|
世界一美しい鉄道橋と言われるランドヴァッサー橋
3日目スイス東部のリゾート地サンモリッツから、レイティッシュ鉄道アルブラ線でスイス最大の州グルビュンデンの州都クールへ行きました。荷物はバスに積み込んで、人間だけ列車で移動という極めて楽ちんな観光山岳鉄道の旅ですが、アルプスの山岳風景の中をぐるぐるとカーブを曲がりながら進む赤い車体に、スイス鉄道の乗り越えてきた困難な技術の壁を教えられるようでした。
途中、世界一美しい鉄道橋と言われるランドヴァッサー橋があり、乗客は列車の右側に座れば良いか左側に座るのがいいか出発まで迷っていましたが、結局列車からよりも下から見上げた方がその美しさを感じるということで、どっちに座っても一緒のような感じでした。 サンモリッツ駅、9時2分発のレイティッシュ鉄道アルブラ線に乗りこみます。
昨日はベルニナ線で南東方向のディアヴォレッツァ駅からサンモリッツまで帰って来たのですが、今日はアルブラ線で北西方向のクールへ向かいます。 このレイティッシュ鉄道アルブラ線も世界遺産になっているだけあって、周辺の山や谷の景色はとても美しいです。
そもそもスイスはアルプスという山岳地域が大きなウエイトを占める地理的条件なので、そのエリアには高速鉄道やハイウェイなどが造れなくて、谷ごとに暮らしや文化があったため、今でもそれらが継承されているわけです。 サメーダン駅。
サンモリッツを出発して、アルブラ線はイン川沿いにオーバー・エンガディンの谷を北東へ進み、この駅を過ぎるとアルブラ峠に向かって西へと方向転換しました。 アルブラ峠の下をアルブラトンネルが通っていて、そこからアルブラ線と呼ばれています
アルブラトンネルを抜けると、さっきのイン川沿いのオーバー・エンガディンの谷と比べるとずっと山の中に入ってきており、高い山々が迫ってきました
アンブラ峠西側のプレーダ駅に停車します
プレーダ駅では、ハイカーが列車から降りていきました。山登りの格好をしています
アルブラ線はアルブラ峠からの谷間を縫うように走っており、カーブの連続
アルブラトンネルを抜けたこの辺りが、一番標高が高いエリアで、もう少し行くとどんどん下り勾配が続くようになります。
この部分は離合区間 海の景色もいいけど、スイスの山の風景も素晴らしい。日本にはないような、アルプスの少女ハイジの舞台のように思える景色が続きます
下りが続くようになると、車窓に鉄道橋が見え始めます。
スイスに行くまではランドヴァッサー橋のことなど、旅行番組で耳にしたことがあるくらいでしたが、ガイドさんが見所はランドヴァッサー橋です、などと何度か言うもので、是非それだけは見ておかねば、という気にさせられて、窓の外を注意深く見ていました しかし、同じようなアーチ型をした鉄道橋はいくつもあり、この谷を右に左にとぐるぐる回って行ったり来しして線路は高度処理をするものだから、ランドヴァッサー橋は次か、また次か、とやきもきさせられます
しかし、列車の窓から見ると、自分自身が鉄道橋を列車で渡っているため、その橋自体ははっきりと見えず、カーブがあれば少しアーチ橋を目にするくらい
さっきはあの上の鉄道橋を通っていたのですが、トンネルで山中で一回りして高度を下げて、ここに出てきた、というところが何カ所かありました
この谷の上の方から千メートル以上くらい、標高を下げるので、スイスの鉄道技術には感心します
さらに谷を下ってきました。あのアーチ橋を左から右へと走って、列車は右の山の中へトンネルで入って行った、ということがここで理解できました。
ざっと見て、50mくらい下に来た感じ しかし、まだランドヴァッサー橋には差し掛かりません
アルブラトンネルからかなり標高を下げてきたので、幅の広い大きな谷に出てきました
この辺りは、谷間谷間に町が形成されているので、言葉でさえたくさんあって、方言も多々あるというのがわかるような気がしました
さらに列車は走り続け、谷間を下って行きます
また、次の町に到着。似たような景色の町が、次々と現れます
どの町にも教会の塔がありました。教会が町の中心、というかくらしの中心にあるということでしょう
列車が町を回り込むので、同じ教会ですが、違って見えます
ベルギューン駅に到着
この地図は、スイスを裏側から見たところで、グラウビュンデン州は左端になっていました
ベルギューンの駅を過ぎると、またまた同じような景色が始まります
山々の木々の緑が濃くなっていくような気はしますが、谷間をまだまだ列車は高度を下げます。
出発したサンモリッツの標高が1775mで、今向かっているクールが585mなので、アンブラ峠から考えると、短距離で標高を下げないといけないわけです フィリズールの町。といっても、どこも同じように見えますが。
この町を過ぎると、待望のランドヴァッサー橋です あれがランドヴァッサー橋???
これがランドヴァッサー橋のようです
振り返って見ると、橋には国旗と州旗?なるものが掛けられていました
さらに、鉄道橋は連続して続きます
確かに、アーチ部分に旗があるのがわかります。しかし、この橋は列車からはその価値がわかりません。
この町で下車して、下から眺めたいくらいです。大分県の院内にも、アーチ橋の石橋はたくさんありますが、あんな感じ。ただ、こっちは高さが高くて、周囲の環境に溶け込んでいるところが違いかな。 というところで、クライマックスは終了です。
有名な橋なのでしょうが、レイティッシュ鉄道アルブラ線からではあまりよく見えないということがわかりました 列車は相変わらず谷間を抜けたり、町に出たりを繰り返して、高度を下げていきます
ティーフェンカステル駅。この駅に着くと、レイティッシュ鉄道アルブラ線の旅は終わりが近くなります
ライン川の支流ですが、クールが近づくにつれて流れも穏やかになりました
レイティッシュ鉄道アルブラ線の山岳部分は終わりました。クールは正面の山の右裾あたり
タミンス駅。アルブラ線の最後の駅となります
タミンス駅まで下ってくると、かなり生活感も漂っています
クール市内に入っていました。
ハイウェイも併走しており、昨日はそこをバスで走ってサンモリッツへ向かいました クールはさすがグラウビュンデンの州都だけあって、商業施設や工場が集積していて、アルブラ峠から続いた山岳風景とは一変しました
クール駅に到着。終着駅
クールまで連れてきてくれたレイティッシュ鉄道の列車。途中の駅と終着駅が表示されます
こちらは高速鉄道のようで、二階建て。自転車なども出てきました
クール駅構内。これから外へ出ます
スイスにはこの赤い列車がよく似合っており、それが素晴らしい天気のためより鮮やかに思えました。景色も素晴らしかった!
バスはサンモリッツからスーツケースを積み込んで、先にクールまで来ていました。ここで、お出迎えです
クールではレイティッシュ鉄道の列車も車道を走っていて、路面電車みたいな列車で少し変な気分
ここから先は、バスでツェルマットを目指します。 ツェルマットはイタリア国境に近いマッターホルンを擁する町で、サンモリッツが東部にあるのにたいして、ツェルマットは南部の真ん中くらいに位置しています。
|
全体表示




