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                           《写真は福島民友2009/11/26付》
      
       家は“買い物”ではなく“造る物”だー
 
 華々しいマンション販売で全国展開した穴吹工務店が先日、会社更生法申請したことは新聞紙上を賑わした。その一方で、年末年始を新しい家で迎えようと胸躍らせていた人達にとっては、まさに“青天の霹靂”となり、天国から地獄に突き落とされた。新聞では、「手付け金さえ戻らないだろう」ということだ。穴吹工務店が本当に危ない!という噂はネット内ではすでに昨年末から今年のはじめごろに多く書き込まれ、購入予定者や購入者間では、情報の共有が始まっていた。会社更生法申請後は、契約者から「解約したいが前金支払いが戻ってくるか」といった相談がネット上に溢れだした。
 
 事実、こうなるとバカを見るのは契約者である。それも派手なテレビコマーシャルや住宅雑誌、チラシといった表向きの“美味しい匂い”だけを嗅いで購入するシステムに乗ってしまった契約者にも責任はある。有名芸能人の“甘い誘い”をまともに受けて契約してしまう。ここがいちばんの間違いの始まりだ。ある保険会社の友人が「家は一生のうち最も高い買い物」とお客様に説明し、失敗のないローンを組む手助けをしていると話していたが、家は“買い物”という発想がそもそも間違っているのではないか」と思うのである。

 ーというのも「家づくり」は、「買う」という行為の前に、土地を選び地層や地質を調べ、土地の大きさを決め、材料、材質を吟味し、建物の構造や設備機器、外装、内装等々を吟味するという特別なものがあるからだ。少なくても、購入者が材料や建築工程や管理を建築業者と共有することが出来る。そういう意味で「家は買い物」ではなく、「共に造る物」であるということができるのだ。「住宅はクレーム産業だ」と位置づけているハウスメーカーや住宅工務店の意識も問題であるが、我々消費者は住宅に関する勉強不足であり“無知識”“無防備”“無関心”だと言える。
 
 勉強のために数年、家づくりをズラしても自らの手で土地を購入して家を造って欲しい。仕上がり具合で建築費を支払っていれば、途中で建築業者が倒産しても自分のモノである。マンションよりは被害はない。何事も契約した後、すべて「任せっ切り」にしないということが家づくりの基本である。家は造る物だという発想で家づくりを勧めていただきたい。そして、資金に余裕のある富裕層はぜひとも地元工務店を使って欲しい。それが地元の工務店を活かし、地元職人の技術を後世に継承できるきっかけにもなるからだ。(2009/12/02修正・加筆) 

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