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私が所属する中学校の社会科では、毎年夏休み中に研修旅行を独自に行っております。 今年は、北関東地域を中心に気にはなっているが、なかなか自分では出掛けないような場所というコンセプトのもとに茨城県(五浦〜塩屋崎〜日立〜東海村〜鹿島〜潮来)に福島県のいわき市と千葉県の佐原を加えて総勢5名、車で回って参りました。 確かに意外と北関東というのは飛ばして東北だ、北陸だ、北海道だ・・・・と目を向けてしまいがちな我々東京住民。私もこの年(?)まで生きてきて、日立を除いて他は初めて訪問する場所ばかりでした。 いろいろ見学したり、地元の方のお話を聞いたりと勉強になったことも多々あったのですが、ちょっと違うレベルで驚いたこと。 勿来の関なんですが・・・箱根の関所跡などとは異なり、地味〜な場所なんですよね。道路沿いの草むらにに関所跡を示す石碑といくつかの歌碑が並んでしたりして・・・。 でも、草むらを踏み分けていったその奥には何と真新しい「勿来関文学歴史館」なる鉄筋の立派な建物が! 中に入るとそこにはここを歌枕として多くの歌人が読んだ歌が装飾的に展示してあったり、ミニ「なんじゃタウン」版の江戸時代の街道・宿場の再現コーナーが。 うーん、こんなお金のかかっている子ども向けのテーマパークのような施設、何のために作ってんのかしら??? さらに別の出口から外に出ると、そこには「寝殿造り」を再現した大規模な鉄筋の建物が建設中!!! どうも、この近辺の小中学生の体験学習用に整備されている施設のようですが、これぁどちらも相当な税金が投入されてまっせ〜。 まぁ、こうした施設はすべて無駄とまでは言いませんが、そこまで必要なものとも思えないんですよね・・・。結局「作り物」でしかないし・・・。 こうした施設の職員って、結局地元の公務員や教員の退職者なんかを嘱託扱いでいわば再雇用してたりして・・・・とか勘ぐっちゃって、見学してて素直に「ほぉ〜」なんて思えないのでした。 歴史的な建造物という意味では、冒頭の写真のいわき市にある白水(しらみず)阿弥陀堂が予想以上に素晴らしい風情でしたね。萩の花もひっそりと咲いているかと思えば、池には蓮の花が華麗に咲き誇り、池には鷺に鯉に亀・・・。国宝の阿弥陀堂の背景には深い緑の木立が広がっていて。 やはり長い歴史の時間に耐えてきた本物の存在感には心を打たれます。 お役人の発想で外見だけ整えた箱ものには不純なまがい物感を覚えてしまいます。
どうせ税金をつぎ込むなら、本物の文化財をしっかり保存してもらって、子ども達にも本物に触れさせるようにしたいものだと思いましたね・・・。 |
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