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1970年代前半に作られた英国ビスポークのハリス・ツイードスーツです。
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私は「近年のツイードは軽くて柔らかくて軟弱で嘆かわしい」というようなことを何度か言ってみたことがありますが,これを見,このトラウザーズを履いてからは(つまり昨日から)考えが揺らぎ,宗旨替えをしてしまいそうです。

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カーペットのような感触・・を飛び越えて,フロアマットのような感触。そしてトラウザーズには裏地が付いていないという鉄人向けの仕様。

数分試着しただけですが,チクチク痛いです。脱いだ後も何やら痛みを引きずります。リリパットで小人に無数の矢を射掛けられたガリバーさながらです。

ジャケットの立体的なシルエット,特定個人の体型に合わせるための,複雑な曲線はさすが本物のビスポーク,と驚嘆しましたが,さて,これからどうやって付き合っていったものか。

とりあえず,水洗いクリーニングに出すことにしました。その後,トラウザーズの股ずれや穴の補修などについて相談していこうと思います。

私は特にハリス・ツイードのファンではないのですが(どちらかというと敬遠していた),ケンプの混じったこの複雑な織目色目は眺めていると飽きないです。これをどうやって自分のものにしていこうか,なかなか手強い相手になりそうです。

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やはり上下揃いで着用し,フウイヌムに乗ったらサマになるんじゃないだろうか,などと空想したら,スウィフトに怒られてしまうでしょうか。

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    こんばんは。

    いいですね。かなりヘヴィーウエイトですね。フロアマットだと(笑
    裏地がないととそりゃ、痛いですね。

    [ - ]

    2010/1/9(土) 午前 0:48

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    deibuさん,本当に寒い地方だと足を入れたとき裏地が猛烈に冷たいので,チクチクしようが裏地は付けないことが多い,という話をどこかで聞いたような気がします。極寒地に住む予定も望みも持っていない私には,真価は計りかねるものがあります・・。

    カッタウェイ

    2010/1/9(土) 午前 8:04

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    遅れ馳せながら、明けまして御目出度う御座います。
    仕事始めと挨拶回りを乗り越えて、年末に昇天したPCの電源交換をやっと終えて、本日が2010年初ネットです。

    寒い地方だと裏地が冷たくなると言うのは、なるほどですが言われるまで思い当たりませんでした。
    昔の紳士服は貴重な表生地に汚れが染みないよう裏地を足して、裏地だけ交換して長年着続けたという話も聞きましたが、実際の着用面では裏地があると困る場面もあるのですね。

    [ tas**48sy ]

    2010/1/9(土) 午後 4:26

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    PC修理,大変でしたね。裏地の件は,私も「そうだったのか!」と驚きました。表生地を守るために裏地を交換。これも興味深いお話です。デタッチャブル・カラーに通ずるものがありますね。
    昔の服には色々な歴史や工夫が垣間見えて,とても面白いです。ただ,今日を生きる自分がどのように実用着として取り入れるかは,慎重に検討しないと大変なことになりそうです。

    カッタウェイ

    2010/1/9(土) 午後 9:07

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    新年おめでとうございます。
    昔のツィードは今のよりもごわごわ感が強いように推測します。故加藤和彦氏が「2〜3年軒下に吊るしてから着込む」と何かの雑誌で語っていたのを思い出しますが、ウェットクリーニングは業者のリスク回避で元寸法にまできっちり戻してくれそうなので、よく相談されたほうがいいでしょう。でも、家庭で無理にやると、ポールハーデンのようになりそうですね。
    私も今冬ツィードジャケットが欲しくなりましたが、気に入ったのが見つかりませんでした。

    [ SNOBITCH ]

    2010/1/10(日) 午後 0:57

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    SONOBITCHさん,ツイードの軒下吊るし,白洲次郎だけでなくあの故加藤和彦氏まで。加藤氏の軒下吊るしは,白洲次郎の影響なのか,ファラン&ハーヴィーの影響なのか,それとも英国では本当に軒下に吊るしていて,それを伝授されただけなのか・・。
    吊るすのはいいのですが,多種多様な虫が繁殖しそうなのが怖いです。
    ウェットクリーニング,仕立て屋さん経由で,出す前にチェックしてくれるので,信頼して出すことができるのです。ただ,ヴィンテージということになると,どうかなぁ・・。
    来冬は,お気に召すツイードジャケットが見つかるといいですね。

    カッタウェイ

    2010/1/10(日) 午後 10:58

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    カッタウェイ様
    ツイードがチクチク痛いのはある程度仕方のないことかもしれませんね。
    30年前に亡くなった祖父がツイードのオーバーコートを所有していたのですが、触るとチクチクしたのを覚えています。(2〜3年軒下に吊るしたかどうかは定かではありませんが・・・)
    どのテーラーさんに聞いても「最近のツイードはハリとコシがなくなった。」とおっしゃいます。私も同感です。
    カッタウェイ様の再生プロジェクトによってこのツイードがどう甦るか興味津々です。是非、途中経過や結果をアップしてください。

    [ dunsford ]

    2010/1/12(火) 午後 4:35

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    dunsfordさん,ハリやコシのあるツイードの魅力と,現代日本で暮らす自分の日常着としての折り合いをどこにつけるか,なかなか悩ましい(楽しい悩みです)ところです。
    このヴィンテージが一体どうなって戻ってくるか,私も興味津々(半分不安)です。
    「天気にも左右されるが,概ね二週間」と言われているので,月末を目途に結果報告できればと思っております。

    カッタウェイ

    2010/1/12(火) 午後 8:02

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    服に関しては無頓着なので、こと紳士物についてはいつも勉強させていただくことばかりです。形のことは全く無知ですが、素材の英国ウールには、それとわかる独特の風合いがありますよね。
    長紡績技術や織機違いでしょうか。
    ‘産業革命があった国’のなんだなぁ思います。

    冬生

    2010/2/20(土) 午前 10:24

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    冬生さん,この手の生地が絶滅しないように日々アウターヘブリディーズ方面に祈祷している毎日です。そういえばこの服,一月以上経った今でも洗濯が完了していないらしく,戻ってきません。

    カッタウェイ

    2010/2/20(土) 午前 11:52

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