発時刻を待っています
北京までの便もウルムチまでと同じCA1478便のままで、当然ですが機材も同じ。自分の席も14Lのままでした。
中国国際航空はスターアライアンスなので優先搭乗できました
この中国国際航空のB737は、翼端が上にも曲がり下にも折れていて、A320のようでもあり、これまでに見たことが無いタイプ。新型かも
搭乗チケットはちょっと古いタイプ。一杯いろいろなスタンプが押されました
やっとウルムチを出発。アウェイなので春秋航空などブイブイ言わせて闊歩してました
さらば、ウルムチ!もう訪れることは無いような気がする
新疆ウイグル自治区の首府ウルムチを離れるに当たって、ウイグル族をはじめとする少数民族がこの広い砂漠で大きな問題を抱えて暮らしているのだということを再認識しました。独立したいという思いも強く、歴史的にも東トルキスタンから新疆ウイグル自治区へと中国に取り込まれたことがこの地域にとって仕合わせだったのか、答えはわかりません
発展するウルムチの町は、そもそもウイグル人のものだったのに近年漢民族が2割くらいの比率になるくらい、増加してきているらしい。政府はこの地域の少数民族が持つ資源や土地を漢民族の物にしたい、という方針らしく、それについての反発がかなりある、ような気がしました。としか、言いようがない
砂漠の中には、人の暮らしがあるところの近くに水源が整備されています
飛行機が雲の上にでると、ブロッケン現象が見られます
先程、ウルムチ空港に到着前に見られて天山山脈の山々
北京に向かって飛行中ですが、低い山脈はいくつもあって、それぞれにまだ雪を被っていました。砂漠と行っても、山あり谷ありです
タクラマカン砂漠と一言で言っても、広い荒れた土地だったり山だったりオアシスだったり、いろいろな表情があることを今回の旅で知りました
北京の町が近づいてくると、遠くからでも巨大な明かりが見えてきます
低空の水平飛行で、北京の周りを回り込むように飛行しています
ひときは明るいエリアがありますが、それが北京首都空港のようです
道路が街灯の光で網のようにきれいな模様になっています
左上に滑走路の明かりは見えていますが、着陸しません。
この時、北京首都空港上空を飛んでいる飛行機が15機ほどいて、それが順番に降りていくため、ゆっくりとこの辺りを飛行して時間調整している模様 北京首都空港の夜景
北京首都空港を一旦通り過ぎて、向こうから着陸態勢に入ります
どんどん高度を下げてきて、旋回
道路の街灯が光の線のようになっているのを通り越して着陸しました
もう日付が変わる頃、北京首都空港に到着。
これから移動してホテルに行くのは、明日早朝の便で日本へ帰国するのにホテル代がもったいないということもあり、空港内の休息室をウルムチに行くときに予約していました ビジネスホテルよりも質素な作りですが、空港にあると言うことで強気な料金設定。しかし、シャワーを浴びれるし、少しでも余計に眠ることができるので、疲れた体には助かりました
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シルクロード





