緩速ろ過から生物浄化法ーおいしい水を求めて

現場から学んだ知恵と技術 生物屋 中本信忠の奮闘。目からウロコの話

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自分らのための技術:緩速ろ過へ注目(毎日新聞:2010.8.26・朝日新聞:2010.9.3.)両誌とも首都圏版なのが残念。

急速ろ過と緩速ろ過のイメージ図を、中本なりに修正してみた。河川水を取水するなら貯水池(沈殿池)は、どの処理でも必要。濁りが少なくするなら、緩速ろ過は、ろ過池だけで十分。でも急速ろ過は、凝集薬品沈殿ろ過で、大きな面積は、薬品処理、汚泥という廃棄物もできる。緩速ろ過池で生物群集が活躍している砂層の厚みは、1から2cm程度。この生物が活躍している砂層を通過する時間は、数分です。だから、瞬間浄化法とも言える。

図の中の排水地とあるが、配水池の間違い、表の中の長崎県は、山の田浄水場の間違いで、修正記事が9月10に出ていた。

6週間続いた沖縄でのJICA研修の最後(2010.9.1)にソロモン諸島から参加したマリスタさんが研修生を代表して感謝の挨拶をした。その抜粋で、緩速ろ過の部分についてのみ知らせたい。
It is also worth appreciating the Ecological Purification System as taught by you, Dr. Nakamoto; a simple, natural and yet an effective water purification technology, we can all agree to as the most relevant technology for the Islands. It is cheap to construct, operate and maintain which makes it even more attractive. We are grateful to your pioneering research on this technology and for generously impart this to us, so that the people of the pacific may in the very near future will have access to the high quality and delicious taste that this technology provides. 中本博士により教えてもらった生物群集による浄化方法(緩速ろ過)には大変に感謝しています。それは、簡単で、自然で、でも、水の浄化方法として効果的です。私たち全員、島国に最も適した技術として重要だと確信します。建設費、操作、維持に関する経費が安く、最も魅力的です。私たちにとって大変に重要な博士のパイオニアー的研究成果を惜しみなく私たちに伝えてくれ大変に感謝します。大洋州の人々は、近い将来、この技術で、良質でおいしい水を得ることができるでしょう。

8月30日、帰国して研修をどのように反映するかの発表があった。何人かが、帰国し、自分で、簡単なモデルをつくり、皆に浄化の仕組みを解説したい。また、学校などでも、生物群集による浄化の仕組みを説明したいと発表してくれた。

今回の研修で学んだ技術を自分らの国に持って帰れると喜んだ様子をYouTubeに投稿した。
http://www.youtube.com/user/cwscnkmt#p/a/u/1/H6TYxNTMScs

ある大企業の中央研究所の研究員から、「私たちは、企業利益を追求します」でも「貴方は、国立大学の教授です。国民の税金を使って研究してきた。その成果を国民に還元する義務がある」と言われ、そうだと思いました。

「生でおいしい水道水(築地書館、2002年)」のp154に書いたように、
「大変なご苦労と必要のない心労を・・・・世の中をよい方向へ導くのは、苦労の連続だと思います。悪い方向には簡単に進むのに・・・。まるで十字架を背負うように・・・。先生のなさろうとしたことは、少しずつ浸透していると思います。時間がかかっても本当のものが必ず勝つと信じています。
また、先生は、日本のガリレオですね。巨人に挑むドンキホーテみたい。まるで神様みたい。・・・

本当に、孤軍奮闘しています。

日本発の新しい考えの新しい技術なのです。日本の考え技術が、廉価で、安全な水を得ることができます。世界の人々を救う技術と思っています。

2010年10月4日と5日に高崎市でセミを開催する。是非参加し、本物に触れてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/cwscnkmt/32968530.html

声を広げたい。

朝日放送(ABC-TV: 大阪)開局50年特別番組で緩速ろ過を解説 2010.4.25
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何にもいないような、池の底で、微生物や微小動物が活躍して、水を浄化しているのに感動してくれた。
しかも、砂の層を、たった一度だけ通過する。生物群集が活躍している厚みは、ほんの少し。生物の力は、凄いと実感してくれた。
全国放送だったら、良かったのにと思った。
学ぼう習おう 朝日新聞(長野版)第1回 2006.10.18.
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少し古い情報だが、朝日新聞長野県版には、「学ぼう習おう」というコラムがある。その第1回目に私を取り上げてくれた。
JanJanニュース 残念だが閉鎖、そこで、転載
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地球温暖化対策 「緩速ろ過」を再認識しよう
中本信忠2005/03/02
自然の浄化力を真似たのが「緩速ろ過処理」です。戦前は主流でした。省エネで効率が良い処理が普及しないのは、企業利益に結びつかないからです。
スーパーで売られている「おいしい水」は山の水を詰めたもの。自然の浄化力でできた「山の清水」です。それを真似たのが生物処理の「緩速ろ過処理」です。戦前は主流でした。水道水に塩素を入れないでも安全でおいしい飲み水ができるのは100年前に証明されています。
日本で一番大きな緩速ろ過による浄水場は、東京都水道局の境浄水場です。80年以上も現役でおいしい水をつくり続けています。約150万人分の水道需要を賄えます。
しかし、現実は50%以下、おそらく20%程度の稼働率です。それは、薬品や機械を多用する高度浄水処理といわれる浄水場が稼働しているからです。莫大なエネルギーを使います。自動化されており80%程度が稼働していると効率が良いということ。しかし、水道料金が高くなり、節水するので、水道需要が伸びない。そこで、省エネでおいしい水をつくることができる緩速ろ過処理を動かさないようにしています。本末転倒です。
こんな良い処理が普及しないのは、企業利益に結びつかないからです。薬を使わず、産業廃棄物もほとんどでない。エネルギーも使わない。一度建設すると施設は100年たってもそのまま使える。これでは、企業は勧めません。
急速ろ過や高度処理の浄水場パンフは出入りの業者がつくります。転勤族の行政マンは、高度処理施設を完全に理解してパンフをつくれません。知らずと企業の宣伝を水道局職員がしているのです。
急速ろ過や高度処理の浄水場パンフは出入りの業者がつくります。転勤族の行政マンは、高度処理施設を完全に理解してパンフをつくれません。知らずと企業の宣伝を水道局職員がしているのです。
そういえば、神奈川県企業局の寒川浄水場に太陽光発電を導入したという話がありました。発電量は年間約8万KWhとあります。でもこの浄水場では電力消費(年約5億7000万円)のうち、0.14%(年約80万円)しか賄えない。
緩速ろ過処理なら、ほとんど電気代はかかりません。それこそ、地球温暖化対策のためにエネルギーのかからない技術を採用しないといけない。
市販の水関係の本を見ると、広大な面積が必要で自動化できないと書かれている。浄水量当たりの施設総面積は急速ろ過と緩速ろ過とは余り変わりがない。自動化する必要がないほど単純です。
薬品処理の急速ろ過処理は完全な欠陥処理でした。臭いを除けない。発ガン物質をつくる。集団下痢を起こす事故がある。産業廃棄物処理も大変です。
自然の仕組みの活用は、省エネで効率が良いです。欧米では、20年ほど前から再認識されだしました。京都議定書発効です。真に「省エネとは何かを考える」必要があると思います。
私のHP(信州大学の研究室のHP:定年退職時に閉鎖)を見て下さい。より詳しくは、「生でおしい水道水」(築地書館)に解説しました。目から鱗だと思います。
追記:投稿したのは、信州大学に勤務していた時。その内容は、NPO地域水道支援センター( http://cwsc.or.jp )に引き継がれている。

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