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ワット・ポーのマッサージで極楽浄土気分を味わった後ブラブラ歩いて、チャオプラヤー・エクスプレスのター・ティアン船着場に到着した僕ら。川向こうにはワット・アルンが見える。16時過ぎでも日が暮れる気配のないバンコクの空に、屹立したワット・アルンにはあえて行かず、タークシン橋方面への船に乗る。結構なスピードで近づいてくる船はガツンという感じで着岸し、揺れている船に乗り遅れないよう慌ただしく乗船する。運賃は切符切りのオバちゃんが鉄のハサミをカタカタいわせてやってくるので、料金(料金は失念…)を支払う。
全長10mくらいはありそうなボートは、隅田川の遊覧船とは比べものにはならない、けっこうなスピードで川面を走る。ラーチニー船着場を過ぎ、風を気持ちよく感じていると左手にパーククローン市場が見えてくる。その姿は隅田川と築地市場と同じような感じ。物資を運搬するのに川・船が重要な役割を担うのは、どの国でも同じなんだなと思っていると、目的地のサパーン・プット船着場に着く。一緒に下船した大学生らしいカップルが路上のタバコ売りからタバコを一本だけ買って、二人でその一本を飲む姿を見て、青春してるなぁとオジさん的発想をしてしまう…。
サパーン・プット船着場周辺は夕方から深夜にかけて衣料品や日用雑貨品を販売するテントが軒を連ねることで有名だ。友達からその様子を聞いていた前回の訪タイ時、21時頃に覗きにいったら予想以上に若人が集いかなりの活気があった。今回はまだ時間が早いらしくテント設営がちょこちょこはじまったばかり。
オールドサイアムを目指そうとトリペット通りをいこうとしたが、一本通りを間違えてしまいチャクラペット通りを歩いてしまう。トリペット通りからチャクラペット通りの間にはバンコクのリトルインディアがあるそうなので(北インド系らしい)、そこを見たかったのだが歩き疲れていたのと暑さとで断念し、アクセサリーや文具などの卸問屋が並ぶサンペンレーンに突入する。
この通りが狭いうえに人通りも多く、さらにバイクが突っ込んできたりしてさらに疲れが増してしまい、ヤワラーに辿り着く頃にはヘトヘトに。お腹も空いてきたのだが、食欲がわかず美味しそうなツバメの巣やフカヒレの屋台を横目に見ながら、歩いて辿り着いたのがフアラムポーン駅。日本でいうなら東京or上野みたいなターミナル駅で、大きな荷物をもったタイ人やバックパッカーが行き交っている。
以前、このフアラムポーン駅から夜行寝台列車でチェンマイ駅に向かった時、電車を待っていたら、いきなり音楽が流れ出し座っている人が立ち上がってその歌を姿勢良く聴くのに出くわした。一緒に寝台に乗ったタイ人の知り合いに聞いたら「8時と18時に国歌が流れ、その間は起立して聴かないといけないの」と答えてくれた。ガイドブックにも載っていたが、読んでなかった僕にはちょっとした驚きだった。
今回は18時ちょい過ぎに駅に着いたので、一足違いでタイ王国国歌が聴けず残念だったけど、渇いた喉を癒すために2階のブラックキャニオンコーヒーで休憩。前回も列車に乗る前にここでコーヒーを飲んで、端っこにあるネットカフェでメールチェックしたことを思い出す。あれから数年が経って、久し振りのバンコクは以前よりもソフィスティケイトされ、フアラムポーン駅もなんだかこざっぱりしたような感じがするが、それでも当時の思い出が蘇ってきてちょっと感慨にふけってしまう。
そんなセンチメンタルな僕ですが、前回駅の食堂で食べたのがこちらのゲーン・キョワーン(写真右)とガパオ(写真左)の合いがけ。値段は忘れてしまったが、駅の食堂なのでそれほど高くはなかったはず。お皿の左手に汽車のイラストが入ってるのがニクイばかり。
さて、コーヒーを飲んでホッと一息し体力を回復した僕らは、相方の希望でショッピングをすることに。「なぜバンコクでこれを買うの?」と思わせる買い物で、男の僕には分からないのだが、こういう機会がないと行けない場でもあるのでお供することに。
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