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    「箱根駅伝」に酔いしれているヒマはない

 新しい年が明けた。正月早々、恒例の「箱根駅伝」が始まり、朝から家族にブーブー言われながらテレビにかじりついた。やはり圧巻は昨年新しい「山の神」として奉られた東洋大の柏原選手の力走に尽きた。往路ゴールの13キロ手前でトップに立ちその健脚には驚かされた。柏原選手のトップ逆転で復路も危なげなくゴールして2年連続で総合優勝を飾った。
 2年前の今井選手(順天堂大)の活躍も未だ記憶に新しいが、福島県勢の大活躍で県内の「箱根駅伝」人気も沸騰点に達し、視聴率も県内では何と50%を超えたというのだからこれも驚きだ。

 こうした明るい話題なら“新年早々持って来い”であるが、年末当たりから、鳩山政権が危うくなってきた。首相としてのリーダーシップの無さ、小沢幹事長の独裁的一人歩きなどが目立ち、内外に火種となってきた。初めて政権政党を担当する民主党だから少しは点数を甘くしてもイイとは思うが、それにしてもピリッとしない総理大臣である。“一国一城の主”はボンボンでは勤まらないか。それにしても陰で“ザッコ議員”を操る大物の存在が目立つばかりである。

 この鳩山政権下で、さらに厳しい現実が突きつけられたのは建設業界である。鳩山政権が掲げる「コンクリートから人へ」はハードからソフトへと言うことだ。ハードとは公共事業でありソフトは人に対する社会保障である。その公共事業が来年度は18・3%減となる。前年度当初予算に比べると実に約1兆3千億円が減額する。これは昭和53年当時の規模まで逆戻りする形だ。国内の大型事業が減るのは良いが、身近な道路や橋梁などが手付かずのままなら困る。

 幸いなことに福島県の佐藤雄平知事は4日の年頭会見で、公共事業だけでも約40億円規模の補正を提出すると明言した。それも住民の身近な歩道整備や側溝整備といったきめ細かな県民目線の政策を打ち出した。さらに入札制度等監視委員会で何度も業界から要請されていた「公共事業の落札価格の下限に当たる最低制限価格の引き上げも現実みを帯びてきた。国の新年度予算は厳しくとも県は出来る限り維持するとの考えに業界からは安堵の胸をなでおろす声が聞こえそうである。

それでも、建設業者の抱える問題は深刻だ。国や県の言いなりでは限界が来た。あれやこれやと飴を貰っても、自前では噛み砕けない。早い業種転換や業界からの退場も視野において一年をしっかりと見つめなければなるまい。もう、「みんなで渡れば怖くない」何て言う時代ではない。護送船団もいまや難破船ならぬ漂流船団である。一にも二にも最後の決断は“面舵いっぱい”取ってきた自らの判断しかない。そう考えると正月早々の「箱根駅伝」に酔いしれているヒマはなかったのか。

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