雲を越えて

情報の濁流から身を守る思考術を模索しています。なるべく基本的な内容から解きほぐスタンスに徹しようと考えています。

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踏み上げさんところのタグも去年の秋はgold、金鉱株のタグは太字かつ大文字だったんですが(笑)、最近は細字の一般字にもどっちゃいましたね。
景況感の回復や各国利上げ観測もあり、通貨の価値は小康状態というところなんでしょうか。

ここで私なりの疑問。

先進国の通貨は一般に安定していている。途上国のようにキャピタルフライト(資本逃避)が起きにくいからだ。政治情勢が不安定だったり、法治主義が徹底されていなかったり、国民の教育レベルがひくかったり。そういう国だと、革命や暴動で一夜にして国の仕組みが変わるかもしれない。そんなやばい国に、資本家はおっかながって投資などしない。何かのきっかけで資本が逃げ出すのは当たり前だ。

国の仕組み(政治≒民主主義、法治主義、金融システム、教育、所得水準)。これらが安定していて、初めて先進国と言えると思う。ゆえに先進国の通貨は一般に強い。有事になればなるほど、安定する。昨今のドルや円をみてもそうですよね。

しかし、途上国や新興国はキャピタルフライトを除けば、その国のマネーサプライは経済成長という追い風に従って膨らんでいく過程にある。少しずつ、経済成長と民主主義の確立により通貨は強くなっていく。それは正のトレンドといえるだろう。マネーサプライの増加が国の経済発展に結びつき、実態を伴っているのだ。中国やインドはそういう感覚ですよね。

反面、先進国はどうであろう?

日銀が量的緩和をして、当座預金残高に資金を積んでも積んでもなかなか緩和効果はあらわれず、景気はよくならない。米国でも超低金利を維持しても、なかなか金融機関の貸出は増えない。信用乗数も上がってこない。

おまえ何が言いたいのか?

先進国ではマネーサプライ(正確にはベースマネー)の増大が経済成長に結びついていないということ。ベースマネーの増大が、実態を伴っておらず、独り歩きを始めているということ。それがいいたい。

先進国は緩和効果を導くために、景気回復を至上命題にして、さまざまな金融政策をとる。
以前はゼロ金利にして、日銀の当座預金残高に資金を上積みし、量の面から緩和を促した(量的緩和)。
最近のものは、それでは効果があまりないから、当座預金残高に目標など設定せず、短期債の金利をオペレーションで直接買いを入れて金利の低下を促す。オペの対象が3か月物からが6カ月物に拡大とかなんとか(広い意味での量的緩和)。
どちらにしよ、ベースマネーを増やして操作しようとしているのは同じ。

今回も緩和効果で確かに、為替牽制にも成功したし、実際、株価も上がってますから、いいことだと思うんですけどね。でも、ベースマネーの増大は表面上直ちに現れないとしても、通貨の減価を確実もたらしています。

円やドルは今は最強通貨かもしれませんが、経済成長とBS拡大との乖離が続けば、いずれはその矛盾に突き当たることになると思います。
そして、その矛盾を猛烈なドル安や円安で国民全体が返すことになると思います。

先進国でマネーサプライは「景気回復の手段」であり、人口技術によってこねくり回されたもの。

新興国のマネーサプライは「経済成長の証」であり、実体経済に連動するもの。

いつになるかはわかないけど、たぶん、間違っていない方向性です。(昔はなぜ、goldや資源を推奨する方がここまで、新興国にポジティブか理解できませんでした 笑)。

投資は自己責任で。

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勉強になりました。

2010/3/18(木) 午後 8:54 [ ]

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まあ、人口技術で緩和して、ようやく先進国の過剰な通貨高を抑えているだけだと突っ込まれればそれまでなんですけどね(笑)。でも、BS拡大と実体経済の乖離に突っ込みを入れてみたくて書いてみました。

2010/3/19(金) 午後 0:42 [ cumo_66 ]


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