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カラヤンとレスピーギ、、、
http://www.hmv.co.jp/product/detail/932605
意外に、カラヤンの演奏会記録などを覗いてみると、ちょくちょくレスピーギの『ローマの松』をコンサートプログラムに組み込んでるんです。
レスピーギといえば、『ローマ3部作』が有名です。ローマの松/ローマの祭/ローマの噴水が、あり個人的には『ローマの松』が好みです。カラヤンは祭は録音していません。
なぜかといえば、曲としての魅力、オーケストレーションの流麗さに尽きます。
カラヤンのレスピーギは、大変カッコいい。クラシックにカッコいいという表現が適当かどうかは判らないが、カッコいいとしかいえない。
レスピーギは小音量と大音量の差が広く、いわゆるオーディオ的に言うとダイナミックレンジが広い、演奏家は相当神経を使う難曲であることに間違い無い。
カラヤンの卓越したデュナーミクを存分に駆使しており、レスピーギの音響効果の生々しさを紡ぎだした演奏に成功しており、レスピーギの凄さを実感できるディスクなのです。
これを聴かずにしてカラヤンを語るな!と、いっても決して過言ではないです。
やや、話はずれますが、レスピーギを聴くにはやはり音量という課題があります。
『音量』はオーディオファイルの中でも重要視されている要素の一つなのです。
私は『中〜大音量派』です。本物の超大音量派の方は凄いですよ〜。ホントに有り得ない位デカイですからね(笑)一聴の聴く価値有りか?無しか?私にはわかりませんが、上には上が居るなぁ〜と感じました。
別にそこは上に行かなくていいんですけど(笑)私の感覚で言う大音量、、、
オーディオでフル編成のオーケストラを聴く場合、生と同等の音量を得るのは側面的にはそんなに難しい行為ではなく、むしろある意味簡単です(出せる環境であればの話ですが)。
ですが、フル編成のオーケストラが繰り出す【フォルテッシモ】での音圧は、どう足掻いても残念ながら太刀打ちできないのが現実です。
年頃のせいか?私は比較的、部屋の容積に対してやや大きめの音量で聴いています。
オーディで聴くオーケストラに例えると、やはり大きめの音量で聴くと、オーディオなりのフォルテッシモの【迫力】と音楽が持つ本質的な【緊迫感】、、、迫力は音楽を生き生きとし、緊迫感は音楽に集中力をみなぎらせる大変大切な要素、更に、緊迫感の種類にも、善の緊迫感/悪の緊迫感があり、善の緊迫感は無くてはならない大切な存在、緊迫感は集中力に直結したものだと思うし、それに欠けた音楽(音と音楽も直結)は3流なのです。
音量を大きめにして聴くという行為は、一見、ただスカッとしたいからでしょ?と思われがちですが、確かにそれもあります(でもそれも立派な理由であり、オーディオの醍醐味でもあります)、ですが、それもこれも音楽の魅力を引き出したいがためのなのです。
生のフォルテッシモも再現をしたい、小音量での美しさも再現したい。音量に関してだけは、やはり生を聴くと参考になります。音量だけですが…
ですが、フォルテッシモの再現は限りなく難しい、でも近づける努力をしないとオーケストラの再生に関しては駄目だと思うのです。もちろん、音量を上げたが為に、鑑賞に堪えない聴き苦しい嫌な音を発したり、嫌な緊張感を与えるような音を出すシステムは論外です。
話を戻し、カラヤンの『ローマの松』はダイナミックレンジが広く、カラヤン/ベルリンフィルならではの微かな最弱な音量での響きや、フォルテッシモ。他の演奏家に比べ、より、演奏のダイナミックさも勝り、響きの美しさも最高です。
録音も、柔らかく、ギュンター・ヘルマンスもフィルハーモニーザールに響き渡る音を取りこぼす事無く収めた優秀な録音です。カラヤン/グラモフォンの中でも上位にランクする出来栄えです。
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