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神々の黄昏は正直避けていました。 神々の黄昏は、その大編成のオーケストラ、合唱、それに重々しいストーリーと音楽、 後、指輪4部作の中では当時のデッカの技術をもってしても若干録音に難があった気が。 それから数年、ニーベルングの指輪をエソテリックが全曲盤として発売したのは2009年末。 今回エソテリックがリマスタリングした神々の黄昏を真剣かつ冷静に聴き終え、 神々の黄昏がこんなに衝撃的な楽劇だとは思いもしませんでした。 私もワーグナーは好きですが、神々の黄昏の、現実離れした音楽はこの世のものとは思えない。 音楽が天井高く突き抜ける様な雄大さがあると思えば、地の底深く根ざした分厚い音楽が出現。 これほど両極端を自由に行き来できるワーグナーは一体何者?? 録音も、特に声楽陣が若干ヒステリック気味になるのが気になっていたのですが、 エソテリック盤は力強く、腰が据わり、改めて当時のワーグナー歌手の存在感を思い知りました。 オーケストラは、弦楽は張りと量感に溢れ、木管はより瑞々しく、金管はより壮大に輝かしく、 当時のデッカスタッフは神々の黄昏を録りきれていたんだなと、感慨深い。 神々の黄昏は4部作の中で、再生の難易度は1番高いし、これに異論は無いはず。 オーディオを始めて11年目に突入してますが、再生Best3に入る芸術でした。
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