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ちょうど2か月前の9月7日の午後3時10分に,私の一生に一度の相棒,プレーリードックの羊(♂)が天国へ旅立ちました。 オダントマ(歯牙腫)という,プレにとっては最も恐ろしい不治の病にかかって,2年半の闘病の後,7歳半でこの世を去りました。 羊が大きめのベビーの頃から,独身の私と共に暮らしていました。 起るときも寝るときもいつも一緒だったので,新婚夫婦のように仲良くしていました。 (私と一緒にソファでテレビを見ている,まったりな羊です↓) 甘えん坊で私と少しも離れたくない羊は,トイレやお風呂の時もついてきて,戸の前でちょこんと座って,私が出てくるのを待っていました。 何度も丸洗いされ,お風呂がトラウマの羊は,私が戸を開けて「ようちゃんも入る〜?」って訊くと,一目散に逃げてしまいます。でも少しするとまた戸のガラス越しにシルエットが見えてきます。逃げる様が面白いのでからかって声をかけたりもするけど,大抵は見えていても気付かないふりしてあげました。 車で買い物に出かけるときも,うちの車の音が聞こえると駐車場に面した奥の部屋の窓辺のさんによじ登ってお迎えしてくれて,駐車場からはいつも磨りガラス越しに羊がこっちを見ている姿が見えました。外から名前を呼ぶとキョロキョロしてて可愛かったな…。 部屋が3階だったので,階段を上がる足音がすると今度は,奥の部屋から玄関まで走って移動し,正面で待っていてくれます。玄関を開け「ただいま!ようちゃん!」と言うと,「ぅうぎゅ〜〜〜!(←ちょっと声が野太いの)」って声と共にひと伸びし,扉のところまですっ飛んできて,こぼれんばかりの嬉しさを全身でアピールしてジタバタし「おかえりなさい」してくれました。 玄関にお客さんが来たときは,気になってちょろちょろ様子を見に来ます。 羊は特に動物好きの若い女性がお好みだったらしく,その時に限っては,しっかり玄関まで出向き,可愛いでしょアピールして,スリスリ寄って,結局お膝に乗って撫で撫でしてもらう,ちゃっかり屋さんの面もありました。 私の声色でわかるのかもしれないですが,不思議と私が嫌いな近所の人や勧誘が来たときは,一歩も玄関の方に近づきませんでした。 彼の言いたいことは表情や目を見れば何でもわかったし,彼も私をわかろうといつも必死で,気持ちまで読んで察っするように接してくれました。彼の私に対する愛情はいつだってたくさん伝わってきました。 しかも言葉のわかる子だったので,トイレの場所,寝ることころ,囓ってはいけないところ,入ってはいけないところは一度言えば理解してくれたし,謙虚でひたむきに私のご機嫌をいつもうかがっていたようでした。 多頭飼いになってからは,桃白(♀)の「イタズラをやめさせて来て!」というと,嘘みたいにちょこちょこっと桃白のそばに行って耳打ちするような仕草(挨拶の時の仕草)をし,彼女はピタッとイタズラをやめました。そんなことが日常茶飯事,何度もありました。 新しく里子にハナ(♀)が迎え入れられた時も,「羊ちゃん,ハナに寝る場所教えてあげてくれる?」って言うと,ちゃんとハナのところに行って一緒に寝床のケージに入り何か話しているようでした。「ご飯はここで,トイレはここね!」なんて言っていたのかな。 他にも,「ちょっと来て!」って言えばすぐに来てくれたし,「一緒に寝よっか?」って言えばすくっと立ち上がって先に寝床に行ってお布団の上で嬉しそうに待っていました。 彼のお話をするとキリがなくなってしまいますね…。 私は彼に出会うまで,「動物好き」を履き違えていたところがありました。 それは例えば,犬を飼うとして,その犬が年取って死んでしまったら,「また新しく犬を飼おう」と言える人間だったんです。 命の大切さを頭ではわかっていたけど,実際は命にスペアがないことを深く理解できていなかったんです。 動物好きが聞いて呆れますね,まったく酷い話です。 そんな非情な私だったけれど,彼に会えてたくさん愛してもらって,ようやく,そのことに気付けました。 ひとつの命がどれだけ重みがあるのか心底わかり,「命を飼うなんて人間のエゴだ!もうペットショップで命を買うことは絶対やめよう。そして,今後は彼1人だけを私の命を削って死ぬまで可愛がって,死んでしまったときはいっぱいいっぱい悲しんであげよう」って心に誓いました。 そんな彼が居なくなってしまって,それが現実として余計に身に染みることになりました。 今だって,本当に彼にまた会いたくて会いたくて壊れてしまいそうです。 今まで強烈なまでの陰湿ないじめや,自分を傷つけるほどの失恋経験で,本当に辛くて死のうとしたことがあったけれど,そんなことがバカげててちっぽけにしか見えないほどで,比較にならないほどの辛さを,彼が居なくなってみて初めて体験しました。 胸にぽっかり穴が空くという表現があるけれど,私の場合は,この2か月は胸がズンと重いままで息苦しいです。時間というのは思っていた以上にまだまだ解決してくれず,これからどれくらいしたら辛くなくなるのか,途方に暮れます。 でも,私には私の中で羊が生きていたしるしがあります。 それは6年前に羊に噛まれて,7針縫った傷跡です。 この傷跡を見て羊を思い出し,羊を感じています。 一緒に暮らす動物(ペット)は,特別な幸せをくれるけど,死んでしまった後も特別な悲しみを残していきます。
そんな悲しみなんて味わわないで生きていった方がハッキリ言って楽だと思います。 でも,やっぱり私は,悲しさまで全部ひっくるめても動物たちと共に暮らしたいと思うし,暮らせて幸せだったと実感しています。 彼らは小さい命だけれど,大事なことをたくさん教えてくれるから,それに感謝して,これからも幸せに暮らしていけたらと思っています。 |
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同感です。本当にこんなに辛くて悲しい思いをしたくないと思ってしまいますが、でもやはり私も悲しみも全て受け止めてこれからも一緒に楽しく過ごして行く事を選びます。(周りからはもう止めなさい!と怒られますが・・・。)彼らは本当に純粋で人間にはない素晴らしさを沢山持っています。彼らから与えられるものはとても多く素晴らしいです。本当に感謝を忘れず、これからも幸せに過ごしていきたいと思います!
2005/11/7(月) 午後 4:56
動物と暮らす事の難しさと、それ以上に与えてくれるあらゆる事は何にも代え難い宝物ですよね!いつも呑気な我が子といると忘れてしまいがちな気持ちをこうして気付かせてもらえるって事、本当にブログ始めてヨカッタって思います。ありがとう!
2005/11/7(月) 午後 6:08
今のmegさんにはとても辛い話聞かせちゃったよね…。でも,一番伝えたかったことが伝わってくれて嬉しいよ! 過去(うしろ)は振り返らないってよく言うけど,過去から目を背けずに凝視したまま,それでも前進して行こうね!
2005/11/7(月) 午後 6:30
おまるさん,こちらこそいつもありがとう。私もブログをやっていろんな人たちと出会えて,いろんな考えややりかたがあるんだということを知れて本当に良かったと思ってます。みんないい人ばかりだ…
2005/11/7(月) 午後 10:36
胸がいっぱいです。自分の時の事も思い出して…。ちょっと泣いてきますわ(^^;
2005/11/8(火) 午前 0:24
羊君の事、ブログの日も浅く良く知りませんでした。我が家より一ヶ月早かったんですね。可愛い子から去って行くのは何故?と言ってもどの子も一番なんですが、去られて始めて存在の大きさにうち拉がれて終います。飼っている数の分だけいずれは訪れる別れ!覚悟はしているけれどやっぱり傍に居て欲しい…矛盾しているけど心の寂しさや隙間を埋めてくれる存在ですよね。お互い精一杯後悔のないよう付き合って行きましょうね♪
2005/11/8(火) 午前 2:44
hirocoさんにもそんな悲しい別れがあったのですね…(涙)一緒に過ごす楽しい時間って普段当たり前のように過ぎて、いつでもこの仔達は私のそばに居るって思ってしまいがちだけれど、いつか必ず別れはやってくる…その形はそれぞれ違えど、その日が来た時にこの仔たちに自分は精一杯の愛情を注いであげられた!っていう気持ちで迎えられるように私もしたいです。
2005/11/8(火) 午前 7:31 [ pag*t*i_lov* ]
羊君が亡くなってからもう2ヶ月も経つんですね。。なんかほんの最近のような気がしてました。それにしても羊君かわいい〜♪hirokoさんにそんなに甘えてただなんて。。いつか必ず来るお別れを覚悟はしているけど でもほんと味わいたくない悲しみですよね。しょうがない事と頭で分かっていても 実際私もこの子達がいなくなったら・・と考えると怖いです。 でもそれ以上に動物達はいろんな思い出と愛情を与えてくれるから 彼らの短い人生といっしょに楽しく過ごせたらな。。と思ってます。
2005/11/8(火) 午前 8:20
hirocoさんもmegさんも本当に前向きで・・・そんな健気な姿を拝見していると余計に辛いです・・・。こうしてがんばっているお二人を目の当たりにして、本当にたくさんの事を教えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。生きていることは当たり前じゃないんですよね・・・。今日生きていることにも感謝しなくては・・・。hirocoさん頑張りましょう!!
2005/11/8(火) 午前 9:15
羊くんはお利口だったんですねー。きっと天国で、殿君と仲良くやってますよ。先に行ったウチのラサも仲間にして下さいね。
2005/11/8(火) 午前 11:01
にゃもさん,思い出させちゃってごめんなさい。。。どんよりした話ばかりで申し訳ないとは思いつつも,やっぱり月命日くらいは,いっぱい思い出して,いっぱい悲しもうって思うから。。。巻き込んでしまってホントすみません。
2005/11/8(火) 午前 11:36
PINKYさん,わかりますよ。私も羊がオダントマって知ったとき「なんでこの子が?」って神様を恨みましたもん。神様もとんだとばっちりですね…。 飼っている数の分だけの悲しみに果たして耐えきれるのか不安ですね…。悲しみってそれぞれ違うから慣れる事は無いですもんね?!その度に強くなるどころか,命の大切さを知って更に弱くなっている気がします…。
2005/11/8(火) 午前 11:41
ちょびさん,そうなんですよね?!幸せって慣れてしまうもので,いつからかなれ合いになってしまって,感謝の気持ちも忘れちゃって…。で,あとで後悔するんだから,まったく厄介です。せっかく彼らが小さな命を張って,そんな大事なこと教えてくれてるんだから,1日1日忘れないで大事に過ごしていきたいですよね(^-^)
2005/11/8(火) 午前 11:46
yumiさん,羊は発情期は長かったものの,その分普段はベッタリストーカーくんでした。キッチンでご飯作っているときも,私の足の裏にひっくり返ってしがみつき毎日くすぐられてました(>y<)危うく包丁を落としそうになったことも…(汗)。私のことメスプレと思ってたのかもです。 この子たちがいつかいなくなってしまうことは恐ろしすぎるけど,だからこそ限りある時間を丁寧に過ごしていきたいですよね。
2005/11/8(火) 午前 11:55
のりまきさん,こちらこそありがとう。教えていただいているのは私も同じですよ!いろいろ考えさせられ,いろいろ成長させていただいています。まだまだ未熟ですが…。こうやって励ましていただいて,がんばらなくちゃって気持ちもしっかり持てるようになって,本当に感謝しっぱなしですよ…
2005/11/8(火) 午後 0:01
ゆうはパピさん,羊と殿くん絶対仲良くしていると思います。先輩のサラちゃんは「親ビン」としてふたりを従えているかもですね♪羊は結構なM君だったので,もしそうなら喜んでるに違いないです。楽しそう(^-^)
2005/11/8(火) 午後 0:05
ごめんなさいっ!いらんコメント入れてしまいましたね。私もhirocoさんと同じようなことを考えていたので、ついつい思い出して胸がいっぱいになってました。巻き込まれたなんてとんでもないです!hirocoさんの思いを知る事が出来て嬉しいですよ。
2005/11/9(水) 午前 2:58