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cubeSP
無指向性スピーカーcubeSP技術情報

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マトリックス方式を用いた残響補強のためのアダプタの回路図を公開します.
このアダプタを使うと追加した差音成分(L-R, R-L)再生用スピーカーのレベルの調整がやりやすくなります.(サブのパワーアンプ側でレベル調整可能です)
ソースによってサブのスピーカーの最適な再生レベルが異なるので、こまかくレベル調整をするのが自然な残響感を得るコツです.

マトリックス・アダプタ回路図
イメージ 1


結線図
イメージ 2

回路は非常に単純で、差音生成用のトランスの前段にOPアンプのバッファを入れただけです.
中点電位の生成にわざわざレールスプリッタ TLE2426 を使っていますが、抵抗分割に変更しても問題ありません. 
出力コネクタが2つありますが、後段のパワーアンプで位相が反転する場合の位相合わせ用です.
入力段のスイッチはアッテネータです. 出力レベルが非常に高いCDプレーヤー等を接続した時に、トランスが飽和するのを防ぐためのものです.(S/N等のカタログ・スペックを稼ぐために、D/Aコンバータの5Vppの信号がそのまま出てくる製品があります)
長時間動作が必要な場合は、電源を9V(006P)から単三電池に変更してください. 使用しているOPアンプ NJM4556 は電源電圧±2Vでも動作するので、単三 x4 でも問題ないはずです.



何度も繰り返ししつこく書きますが、マトリックス方式を用いた残響補強が有効な音楽ソースはかなり限定されます.
いわゆるワンポイント・ステレオ・マイク収録的な録音スタイルで、部屋の残響成分(差音成分)がきちんと録音されたソースでなければ効果がありません. 一般的には、クラシック音楽やジャズのライブ録音の一部が相当します. ポピュラー系の音楽ソースは全滅です.

スピーカー・マトリックス方式の擬似4ch再生において、どのような音楽ソースでも効果が得られるかのようなことを言っているオーディオ・マニアや評論家がいますが、空耳の人なのでしょう.



マトリックス方式を用いた残響補強(その1:基本構成)
マトリックス方式を用いた残響補強(その2:ミキサー回路とCubeSPを用いた改良)
マトリックス方式を用いた残響補強(その3:残響補強の効果)
マトリックス方式を用いた残響補強(その4:ディレイの追加)
マトリックス方式を用いた残響補強(その5:リバーブ回路の追加)
マトリックス方式を用いた残響補強(その6:マトリックス・アダプタ回路)
マトリックス方式を用いた残響補強(その7:スピーカー配置のバリエーション)

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